不妊治療は何歳からでも早く始めるほど高い効果が得られるといえます


不妊治療を受けたほうがいいとされる具体的な年齢はありません。
ただ、医学的に女性は45歳くらいまでが妊娠・出産が可能な年齢といわれています。
卵子は女性が胎児のときに体内で200万個ほど作られ、その後には卵子が作り出されることはないです。

卵子の数は女性が年齢を重ねるごとに自然消滅や排卵によって減少し、卵子の老化が生じます。
そのため、不妊治療は早いほど効果が高くなる可能性があるといえるでしょう。

妊娠を望む場合にはなるべく早めに不妊治療を受けましょう

結婚してからずっと子供を望んでいるのに妊娠できないという場合、妊娠しないまま1年が経過したときには不妊の検査を受けたほうがいいといわれています。
避妊をしないで夫婦生活を送っている場合には結婚してから半年で70%、1年で90%の割合で妊娠する可能性があるようです。

年齢によっても妊娠するまでの期間が異なりますが、20代前半では1ヶ月で25%の方が妊娠する可能性があり、30代を過ぎると1ヶ月で妊娠する可能性は10%、さらに年齢が上がると妊娠するまでの期間は数ヶ月以上かかるようになるといわれています。
早く妊娠したいと思っているときには、不妊治療にかかる期間も考えて早めに病院にいった方がいいでしょう。

ただ、仕事をしている女性も多く、出産はもっと年齢が上がって仕事が落ち着いてからにしたいと思う方が増えたり、結婚する年齢も上がってきていたりすることから女性の出産時の年齢が上がっています。

出産が可能な年齢には個人差があるのですが、日本産婦人科学会では35歳以上の出産を高齢出産と定めています。
35歳以上の出産にはさまざまなリスクが発生する可能性があるといわれているため、リスクを避けることを考えると35歳までに不妊治療を受けることが望ましいでしょう。

出産年齢が高くなることで生じるリスクもあります


1993年以前には30歳以上の初出産が高齢出産といわれていましたが、女性の出産時の平均年齢が上がってきているなどさ、まざまな理由から35歳以上での出産が高齢出産といわれるようになりました。

医学的には45歳でも妊娠が可能とされていますが、35歳以上で出産をする場合には受精卵の染色体異常の割合が4割程度から7割へと上がるといわれています。

受精卵の染色体異常は受精卵が着床しない原因になったり、流産やダウン症児発症の原因になったりするといわれるので、年齢的に染色体異常の心配が出る前に妊娠をしたいという場合には35歳までの不妊治療がおすすめです。

不妊治療を受けてもすぐに妊娠するかどうかがわからないため、染色体異常の割合が低いといわれる時期に卵子を凍結しておくとより安心といえます。
20歳から30歳前半頃に卵子を凍結しておくと妊娠を望んだときにその卵子で不妊治療を受けることもできるようになるので、早めに卵子の凍結を考えてみてもいいかもしれません。

不妊症にはさまざまな原因があります

結婚してから1年以上経っても妊娠しない不妊の原因の割合は女性に原因がある場合が41%、男性に原因がある場合が24%、男女両方に原因がある場合が24%、原因不明は11%といわれています。

女性だけでなく男性が原因の不妊の割合も多いので、検査や不妊治療を受けるときには夫婦で受けた方が早めに原因を特定できる可能性が高くなり適した施術を受けることで妊娠しやすくなる場合も少なくありません。

女性の病気が原因の不妊症には、子宮内膜症で卵管が閉塞していたためや子宮筋腫、ポリープなどで受精卵が着床できないためなどがあります。
それ以外にも、ストレスや疲れなどの体調不良のためにホルモンバランスが崩れて排卵障害が起きているという場合に不妊の症状が生じることがあります。

また男性の精子濃度や精子の運動に問題がある場合にも不妊となります。
男女ともに大きな問題が見られなかった場合には、正確に排卵日を予測するタイミング法や、妊娠しやすい身体づくりのためにサプリを出してもらうなど状況に応じた施術を受けていくことで妊娠する可能性が上がるでしょう。

不妊治療は一度で完了できるとは限らず、妊娠したかどうかを確認するまでの時間がかかることにも気をつけましょう。

(まとめ)不妊治療は何歳から始めるべき?

1.不妊治療は何歳からでも早く始めるほど高い効果が得られるといえます

不妊治療を受けた方がいいといわれる具体的な年齢はないといえます。

ただ医学的には45歳くらいまでが出産可能といわれていて、女性の体内にある卵子の老化という問題もあるので早く受けることが望ましいでしょう。

2.妊娠を望む場合にはなるべく早めに不妊治療を受けましょう

現在では妊娠するまでに1年以上の期間がかかっているときには不妊検査を受けるべきといわれています。

出産が可能な年齢には個人差があるのですが、年齢が上がると妊娠する可能性が低くなるので早めに病院にいくことが望ましいでしょう。

3.出産年齢が高くなることで生じるリスクもあります

出産は女性の年齢が35歳以上で高齢出産といわれています。

個人差などはありますが、35歳以上で出産をする場合には受精卵の染色体異常の割合が上がるため、不妊治療を早めに受けるか卵子の凍結をしておくこともおすすめといえます。

4.不妊症にはさまざまな原因があります

不妊の場合には女性だけでなく男性にも原因がある場合が多くあります。

検査や不妊治療を受けるときには夫婦で受けたほうが詳しい検査結果がでるため、適した不妊治療を受けるためにも大切といえるでしょう。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小松保則医師
こまつ やすのり/Yasunori komatsu

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経歴
帝京大学医学部付属溝口病院勤務
母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
国立成育医療研究センター不妊診療科
六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本産婦人科内視鏡学会

運営者情報

運営クリニック 六本木レディースクリニック
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院長 小松保則医師