体外受精1回目での成功率は25~30%とされています


体外受精1回あたりの成功率は25~30%と言われており、この数字は1回目でもほぼ変わりません。
たいていの場合は回数を重ねても同じような成功率になると考えられますが、年齢があがっていくにつれて成功率は下がっていきます。
その他にも健康状態や病気の有無などによっても体外受精成功率は変化するので、次回以降も1回目と全く同じ成功率になるとは言い切れません。

体外受精1回の成功率は26.1%と言われています

体外受精を行った場合の1回あたりの成功率は25~30%ですが、2007年にヨーロッパで行われた統計によれば、26.1%という数字が出されています。
採卵1回あたりの数字で、あくまでヨーロッパ各国での成功率合計です。

数字だけを見てしまうと、体外受精があればいつでも妊娠できる、体外受精は成功率が低いなどあらゆる意見を持ってしまうかもしれません。
この26.1%という成功率について詳しく解説すると、病院ごとの成功率ではないことを心にとめておきましょう。

なぜなら施設によって体外受精を受けた方の年齢は大きく違っているからです。
若い方の方が体外受精が比較的成功しやすくなるため、若い方を多く治療し体外受精を行っている病院での成功率は高くなるでしょう。

逆に体外受精の手段を取った方が妊娠の確率が上がる方だけを対象に体外受精に取り組む病院では必然的に成功率はさがってきます。
中には必要のない方にまで体外受精をすすめて行い、成功率を上げようとする病院もあるので成功率の数字だけでなくあらゆる視点でその数字を確認することが大切です。

1回目の成功率は年齢で大きく違ってきます


統計での数字からすれば思ったより成功率が高いと感じる方もいるかもしれませんが、あらゆる条件が関わるため個人差があることを知っておきましょう。
中でも大きく関係している要因が年齢で、年齢があがるにつれて体外受精成功率は下がってきます。

なぜなら年齢で卵子の質や子宮内の機能が衰えてきてしまい、卵子については染色体異常の可能性もあがってくるからです。
染色体異常のある卵子の場合途中まで成長が進んだとしてもそれ以上大きくなることができず流れてしまいます。

では異常のある可能性の高い卵子は避ければ良いと思うかもしれませんが、見た目で判断することはとても難しく、見た目が良いとして選んだ卵子であっても染色体異常の可能性はあるのです。
このように見た目での判断がしづらい卵子の中から選んで体外受精を行うのであれば、年齢があがるほど成功率が下がってしまうこともうなずけるでしょう。
またアメリカで行われた報告によれば体外受精では50%の卵子に異常があり、35~37歳では70%、40歳以上では82%にもなると言われています。

自分でできる体外受精成功率アップのコツがあります

健康的な体は卵子の質も上がることが期待できるため、その分体外受精成功率もアップすることでしょう。
そのために日頃から自分でできるポイントについて心がけていきましょう。

まず食べ物で体外受精成功率を上げる方法ですが、アメリカで行われた調査では毎日の食事でたんぱく質を25%以上、炭水化物を40%以下の割合でとっていた方は妊娠しやすかったとのデータを元にしてみましょう。
さらにその方々の方が受精卵の胚盤胞まで育つ確率が16%ほど高くなっており、その結果妊娠率はそれ以外の方たちの約2倍となっていました。

このことから毎日の食事では炭水化物をとりすぎず、たんぱく質を積極的にとる内容にすることがポイントと言えます。
%で栄養の割合を考えることが難しいと感じる時は、毎日の食事の中でたんぱく質を含むものを1つは取り入れることを心がけましょう。

たとえば肉・魚・乳製品・卵・豆製品・ナッツなどを何か使うことで、おやつにはナッツやチーズなどを取るとよいでしょう。
そしてたんぱく質の吸収を助けるビタミンやミネラル類もバランスよくとっておきたいもので、野菜や海藻を使ったサラダなども加えることがおすすめです。

(まとめ)体外受精1回目での成功率はどのくらい?

1.体外受精1回目での成功率は25~30%とされています

体外受精の成功率は1回につき25~30%と言われますが、年齢が上がるにつれて成功率は徐々に落ちていきます。

また健康状態や病気の有無によっても確率は変化するので、成功率はいつも同じとは言い切れません。

2.体外受精1回の成功率は26.1%と言われています

体外受精1回あたりの成功率は25~30%とで、ヨーロッパで出された統計によると26.1%となっています。

しかし成功率は病院ごとに違いがあるため、どこで受けても同じ確率とは言い切れません。

3.1回目の成功率は年齢で大きく違ってきます

1回目の体外受精での成功率はさまざまな要因に関係があるため個人差があり、中でも大きく関係しているのは年齢です。

年齢が上がるにつれて成功率がさがっていくのは、年齢があがると染色体異常のある卵子の割合が大きくなってくるためと言われてます。

4.自分でできる体外受精成功率アップのコツがあります

炭水化物をとりすぎずたんぱく質を十分とる食事をした方が体外受精成功率アップに役立つと言われています。

そのためには、毎日の食事の中に肉・魚・乳製品・豆製品・ナッツなどを取り入れていくことです。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小山寿美江医師
こやま すみえ/Sumie Koyama

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経歴
1999年 琉球大学医学部医学科卒業
2000年 東京医科大学病院救急救命センター
2001年 東京女子医大病院腎センター
2003年 緑風荘病院 血液浄化療法センター
2006年 昭和大学病院産婦人科
2009年 昭和大学病院産婦人科 助教
2010年 東京衛生病院産婦人科
2012年 木場公園クリニック勤務
木場公園クリニック 分院 院長
2016年 六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本生殖医学会 生殖医療専門医
日本抗加齢医学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本受精着床学会
アメリカ生殖医学会

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院長 小山寿美江医師