卵子凍結
方法や保存期間・費用について解説

※卵子凍結は六本木院のみでの
取り扱いとなります。

「卵子凍結」とは?

卵子凍結について

卵子凍結とは、採卵針という特殊な針を使用して卵巣から卵子を取り出し、凍結させて保存する生殖補助医療技術(ART)のひとつです。採取した卵子は、細胞が結晶化して壊れないように特殊な冷却技術を用いて凍結され、妊娠を望むときに融解して体外受精に使用します。

卵子凍結は、がん治療によって卵巣機能低下の恐れがある場合や、今すぐ妊娠が難しく、加齢による妊娠力の低下が懸念される場合などにおこなわれます。

卵子凍結が増えている背景には、女性の社会進出が進んだことで晩婚化も進み、妊娠出産年齢が高齢化していることが挙げられます。卵子凍結は、将来の妊娠率を少しでも高める手段として利用されています。

「卵子凍結」と「受精卵凍結」の違い

卵子単独ではなく、精子と受精させて発育した受精卵(胚)を凍結保存することを「受精卵凍結」といいます。多くの場合、体外受精のプロセスの一環として実施されます。
現在は子どもを望まないカップルが、将来子どもが欲しいタイミングに備えて受精卵を凍結保存しておくケースもあります。

卵子凍結の対象となる方

卵子凍結は、主に社会的適応・医学的適応のいずれかの理由に該当する方が対象となります。

将来的な妊娠に備えて卵子を残したい方(社会的適応)

妊娠の適齢期である20〜30代で、今は出産よりも仕事を優先したい、子どもが欲しいと思えるパートナーがいない、当面結婚の予定がないなどの事情を抱える方は少なくありません。このような、社会的適応による卵子凍結を選択する方も対象となります。

治療等により卵巣機能の低下が予想される方(医学的適応)

抗がん剤治療や放射線治療などによって卵巣機能が低下する恐れがある女性は、医学的適応による卵子凍結の対象となります。治療を始める前に採卵し、良質な卵子を凍結保存することで、将来の妊娠の可能性を残しておくことができます。

当院で治療をおこなう場合の条件

当院で卵子凍結をおこなう際は、前述の対象となる方に以下の条件が付随します。

・当院の治療方法に同意し、「未受精卵凍結保存についての同意書」を提出していただいた方
・融解、その後の治療を引き続き当院でおこなえる方

当院では、凍結卵子の保管専門サービスのご利用も可能です。

提携先で卵子をお預けする場合、他院様での融解、その後の治療も可能となります。

卵子凍結が必要とされる理由と背景

そもそも卵子凍結は、卵巣機能が低下する可能性のあるがん患者や、何らかの病気により妊娠の可能性が低下する恐れのある方がおこなう治療でした。しかし近年は、健康な女性でも受けられるようになり、利用する方も増えてきています。

卵子凍結を受ける理由や背景には、次のようなものがあります。

卵子の数や質は年齢とともに低下していく

卵子は卵母細胞からできており、この卵母細胞はお母さんのおなかの中にいるときに作られます。生まれた時点では約200万個あるといわれていますが、その後年齢を重ねるにつれ徐々に減少し、10代(思春期)では約20万〜30万個、35歳時点では約2万〜3万個にまで減少するとされています。

さらに、卵子の質も年齢とともに低下し、妊娠率も同様に低下するとされています。このような理由から、将来の妊娠に備えるために若いうちに質のよい卵子を凍結保存する方が増えています。

年代別卵子数
年代別卵子数

仕事やキャリアを優先したい女性が増えている

女性の社会進出や晩婚化が進み、初婚年齢の平均は男女ともに30歳前後となっています。20代でキャリアを積み、30代目前になって結婚や出産を考え始める方も少なくありません。
卵子凍結は、将来の妊娠に備えながら現在のキャリアに集中できる選択肢としても検討されています。

卵子凍結のメリット

卵子凍結は、現代女性の抱える課題解決の一助となる不妊治療といえます。特に次のようなメリットが挙げられます。

卵子を将来の妊娠のために保管しておける

卵子凍結では、消えてなくなるはずの卵子を採取し、将来の妊娠のためにとっておくことができます。将来子どもが欲しいタイミングで使用できることで、ライフプランも立てやすくなり、今の生活や仕事に専念できるメリットがあります。

卵子の質を今のまま保存し将来の妊娠に備えることができる

卵子は新しく作られることはない細胞であるため、加齢とともに卵子の質は下がっていきます。
妊娠するためには、卵子の数や質が重要になります。凍結保存することで、将来の体外受精に使用することができ、将来の妊娠可能性を高められるという点も大きなメリットといえます。

卵子凍結のリスクと注意点

卵巣過剰刺激症候群(OHSS)や出血のおそれがある

卵子凍結では成熟した卵子を多く採卵するために排卵誘発剤を使用しますが、副作用として卵巣過剰刺激症候群(OHSS)がおこる可能性があります。

卵巣過剰刺激症候群は、排卵誘発剤によって受ける刺激で卵巣が膨れて腹水や胸水がたまり、さまざまな症状を引き起こす副作用です。排卵誘発剤を使用中、あるいは使用後に腹痛や吐き気、おなかの張りなどの症状や、急な体重の増加や尿量の減少などがみられた場合は、速やかに医師へ連絡してください。

また、採卵時には針を使用するため出血がおこる恐れもあります。卵巣過剰刺激症候群や出血の頻度は高くありませんが、このようなリスクがあることを理解しておきましょう。

必ずしも妊娠するとは限らない

日本生殖医学会によると、2017年には全国で約45万件の卵子凍結などの生殖補助医療(ART)がおこなわれ、そのうち約5万3千件が出産に至ったとされています。(日本生殖医学会より引用)このことから、卵子凍結を用いても必ず妊娠・出産に成功するとはいえないことがわかります。卵子細胞は他の細胞と違って分裂によって増えることはなく、年齢を経るほどその数は減っていきます。また、30歳の卵子は30年経過しており、40歳なら40年が経過した細胞といえます。

細胞は、年齢とともに細胞分裂の際に染色体異常が生じる確率が上昇しますが、卵子細胞も例外ではありません。年齢が35歳を過ぎると出産率は低下し、流産率は上昇します。

また、卵子の凍結や融解の過程で卵子がダメージを受け、卵子の質が低下することもあります。しかし、十分な数の卵子を凍結保存しておくことで、この問題を回避できる可能性があります。

自費診療となる(保険適用外)

卵子凍結は保険適用外となるため、費用は自己負担です。初期費用(診察料や検査料)・治療費用・凍結費用などがかかり、凍結する卵子の数によっても金額は変動します。また卵子凍結の保管料も1年ごとに生じるため、トータルの費用面も考慮して検討する必要があります。

卵子凍結の流れと費用

全体のスケジュール

患者さまのお身体の状態によって、スケジュールや通院内容が異なります。
ここでは一例として、簡易的な卵子凍結の流れをご紹介します。

  • 初診(来院1回目)所用時間:2時間

    • 診察(刺激方法の相談など)
    • 必要採血(AMH / 感染症 / 術前検査)
    • ピル処方(生理周期調整のため)

    初診ではAMHや感染症などの術前検査を行い、必要に応じてピルで生理周期を調整します。検査結果をもとに卵巣刺激の方法を決定します。

  • 治療周期(注射)開始(来院2回目)所用時間:2時間

    • ホルモン採血
    • 内診、診察
    • 注射指導、処方

    ※ 治療開始〜採卵までの診察代、薬代、採卵代が 全て含まれます。

    生理開始3日目までに受診し、卵巣刺激の治療を開始します。クリニックで薬を処方、自己注射の指導をおこない、治療開始から採卵まで注射と内服を続けます。

  • 卵胞の育ち具合をチェック(来院3〜4回目)所用時間:2時間

    • ホルモン採血
    • 内診
    • 処方

    排卵誘発剤(内服薬・自己注射)で排卵を促し、複数の卵胞を育てます。これにより、1周期で質の良い卵子を効率的に採取できるのが特徴です。卵胞の成長を確認しながら採卵日を決定します。

  • 採卵日 (来院5回目)所用時間:4時間

    • 採卵
    • 内診、診察

    採卵当日は静脈麻酔のもと、膣から専用の針で卵胞液ごと卵子を吸引します。処置は短時間で終わり、日帰りで帰宅可能です。採取した卵子は−196℃の液体窒素で凍結保存され、老化や損傷なく長期間保たれます。

  • 凍結結果説明・経過観察(来院6回目)所要時間:1〜1.5時間

    • 内診、診察(必要時)

    採卵後は超音波で卵巣の状態を確認し、凍結できた卵子の数をお伝えします。卵子は妊娠を希望する時期まで保管され、1年ごとに凍結更新(保管)料金がかかります。

    • 2年目以降

      凍結更新(保管)料金

      卵子凍結10個まで 44,000円

      卵子凍結11個以上 77,000円

      助成金について

      東京都の助成金が

      2万円 (1年ごと)
      もらえる!

      ※適用には要件がございますので、東京都福祉局のHPをご確認ください。
      ※更新費用の助成金が受け取れるのは2028年まで

      ※助成金の対象クリニックは六本木院のみになります。
      池袋院は対象外となりますので、ご注意くださいませ。

    • 体外受精・移植料金

      ※凍結した卵子を用いて体外受精をする時に発生

      助成金について

      ※体外受精に関しても、 東京都の助成金を受け取れることがございます。 詳しくは、都のHPをご確認ください。

卵子凍結の費用(キャンペーン価格)

現在、六本木レディースクリニックではお得なキャンペーンを実施しており、治療〜凍結10個まで20万円で治療できます。

11月末まで!キャンペーンプラン

治療〜凍結10個まで
刺激方法問わず

200,000(税込)

8月1日〜11月30日までに来院された初診の方限定。

残り採卵枠:100件(※10/31時点)

キャンペーンの枠は数に限りがございますので、ご希望の患者様はお早めにご検討ください。

東京都の助成金制度を利用すると
治療〜凍結10個まで,お客様の自己負担無しでできる!

※助成金のご利用は東京都が定めた要件がございます。
詳しくは東京都福祉局のHPをご確認ください。

プラン注意事項

  • プラン内に含まれるもの

    治療開始〜採卵までの診察代、薬代、採卵代
    採卵した卵子10個までの凍結費用(10個未満でも料金の変更無し)

  • 別途発生する費用、オプション

    • 初診料
    • ペンタイプ注射への変更(+44,000円)
      ※注射の指導は実施いたしますが、それでも不安がある方はこちらをご検討ください。
    • 11個以上、卵子を凍結したい場合。個数×11,000円(税込)が発生。
  • 注意事項

    • 初診の際にAMH検査を行い、その数値が0.5未満の場合は、キャンペーンプランでのご案内ができず、
      通常プランでのご案内となります。
    • キャンペーンプランに関しては、医師指名・担当医制は出来かねます。
      (通常プランであれば医師指名。担当医制が可能)
    • 2年目以降の凍結更新費用は、通常プランと同様に患者様負担となります。

費用はクリニックによって異なりますが、当院の卵子凍結の費用は、初期費用・治療費用・凍結費用の3つに分かれます。
支払いが発生するタイミングは以下のとおりです。

◼︎初期費用:初診(再診)時

◼︎治療費用:治療周期を開始した日

◼︎凍結費用:凍結結果をお伝えした日

患者さまのお身体の状態(AMH値)や、凍結する卵子の数によって、費用は変動します。それぞれの費用や内容について説明します。

通常プラン

初診料
15,330〜27,000(税込)
治療費用
高刺激用パック
(AMH1.5以上)
275,000(税込)
低刺激用パック
(AMH1.5未満)
220,000(税込)
凍結費用
11,000(税込)×凍結個数

当院は東京都の登録医療機関のため
東京都で26万円、港区で10万円の補助金が出ます!

※助成金のご利用は東京都、港区が定めた要件がございます。
詳しくは東京都福祉局のHPをご確認ください。

プラン注意事項

  • プラン内に含まれるもの

    治療開始〜採卵までの診察代、薬代、採卵代
    ※通常プランには凍結費用は含まれておりません。

  • 別途発生する費用、オプション

    • ペンタイプ注射への変更(+44,000円)
      ※注射の指導は実施いたしますが、それでも不安がある方はこちらをご検討ください。
  • 注意事項

    • 治療費用のプラン(高刺激/低刺激)をどちらで行うかは主治医と相談の上、決定となります。
    • 医学的理由でキャンセルを行う場合、80,000円(税込)を返金いたします。

費用に関する注意事項

2年目以降の凍結更新(保管)費用について

更新時期にクリニックにより書類が届き、更新料をお支払いいただきます。凍結した卵子が10個までか、11個以上かによって以下のように更新料は異なります。

凍結更新費用 卵子凍結10個まで44,000円
凍結更新費用 卵子凍結11個以上77,000円

更新をご希望の場合は、書類をご記載のうえご来院いただくか、もしくは現金書留にて更新料をお支払いいただきます。破棄をご希望の場合は、書類にご記載のうえ、返送をお願いしております。

途中でキャンセルになった場合

治療周期に入ったが、医学的理由により採卵がキャンセルになった場合のみ、採卵と麻酔代として¥99,000を返金いたします。
患者さまの都合によるキャンセルには対応しかねますので予めご了承ください。

外国籍の患者さまへ

外国籍をお持ちの患者様、日本語での会話が困難な患者様、こちらが医療通訳者(女性)が必要と判断した患者様、通常費用とは異なり、下記費用が適用となりますのでご注意くださいませ。 また、安全な医療を提供するため、医療通訳者(女性)の同伴の必須をお願いいたします。 同伴がない場合、治療をお断りする可能性がございますのでご注意ください。

メニュー名価格(税込み)
卵子凍結(初回)低刺激用パック:JPY ¥330,000
高刺激用パック:JPY ¥396,000
卵子凍結(2回目以降)低刺激用パック:JPY ¥280,000
高刺激用パック:JPY ¥346,000

卵子凍結は助成金を受けられる?

卵子凍結を受ける場合、県や市区町村が独自の助成金制度を設けている場合があります。条件を満たせば助成金が受けられる可能性があるため、お住まいの自治体のホームページなどを確認してみましょう。

東京都では、卵子凍結に関する費用を上限20万円を助成する制度を設けています。(2025年8月現在)助成金制度を利用する際は、東京都認可の登録医療機関で卵子凍結をおこなう必要があります。

六本木レディースクリニック六本木院は東京都から認められた登録医療機関です。助成金を利用することで、負担額を抑えられます。

※六本木レディースクリニック池袋院は
対象ではございませんのでご注意ください。

東京都の助成金の例

東京都では、都と港区でそれぞれ助成金制度を設けています。都と港区の制度が利用できる場合は、30万円以上の助成金を受けられる可能性があります(2025年8月現在)。なお、助成金の適用には要件があるため、詳しくは「東京都福祉保健局 卵子凍結に係る費用助成」をご確認ください。

ここでは、東京都を例にそれぞれの助成金制度の概要を説明します。

治療費用として20万円の助成金

東京都では「加齢等による妊娠機能の低下を懸念する場合に行う卵子凍結に係る費用」を助成しています。採卵準備のための投薬・採卵・卵子凍結の医療行為にかかる費用に対し、上限20万円の助成金を受け取れます。

【概要】

  • 対象者:東京都に住む18〜39歳までの女性
  • 助成金額:上限20万円(卵子凍結を実施した年度)
  • 申請方法:オンライン
  • 申請期限:医療行為の終了日によって異なる

事前にオンラインで説明会へ申し込み、参加したのち、申請書を提出します。通知決定書を受領したあとで、クリニックを受診します。説明会や申請の前に卵子凍結をしてしまうと、助成の対象外となるため注意が必要です。

助成金の申請期限は、卵子凍結の終了日(採卵の実施日)によって異なります。申請期限を過ぎると、いかなる場合でも対象外となるため、卵子凍結が完了したら早めに申請を済ませましょう。

凍結更新料金一律2万円の助成金(2028年まで)

卵子凍結をした翌年度以降は、更新料金に対して1年ごとに一律2万円の助成金を受け取れます。なお、保管に係る調査回答への協力が必要です。

更新料金に対する助成は2028年まで実施予定とされています。そのため、令和7年度(2025年)に凍結された方は、6万円の助成を受けられるため、20万円の助成金と合わせて最大26万円の助成金を受け取ることができます。

20万円(治療費用)+6万円(更新料:2万円×3年)=26万円
※令和7年度に凍結の場合

港区では上乗せ10万円の助成金

港区では都の助成金に上乗せする独自の助成金制度を設けています。港区に住民登録がある方は、30万円以上の助成金を利用でき、自己負担額を大きく抑えられます。

【概要】

  • 対象者:港区に住民登録があり、都の「卵子凍結に係る費用の助成」を受けた人
  • 助成金額:上限10万円
  • 申請方法:オンライン
  • 申請期限:都の「助成承認決定通知書」に記載の日付から3ヵ月以内

港区の助成金は、東京都への20万円分の助成金申請が完了していることが条件となっています。港区の助成金のみ申請することはできないため、必ず都の助成申請を済ませましょう。

凍結保存した卵子を使用する場合は?

凍結保存した卵子は、受精させる際に解凍され、精子と受精させます。凍らせた卵子の解凍を「融解」と呼び、詳細に定められた手順で凍結状態から体温まで戻されます。
なお、この場合の受精方法は顕微授精が適応となります。

融解の方法

液体窒素の入った凍結タンクからチューブを取り出し、培養液のなかで体内環境の温度まで急速融解します。

融解後の治療について

融解後の未受精卵に対し顕微授精をおこないます。凍結融解・顕微授精の作業時間と卵子の受精能を考慮して、1回の融解個数は最大15個までです。

一度融解した未受精卵を、再び凍結することは卵の質の低下につながるためおこないません。正常に受精卵(胚)となったら、培養液で胚を育成し、胚移植をおこないます。

凍結保存継続と破棄について

凍結保存継続と破棄の手続き期限

凍結した卵子の保存期間には期限があり、1年ごとに更新されるのが一般的です。凍結保存期間を延長するには、凍結保存期間満了日までに更新の手続きをおこなう必要があります。手続きがおこなわれなかった場合、未受精卵の所有権を放棄されたものとみなし、処分いたしますのでご了承ください。

凍結継続の手続き方法について

凍結保存期間満了日までに「凍結保存更新申請書」をご記入のうえ、ご来院もしくは現金書留で更新料のお支払が必要です。更新期間は1年間です。

申請書のご提出とお支払い

◼︎来院にてお支払い

「更新料」、「申請書(署名、住所、電話番号、申請日の記入は必須)」を一緒にご持参ください。

窓口にて領収書を発行させていただき、手続きの完了となります。お支払い方法は現金、クレジットカード、デビットカードよりお選びいただけます。

当院休診日のお手続きはお受けできません。診療時間外ではお手続きできませんので、診療時間内にご来院ください。

◼︎現金書留にてお支払い(※海外の方は来院でのお支払いのみ)

「更新料」、「申請書(署名、住所、電話番号、申請日の記入は必須)」を現金書留封筒(通常封筒不可)に同封して、当院宛に、現金書留郵便にてご郵送ください。

凍結破棄の手続きについて

凍結保存期間満了日までにご来院いただき「凍結保存破棄依頼書」をご記入の上、ご提出ください。またご来院いただけない場合は「凍結保存破棄依頼書」をご記入の上、当院へご郵送ください。

◼︎【送付先】

〒106-0032 東京都港区六本木7-18-18 住友不動産六本木通ビル6F
六本木レディースクリニック 宛

破棄依頼書へご本人様、配偶者様の直筆で必要事項を記入頂き【送付先】住所へ郵送いただきます。
凍結物の更新料未納分につきましては、凍結胚破棄の場合も未納期間の料金をいただいてからの手続きとなります。

お手続きの注意点
・申請書には、必ずご本人が直筆で署名し、捺印をお願いします。
・原則として期限を過ぎての手続きはお受け致しかねますのでご注意ください。期限内に凍結保存期限更新手続きをおこなわず、破棄となった場合の異議申し立ては一切受け付けません。
・更新料のお支払後は理由の如何を問わず、返金致しかねますのでご了承下さいませ。

当院のこだわり

日本一痛くない採卵を目指す4つのポイント

採卵の際は、針を刺すときに痛みを感じる場合があります。特に採卵する卵子の数が多いと、刺す回数も多くなるため、痛みを感じやすいといわれています。
そこで六本木レディースクリニックでは、採卵時の患者さまの痛みや不安を和らげるため、次のような4つの取り組みをおこなっています。

  • 採卵針が極細

    痛みは針の太さによって感じ方が異なります。当院では20Gという標準より細い採卵針を使用しています。

    さらに細い超極細の採卵針もありますが、卵子の回収に時間がかかったり、卵子が壊れる場合もあるので20Gの採卵針を使用しています。

    ※場合により20Gより太い針を使用することがあります。

  • 静脈麻酔を使用

    採卵は比較的痛みが少なく、無麻酔でおこなう場合も多いですが、痛みの感じ方は人によって異なります。当院では患者さまにより安心していただけるよう、静脈麻酔を使用します。患者さまは意識のない眠った状態で採卵を終えることができます。

  • 麻酔テープを使用

    点滴のための針が苦手な方にはテープタイプの麻酔を貼って穿刺の痛みを軽減します。
    お気軽にお申し付けください。

  • 座薬を使用

    採卵後に仕事など、予定があって静脈麻酔を希望されない方でも座薬の痛み止めを使用します。静脈麻酔の場合、採卵後に30〜60分程度の休息時間が必要になるため、都合上時間が取れない方は座薬の使用が有効です。

下記費用が適用となる患者様

外国籍をお持ちの患者様、日本語での会話が困難な患者様、こちらが医療通訳者(女性)が必要と判断した患者様、通常費用とは異なり、下記費用が適用となりますのでご注意くださいませ。 また、安全な医療を提供するため、医療通訳者(女性)の同伴の必須をお願いいたします。 同伴がない場合、治療をお断りする可能性がございますのでご注意ください。

メニュー名価格(税込み)
卵子凍結(初回)低刺激用パック:JPY ¥330,000
高刺激用パック:JPY ¥396,000
卵子凍結(2回目以降)低刺激用パック:JPY ¥280,000
高刺激用パック:JPY ¥346,000

費用が発生するタイミング

初期費用:初診(再診)時にお支払いいただきます。
治療費用:治療周期を開始した日にお支払いいただきます。
凍結費用:凍結結果をお伝えした日にお支払いいただきます。

当院では、凍結卵子の保管専門サービスのご利用も可能です。

例:グレイスバンクの場合

保管費用:38,500円(税込)/年 もしくは 3,850円(税込)/月 /1ケーン(卵子15個)あたり

※保管費用のほか、初年度には初期費用が別途発生いたします。

途中でキャンセルになった場合

治療周期に入ったが、医学的理由により採卵がキャンセルになった場合のみ、採卵と麻酔代として¥80,000を返金いたします。
患者さまの都合によるキャンセルには対応しかねますので予めご了承ください。

2年目以降の凍結更新(保管)費用について

卵子凍結10個まで ¥44,000
卵子凍結11個以上 ¥77,000

※更新時期にクリニックより書類が届きます。
更新をご希望の場合は、書類をご記載のうえご来院いただくか、もしくは現金書留にて更新料をお支払いいただきます。破棄をご希望の場合は、書類にご記載のうえ、返送をお願いしております。

卵子凍結は助成金を受けられる?

卵子凍結を受ける場合、県や市区町村が独自の助成金制度を設けている場合があります。条件を満たせば、助成金が受けられる可能性があります。

東京都では、卵子凍結に関する費用を最大30万円助成する制度を設けています。(2024年10月現在)助成金制度を利用する際は、東京都認可の登録医療機関で卵子凍結をおこなう必要があります。
※六本木レディースクリニック六本木院は東京都から認められた登録医療機関です。
※六本木レディースクリニック池袋院は対象ではございませんのでご注意ください。

卵子凍結に関してよくある質問

社会で活躍する女性が増え、みずから進んで卵子凍結を考える方も増えています。卵子凍結に関する質問のなかから代表的なものをピックアップしました。

卵子凍結をするための通院期間を教えてください。

1回の採卵と凍結まで含めるとおおよそ1〜1.5ヵ月程度かかります。おおまかなスケジュールは、生理周期に合わせて治療を開始、生理の開始から採卵まで2週間程度、採卵後の経過観察と凍結状態の確認まで含め、1〜1.5ヵ月となります。

卵子凍結は何歳から可能ですか?

日本生殖医学会のガイドラインでは「成人してから」という見解が示されています。原則18歳の成人女性からとなりますが、がん治療を受ける場合など、本人と保護者の同意によって未成年でも卵子凍結がおこなえるケースもあります。

卵子凍結に年齢制限はありますか?何歳まで可能ですか?

日本生殖医学会のガイドラインでは、40歳未満の女性とされています。したがって、39歳以下と定めているクリニックがほとんどです。39歳以上でも卵子凍結は可能ですが、卵子の質や妊娠率の観点から推奨されていません。

卵子凍結は安全ですか?

卵子凍結にともなう採卵手術自体は、日帰りでおこなえる安全性の高い手術といえます。卵巣の腫れ・出血などが生じることもありますが、重篤な副作用は少ないといえるでしょう。

監修医師紹介

小松 保則

六本木レディースクリニック

小松 保則医師

(こまつ やすのり/Yasunori komatsu)

プロフィールを見る

  • 経歴
  • 帝京大学医学部付属溝口病院勤務
  • 母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
  • 国立成育医療研究センター不妊診療科
  • 緑風荘病院 血液浄化療法センター
  • 六本木レディースクリニック勤務
  • 資格・所属学会
  • 日本産科婦人科学会 専門医
  • 日本産科婦人科学会
  • 日本抗加齢医学会
  • 日本産科婦人科内視鏡学会

体外受精・不妊治療の六本木レディースクリニック