体外受精の成功率は回数が増えるごとに下がる傾向があります


体外受精を行った人の多くが1~2回で成功しており、3~5回ほど取り組んでも妊娠しなければ次のステップへ進むことが望ましいとされています。

回数が増えるごとに成功率が下がる傾向にあるのは、3回目以降は別の方法で不妊治療にあたる人が多いためです。

体外受精の成功率は年齢とも大きく関係があるため、年齢があがるにつれて成功率が下がる傾向にあることから体外受精を臨む時は早めの決断もポイントになるでしょう。

体外受精は1~2回目が最も多く成功しています

体外受精にチャレンジして胚移植を受けたとき、妊娠に至る確率が高いのは1~2回目で3回目以降は次第に成功率が下がっていきます。

負担などを考慮して3~5回の体外受精を行っても成果が見られないときは、また別の方法に切り替えることを担当医と相談してみましょう。

なかにはとても多くの回数で取り組んでいる場合もありますが、数十回ほどとなってくると他の治療方法の提案がない医療機関では心配になってしまうでしょう。

体外受精のような不妊治療は時間と費用をかけて長く行われることも多く、病院側と患者側のつながり方も大切です。

そのため何の相談もなくただ治療が続けられていくという場合は、セカンドオピニオンや転院を考えてみる方法もあります。

また、3回目以降の成功率が下がる理由に、他の治療へと進んだ人もおり、分母数が小さくなっている可能性があります。

そして、年齢によって成功率がとても高くなるときは、分母数が小さく成功した人数は少なくても割合としてみると大きくなっているからでしょう。

クリニックなどで掲載されているデータを参考にするときはその点についても考慮してみましょう。

年齢によって何回目で成功するかが変わってきます


体外受精の成功率が高いのは1~2回目の実施ですが、年齢によっても何回目での成功率が高いかは変わってきます。

20代30代であれば比較的に妊娠しやすいこともあり、1~2回目の体外受精で妊娠に至る可能性は高くなっているのです。

しかし、女性ホルモンの分泌が徐々に低下する40代に入ってからの体外受精では、同じように1~2回目の成功率が高いとは限らず、成功率だけで比較しても30代と40歳では10%ほども差があります。

そのため3~5回目までチャレンジをしてから次の治療法へステップアップするという方法を選んでも良いでしょう。

そして、20代30代の方が自然妊娠の妊娠率が高いように、体外受精でも若い方が成功率は高いため、もし自然妊娠では難しいようであれば体外受精に踏み切ることもひとつの方法です。

若い人であれば体外受精を試みるのではなく、自然妊娠に近い方法を試してから体外受精などを行うことになるでしょう。

体外受精の成功率を上げるために普段からできることがあります

正常な卵子を採卵できるようにするためには健康な体が必要です。

これまで体外受精をしても成功しなかった人やこれから体外受精にチャレンジしようという人は、体質改善を行うこともひとつの方法です。

例えば普段の食事では脂っこいものや糖質の多いものを控えてよく噛んで食べ、体を動かし代謝アップをして、体の中から熱を作れるようになることです。

喫煙やお酒の飲みすぎは体調を悪くするもとになるので辞めておくようにしましょう。

他には、ストレスが大きくてもホルモンバランスを乱れさせ正常な卵子をつくろうとする働きを妨げてしまうため、忙しく過ごす時間を減らしてゆったりしてみることも大切です。

体にいいことをあれもこれもと行うよりも、やりすぎていたことをいくつか辞めてみることで、体質改善が期待できることもあります。

もちろんこの体質改善は不妊治療と並行して行いましょう。

自分自身の状態に合わせて治療内容を考慮してくれる医師であれば、体質改善についての相談にも乗ってくれるはずです。

まずは気になる方法などについて担当医に聞いてみることをおすすめします。

(まとめ)体外受精の成功率は回数によって変わるの?

1.体外受精の成功率は回数が増えるごとに下がる傾向があります

体外受精は1~2回目での成功率が高く、その回数もしくは3~5回まで取り組んでも成果が見られないときは別の方法で不妊治療に取り組む方が望ましいとされています。

年齢が上がると成功率は下がりやすいことから、体外受精は早めのスタートもポイントです。

2.体外受精は1~2回目が最も多く成功しています

体外受精は1~2回目での成功率が高く、3回目以降では成功率が下がってきます。

3~5回ほどで次のステップへ進むのが理想的で、あまりに多くの回数を体外受精にかけている場合は担当医に確認することをおすすめします。

3.年齢によって何回目で成功するかが変わってきます

20代30代と40代では大きく妊娠率が変わることから、体外受精でも成功率は変わってきます。

そのため年齢が上がるほど1~2回での成功率が下がっていくので、早めに次のステップへ移ることもひとつの方法です。

4.体外受精の成功率を上げるために普段からできることがあります

健康な体があってこそ正常な卵子がつくられやすくなるので、体質改善を不妊治療とあわせて行いましょう。

そのためには、喫煙と飲みすぎはやめ、脂っこいものと甘いものも控えめにすること、運動して代謝を良くし熱を作れる体へと変えていくことが大切です。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小松保則医師
こまつ やすのり/Yasunori komatsu

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経歴
帝京大学医学部付属溝口病院勤務
母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
国立成育医療研究センター不妊診療科
六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本産婦人科内視鏡学会

運営者情報

運営クリニック 六本木レディースクリニック
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院長 小松保則医師