温熱レーザー療法(低出力レーザー療法:LLLT)

子宮・卵巣への血流改善効果があります。

少しでも不妊治療の効果を上げるためにできることとして、統合医療と呼ばれる漢方や鍼灸、心理カウンセリング、サプリメントなどを利用したさまざまな補助療法がおこなわれています。

当院でも補助療法の1つとして、温熱レーザー療法を導入しています。低出力レベルレーザーを用いて子宮や卵巣の血流を改善することで、妊娠率の上昇が期待できるとして注目されています。ここでは、温熱レーザー療法で期待できる作用などを解説します。

温熱レーザー療法(低出力レーザー療法:LLLT)とは?

温熱レーザー療法(低出力レーザー療法:LLLT)とは、簡単に言うと、子宮・卵巣への血流改善効果があるレーザー治療です。
弱いレーザー光の力によって細胞レベルでの新陳代謝の活性化、また組織・臓器レベルでの血行改善や新生血管の増殖、さらに神経レベルでの鎮痛、除痛効果、消炎効果などを利用した治療で、各種痛みの治療や不妊治療で使用されています。

当院でもさらなる妊娠率向上のため、温熱レーザー療法(低出力レーザー療法:LLLT)を導入しています。方法としては、腹部(子宮周辺)に1回20分〜30分レーザーを照射し、これを週1〜2回おこないます。
生理5日目以降の方が治療の対象となり、妊娠中の方は施術が受けられません。

温熱レーザー療法で期待できる作用

温熱レーザー療法で不妊治療に対して期待できる作用として、以下の報告があります。

  • check卵巣の血流改善
  • check卵巣機能の向上
  • check子宮の血流の改善や着床率の改善

ただし、不妊治療に対する効果については個人差があり、すべての方に効果が期待できるものではありません。

温熱レーザー療法の流れ

1. 予約日に来院して受付

2. ベッドに横になった状態で子宮周辺に照射(20〜30分)

3. 照射終了後、待合室へ

温熱レーザー療法にかかる料金

  • 初回限定2,700円(税込)
  • 2回目以降
    (通常価格)
    5,500円(税込)

温熱レーザー療法に関するよくある質問

温熱レーザー療法に関して、患者さまからよくいただく質問についてお答えいたします。

温熱レーザー療法はどのくらいの頻度でおこなうと効果的ですか?

当院では、1回20分〜30分のレーザー照射を、週1〜2回おこなうことをおすすめしています。
温熱レーザー療法の血流改善効果は、少なくとも3~4日間持続するといわれています。通院の負担などを考慮して、週1~2回の治療が効果的でしょう。

温熱レーザー療法に年齢制限はありますか?

温熱レーザー療法に、特に年齢制限はありません。温熱レーザー療法は、基本的に不妊治療を補う目的でおこなわれるため、不妊治療の適応となる年齢の方にお受けいただけます。

温熱レーザー療法は男性不妊にも効果がありますか?

温熱レーザー療法は、男性不妊に対する効果は明らかになっていません。そのため、女性不妊に対して、女性の方にお受けいただく治療法です。

温熱レーザー療法に副作用はありますか。

温熱レーザー療法による副作用は、現在のところ報告されておりません。また、レーザーの照射による皮膚の痛みや刺激もございません。安心してお受けいただくことができます。

体外受精・不妊治療の六本木レディースクリニック