体外受精の採卵数平均は25歳で10個弱といわれています


体外受精の採卵数平均は25歳で10個弱、35歳で5個前後、40歳になると3個弱です。
体外受精の採卵平均数は年齢を重ねるほど、平均数も低下していきます。

しかし体外受精で大事なのは採卵数ではなく、卵子の質です。
たしかに高齢年齢の方が、体外受精の成功率は下がりますが、体外受精を成功させるには、卵子の質を高めることが重要なのです。

大切なのは採卵数よりも卵子の質です

体外受精の採卵数平均は年齢を重ねるほど低下していくものです。
採卵数が多いほど、受精卵が育つ確率は高くなります。

採卵数は3個以下だと受精卵が得られない割合は15%以上になりますが、採卵数は7個以上あれば、受精卵が得られない割合は1%程度と言われています。
採卵は排卵誘発剤などの薬剤を使用し、卵子を育て排卵をコントロールする刺激周期と、薬を使わずに自然の周期で採卵する自然周期があり、どちらかを選択することになります。

自然周期のメリットは、体への負担が軽く、費用も少ないです。
毎月採卵ができ、卵子の質もよい場合があります。
デメリットとしては、1回に採れる卵子の数が少なく、何度も採卵する必要があります。
採卵前に排卵してしまう可能性もあります。

刺激周期は、1回に採卵できる数は多いのがメリットですが、費用が高く、卵巣への負担も大きくなります。
採卵できない周期も多く、採卵数は多くても卵の質が良くない場合もあります。
卵の質がよくないと着床できない、育たないなどの障害が出てきます。
数も必要ですが、大事なのは卵の質を高めることです。

自分に合った採卵方法を選択することが大事です


採卵の方法には種類があり、それぞれメリットとデメリットがあります。
完全自然排卵周期法は、排卵誘発剤を使用せずに採卵を行う方法です。
排卵誘発剤を使用しないので、体への負担が軽く、連続周期採卵ができるのがメリットです。

しかし採卵に時間がかかることと、採取できる卵が1つなので受精卵から成長できない可能性も高くなります。
また卵子がない卵胞を採取してしまう可能性もあります。
クロミフェン法は自然排卵できても、卵胞の成長が弱い、卵巣の機能が低下しているといった方におすすめの方法です。

生理後にクロミフェンを服用し、卵胞の成長を促します。
薬剤の刺激が少なく、連続周期採卵もできますが、内膜発育不全を起こすリスクもあります。

クロミフェン法が利用できない場合や、より多くの採卵数を希望する場合は、hMG・rFSH注射があります。
注射の量で発育卵胞数をコントロールできる方法ですが、成長が早いと早期排卵してしまうリスクがあります。

アンタゴニスト法は、採卵のタイミングに合わせ、成長を促す採卵法です。
排卵コントロールがしやすく、排卵誘発剤の使用量が少ないので体への負担が軽いです。
ただし費用が高くなります。

ロング法やウルトラロング法は、採卵できる卵子数が多い方法ですが、刺激が強く体への負担が大きいのがデメリットです。
さまざまな方法がありますので、自分の体に合った方法を、医師と相談しながら決めるようにしましょう。

卵子の質を高めるためにも生活習慣に注意しましょう

自分に適した採卵方法を選択し、採卵数を増やすことも必要ですが、1個の卵でも体外受精は成功します。
そのためには、質のよい卵が必要です。

年齢とともに卵子は老化し、体外受精などの不妊治療をしても成功しないケースもあります。
老化してしまった卵子は元には戻りません。
元気な卵子を保つためにも、元気な卵子をキープすることが必要です。

そのためにはまず、活性酸素を増やさないことです。
活性酸素は、ストレス・睡眠不足・激しい運動・偏った食生活などによって発生します。
ストレスを溜めない、または発散することと、抗酸化作用の高い成分が入った食事をすることです。

とくにビタミンEは妊娠ビタミンなどとも呼ばれています。
血行不良も改善してくれる作用があるので、積極的に摂っていきたい成分です。

また血行不良では卵の老化が進んでしまいます。
冷え症の人はマッサージやストレッチなどで血行をよくすること、体を冷やさないようにしましょう。

(まとめ)体外受精の採卵数平均はどれくらい?

1.体外受精の採卵数平均は25歳で10個弱といわれています

体外受精の採卵数平均は、25歳で10個弱・35歳で5個前後・40歳になると3個弱と、採卵平均数は年齢を重ねるほど平均数も低下していきますが、大事なのは数ではなく卵子の質です。

2.大切なのは採卵数よりも卵子の質です

採卵数が多いほど、受精卵が育つ確率は高くなりますが、採卵方法によっては卵の質が悪く、着床しない、育たないなどの障害が出てくる可能性があります。

数も必要ですが、卵の質を良くすることも大事です。

3.自分に合った採卵方法を選択することが大事です

採卵の方法には完全自然排卵周期法のほか、排卵誘発剤を使用するさまざまな種類があり、それぞれメリットとデメリットがあります。

自分の体に合った方法を、医師と相談しながら決めることが大事です。

4.卵子の質を高めるためにも生活習慣に注意しましょう

自分に適した採卵方法を選択し、採卵数を増やすことも必要ですが、卵子の質も重要です。

卵子を老化させないためにも、活性酸素を増やさない、規則正しい生活と食事をしましょう。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小山寿美江医師
こやま すみえ/Sumie Koyama

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経歴
1999年 琉球大学医学部医学科卒業
2000年 東京医科大学病院救急救命センター
2001年 東京女子医大病院腎センター
2003年 緑風荘病院 血液浄化療法センター
2006年 昭和大学病院産婦人科
2009年 昭和大学病院産婦人科 助教
2010年 東京衛生病院産婦人科
2012年 木場公園クリニック勤務
木場公園クリニック 分院 院長
2016年 六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本生殖医学会 生殖医療専門医
日本抗加齢医学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本受精着床学会
アメリカ生殖医学会

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院長 小山寿美江医師