子宮内フローラ検査

子宮内フローラ検査とは?

膣または子宮内に存在するラクトバチルス属菌の割合を調べる検査です。
子宮内には様々な細菌が存在しますが、乳酸菌の一種であるラクトバチルスの割合が多い状態が、妊娠に対して良い子宮環境とされています。

子宮内フローラ検査の目的

子宮内環境におけるラクトバチルスの割合を調べ、患者様の環境に合わせて今後の治療計画を決めていきます。
検査結果が良くなかった場合には、ラクトバチルス菌を増やしていく治療計画(抗菌薬の処方、サプリメントの接種、生活改善 ほか)や、感染症などの細菌が検出された場合には、その治療を行うための抗菌薬の処方などを行います。

子宮内フローラ検査の方法

検体採取の仕方

子宮または膣から検体を採取します。当院では専用の細い管を使用し、痛みやストレスの少ない方法でおこなうため、基本的に麻酔は使用せずに実施します。所要時間は3~5分程度です。

検体を国内の検査機関に郵送

その中に含まれる細菌のDNAを検査機関にて、専門の検査装置で分析し、ラクトバチルス属菌の割合を調べます。

子宮内フローラ検査でよくある質問

どの時点で検査を受けた方が良いでしょうか?

良好な胚を移植しても妊娠しない方、流産や早産を繰り返している方、不妊治療を受けていても妊娠しない方などが、検査を受ける場合が多いです。

またこれから妊娠を望む方、子宮内フローラのバランスを知りたい方にも受けて頂ける検査です。

監修医師紹介

小松 保則

六本木レディースクリニック

小松 保則医師

(こまつ やすのり/Yasunori komatsu)

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  • 経歴
  • 帝京大学医学部付属溝口病院勤務
  • 母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
  • 国立成育医療研究センター不妊診療科
  • 緑風荘病院 血液浄化療法センター
  • 六本木レディースクリニック勤務
  • 資格・所属学会
  • 日本産科婦人科学会 専門医
  • 日本産科婦人科学会
  • 日本抗加齢医学会
  • 日本産婦人科内視鏡学会

体外受精・不妊治療の六本木レディースクリニック