体外受精の移植後つわりがない場合でも妊娠していることもあります


体外受精の移植後、無事に着床したかどうかは一番気になるポイントです。
妊娠するとつわりで気分が悪くなると言いますが、胚移植後に無事に着床していた場合でも、つわりがないというケースはよくあります。

つわりがないからといって、妊娠がうまくいかなかったというわけではないため、妊娠判定日まで油断せずに過ごすことが大切です。

妊娠初期症状は人によって様々です

自然妊娠の場合でも、体外受精で受精卵を移植した場合でも、無事に着床して妊娠が成立した時に起こる、妊娠初期症状と呼ばれる体の変化には、大きな違いはありません。

妊娠初期は体の変化が特に出やすい時期で、乳房や乳首に張りや痛みを感じる・性器からの少量の出血・腰痛・腹痛・下腹部痛・頭痛などが起こる場合があります。
胃痛とともに周囲の臭いに敏感になり、吐き気をもよおしたり、実際に嘔吐してしまったりということも少なくありません。

しかし妊娠の初期症状は、どんな症状が現れるのか、症状の強弱など人によってさまざまに異なります。
初期症状がまったくない方もたくさんいます。
吐き気を感じることを「つわり」と言い、つわりの症状が出る方は非常に多いものですが、妊娠していてもつわりがまったくない方もたくさんいます。

つわりがないからと言って、体外受精で受精卵を移植しても着床しなかったというわけではなく、妊娠している可能性は多いにあります。
つわりの有無だけで、妊娠しているかそうでないかを判断することはできません。

体外受精の移植1週間後あたりから初期症状を感じる方もいます


妊娠初期症状は、出る方もいれば出ない方もいます。
症状の内容もつわりしかないという方もいれば、さまざまな症状が同時に出る方もいます。

妊娠初期症状が出るタイミングも個人差が大きいものですが、早い方の場合、体外受精で受精卵を移植してから1週間程度経った頃から感じ始めます。
しかし、早くから感じる方は少なく、妊娠判定日あたりから妊娠初期症状を感じ始める方が大半です。

ただし体外受精での移植後は、体調も変化しやすく心身ともにデリケートになっているため、必要以上に体の変化を敏感に感じ取ってしまっていることがあります。
妊娠初期症状だと思っていたのが、単なる腹痛や胃痛だったというケースもよくあります。

前述したように妊娠初期症状の有無だけで妊娠成立が分かるわけではないため、あまり神経質になる必要はありませんが、妊娠初期症状がなくても妊娠していることもあるため、油断せずに規則正しい生活を送ることをおすすめします。
ストレスをためないようにゆったりとした気持ちで妊娠判定日を待ちましょう。

つわりがなくても妊娠判定日は医療機関の受診が必要です

体外受精で受精卵を移植した後は、無事に着床したかどうかが非常に気になるものです。
とくにつわりなど何らかの体の変化を感じる時は、妊娠判定日よりも前に市販の妊娠検査薬で検査をしてみたくなる方も多いものです。

市販の妊娠検査薬の性能は昔に比べて非常に良くなっていますが、確実な結果が得られるというものではありません。
妊娠検査薬で陰性であっても、単純にhCG値がまだ判定基準に達していなかっただけで、実は妊娠していたというケースもよくあります。

つわりがなく、その他の妊娠初期症状が出ないからといって、妊娠していないと思いこみ、妊娠判定日に行かないということは妊娠の正確な判定ができないためおすすめできません。

妊娠判定日は、妊娠している時だけに行くものではなく、妊娠していなかった場合でも、不妊の原因を探る話や今後の治療について話し合う大切な機会です。

移植後、体に異常がないかをチェックすることも妊娠判定日の大切な項目です。
妊娠の可能性の有無に関わらず、妊娠判定日には必ず医療機関を受診するようにしましょう。

(まとめ)体外受精の移植後つわりがないと妊娠していない?

1.体外受精の移植後つわりがない場合でも妊娠していることもあります

体外受精の移植後に、つわりがないからといって、着床しなかったとは言い切れません。

無事に着床していても、つわりがないという場合もあります。
妊娠初期症状の有無で妊娠しているかどうかは分かりませんから、妊娠判定日まで油断せずに過ごしましょう。

2.妊娠初期症状は人によって様々です

妊娠初期はつわりと呼ばれる吐き気などや、下腹部痛や腰痛、胸の張りや痛みなど、さまざまな体の変化が現れることがあります。

しかしそういった症状は個人差が大きく、妊娠していても体の変化をまったく何も感じないという方も多くいます。

3.体外受精の移植1週間後あたりから初期症状を感じる方もいます

体外受精での受精卵移植を行った場合は、早い方で移植後1週間程度すると妊娠初期症状が出始めます。

しかし妊娠初期症状の有無で妊娠成立が分かるわけではないため、油断せずに規則正しい生活を送ることを心がけましょう。

4.つわりがなくても妊娠判定日は医療機関の受診が必要です

体外受精で受精卵を移植後、一般の検査薬で妊娠判定を行い、自己判断で妊娠判定日に行かない方がいますが、妊娠判定日は体に異常がないか検査したり、確実な妊娠の有無を検査したりする非常に大切な日です。

自己判断せず妊娠判定日は必ず医療機関を受診しましょう。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小松保則医師
こまつ やすのり/Yasunori komatsu

詳しくはこちら

経歴
帝京大学医学部付属溝口病院勤務
母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
国立成育医療研究センター不妊診療科
六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本産婦人科内視鏡学会

運営者情報

運営クリニック 六本木レディースクリニック
住所 〒106-0032 東京都港区六本木7-15-17 ユニ六本木ビル3F
お問い合わせ 0120-853-999
院長 小松保則医師