体外受精の通院スケジュールや通院回数は患者様やクリニックによって異なります


体外受精には卵巣刺激法や胚移植法などがあり、通院スケジュールや通院回数は方法や患者様、クリニックなどによっても多少異なります。
一般的には、前準備・採卵・胚移植・妊娠判定という流れになります。

胚移植後ホルモン注射を行うこともあります。
個人差がありますが、妊娠判定までの通院回数は平均6回程度です。
多い人では7~8回になる場合もあります。

診察や検査をして状態を確認しながら患者様に合った方法で採卵していきます

体外受精の方法やクリニックなどによって、治療の内容や回数は異なりますが、採卵までの流れは次のようになります。

採卵までの通院スケジュール
検査

まずは体外受精の治療を始める前に、診察と検査を行います。

  • 女性の診察・検査
    内診検査、超音波検査、採血検査など
  • 男性の診察・検査
    感染症の採血検査、精液検査など

検査の結果が出たら、卵巣刺激などの方法や通院スケジュールなどを確認、決定します。

月経周期2~4日目

採卵を希望する月経周期の2~4日目に受診し、卵巣の状態確認や子宮内膜の剥離状態を超音波検査にて確認し、患者様に合わせた卵巣刺激方法を選択します。

月経周期8~11日目頃

ホルモン採血や超音波検査などを行い、卵胞の成長の状態を確認します。
卵胞が十分に成長したのを確認後、採卵日決定します。

月経周期10~14日目頃

個人差はありますが、だいたい10~14日目に採卵を行います。
同じ日に採精も行います。

採卵のやりかた

採卵の際には麻酔をする場合としない場合がありますが、いずれの場合も細い針を膣から卵胞に刺し、吸引して卵子と卵胞液を採取します。
麻酔の有無はクリニックや患者様、卵子の数などで異なります。
もちろん患者様のご希望があれば、麻酔を行うこともできます。

採卵当日はネイルやメイクはオフしておきましょう


女性ならほとんどの人がメイクをするかと思いますが、最近ではネイルアートを楽しむ女性も増えてきています。
採卵日はネイルやメイクはしても大丈夫なのでしょうか?
採卵当日に気を付けておくべき注意点を紹介します。

メイクやネイルは落とす

採卵日はマニキュアやジェルネイルなどをオフして行いましょう。
「採卵なのにどうしてネイルが関係あるの?」と疑問を抱く人が多いですが、これにはきちんと意味があります。

採卵を行う際にはほとんどの場合、麻酔を使います。
この採卵の術中には手の指の先に脈拍や血圧を測る機会を付けますが、ネイルをされている場合測定が行うことができなくなってしまうためです。

マニキュアであれば前日に自分で簡単に落とすことができますが、ジェルネイルはサロンに行かないと落とせません。
採卵日付近にジェルネイルを行うのは避け、採卵の日までにはオフしておきましょう。

またメイクも基本的にはNGのクリニックが多いです。
メイクが可能なクリニックもありますので、担当の医師に確認しておきましょう。

採卵日は車や自転車を自分で運転して行かない

採卵日に麻酔を行う場合、術後2時間くらいは安静にしてから帰宅しますが、それでも危険ですので自分で車や自転車を運転して来院しないようにしましょう。

採卵後は体外で受精させ受精卵を子宮に戻します

採卵から妊娠成立までの過程を紹介します。

受精

受精方法には次の2種類があります。

体外受精

基本的な方法で、シャーレに入れた卵子に精子をふりかけ受精するのを待つという方法です。

顕微授精

顕微鏡で見ながら、細いガラス管を使って精子を卵子の中に直接注入し受精させる方法です。
精子の状態が良くない男性不妊や体外受精では受精できなかった場合などに適応されます。

胚培養

いずれかの方法でできた受精卵は、専用の培養液を用いて培養されます。
受精卵は細胞分裂をし始めると「胚」と呼ばれ、受精してから2~3日後、もしくは5日目に移植されます。

胚移植

胚移植にはいくつかの方法がありますが、原則1つの良質な胚をカテーテルを用いて子宮内に戻していきます。

初期胚移植

受精後2~3日後の分割胚を移植します。

胚盤胞移植

受精卵を5~6日培養し、「胚盤胞」と呼ばれる着床寸前の胚を移植する方法で、移植当たりの妊娠率は分割期の胚移植よりも高いと言われています。
そのほか受精卵を冷凍保存し、着床しやすい時期に移植する「凍結融解胚移植」などがあります。

その後は妊娠率を上げるため、黄体ホルモン注射を数回打つこともあります。
胚移植から約2週間後に尿検査を行い、妊娠判定を行います。

(まとめ)体外受精の通院スケジュールはどうなっているの?

1.体外受精の通院スケジュールや通院回数は患者様やクリニックによって異なります

体外受精の方法や患者様、クリニックによって、通院スケジュールや通院回数は多少異なりますが、平均的な通院回数は6回程度です。

治療の流れは方法やクリニックによっても違ってくるため、事前にしっかりと説明を聞いておきましょう。

2.診察や検査をして状態を確認しながら患者様に合った方法で採卵していきます

診察や超音波検査などで状態を確認しながら、患者様の身体にできるだけ負担が少ない方法で卵巣刺激を行い採卵します。

採卵日には精子も採取するため、夫婦そろって受診しましょう。

3.採卵当日はネイルやメイクはオフしておきましょう

採卵日は麻酔をすることがほとんどで、術中に指先に脈拍などを測定する機械を付けるため、ネイルはオフしてから来院してください。

メイクやネイルなど注意点はクリニックでもことなるため、事前に確認しておきましょう。

4.採卵後は体外で受精させ受精卵を子宮に戻します

採卵後は体外で人工的に受精させ、「胚」と呼ばれる受精卵を子宮に移植していきます。

受精方法や移植方法もいくつか種類がありますが、これまでの治療歴など患者様に合った方法を選択していきます。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小松保則医師
こまつ やすのり/Yasunori komatsu

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経歴
帝京大学医学部付属溝口病院勤務
母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
国立成育医療研究センター不妊診療科
六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本産婦人科内視鏡学会

運営者情報

運営クリニック 六本木レディースクリニック
住所 〒106-0032 東京都港区六本木7-15-17 ユニ六本木ビル3F
お問い合わせ 0120-853-999
院長 小松保則医師