体外受精は夫婦の健康状態や通院しやすさで種類を選びます


体外受精はそれぞれの夫婦によって行われる治療の種類が違ってきます。
夫婦の健康状態によって採卵や受精しやすい治療が選ばれ、より妊娠しやすい状態を作ります。

また夫婦の生活や仕事などによっては通院回数やタイミングのために治療方法の種類を選ぶこともあります。
なかなか着床、妊娠へと進むことが出来ない場合には、治療の種類を変える場合もあります。
受精しやすい方法へ切り替えたり着床を助ける治療を加えたりすることでより妊娠しやすくなることもあるため、途中経過を見ながらの治療の種類の選択も大切です。

体外受精は治療の各段階で数種類の治療内容を選べます

体外受精では、準備周期や採卵、受精や移植など、治療段階ごとに数種類の治療内容から選ぶことができます。
採卵できる卵子の数が治療の種類によって違うこともあり、受精や移植では方法によって妊娠確率も変わってきます。

また種類によっては通院回数を減らすことや、自分のタイミングに合わせて通院できるなどの利便性も違います。
体外受精では、効果と継続しやすさのバランスを考えて、自分たちに必要な治療の種類を選んで治療を進めていくことが大切です。

採卵までには効率を高めるために、排卵誘発剤を使用することがあります。
これにはアゴニスト法やアンタゴニスト法などの種類があり、アゴニスト法にはショート法、ロング法、ウルトラロング法などがあります。

これらは年齢や卵巣の状態、排卵コントロールの必要性などによって種類が選ばれます。
また胚移植の種類としては、分割期胚移植・胚盤胞移植・二段階移植などの種類があります。

これらは種類によって移植するタイミングや着床の確率などが違います。
また育った胚を1度凍結しておき、良いタイミングで移植する凍結胚移植というものもあります。
こうした治療の種類は、それぞれの夫婦の希望や受精卵の育ち方などに合わせて選ばれます。

体外受精は種類によって経済的負担も違います


体外受精の方法は、種類によってコストが違います。
高額になりがちな体外受精では経済的負担も大きくなるため、効果とコストのバランスを考えて治療方法の種類を選ぶことも大切です。

体外受精の方法の中には、採卵数を増やすものや、着床の可能性を高められるものもあります。
しかしそういった高確率の種類を選んだからと言って必ずしも体外受精が成功して妊娠に結びつくとは限りません。
そのため経済的な負担を減らして、不妊治療を継続することを考えることも大切です。

また卵胞の発育など、個々の条件によって進みが悪いと高額になってしまう治療の種類もありますし、基本的には高額でも凍結卵子を一度で多く確保できれば長い目で見てコストを抑えられることもあります。

ただし経済的負担を抑える種類の治療を希望しても、年齢や適応によっては希望通りの治療が選べないこともあるので医師との相談が必要です。
たとえば排卵誘発では、低刺激や完全自然法が安価となりますが、採卵できないことがあり、月経周期が不順な人には使えません。

体外受精では着床や妊娠を助ける種類の治療方法もあります

体外受精の治療方法の種類には、利用することで着床しやすくしたり、妊娠の確率を高めたりするためのものもあります。
こうした種類の治療は、妊娠のためのサポートとして使われ、体外受精の成功確率を高めていくために大切です。

着床の可能性を高めるためには、アシステッド・ハッチングという種類の治療があります。
アシステッドハッチングは、胚が着床する際に孵化を助ける治療です。

卵子の殻の部分が固いと孵化できず、着床に至りませんが、殻の部分を薄くすることや穴を開けることで孵化しやすくします。
また受精卵を凍結保存することも着床を助けて妊娠の確率を上げる方法です。

凍結しておくことで、女性の胎内を妊娠しやすいように調節してから移植することができます。
男性不妊が原因の場合には、顕微鏡下で直接精子を卵子に送り込む顕微授精という種類の方法も採られることがあります。
これは精子の数が少ない場合や、原因不明の受精障害を持つ夫婦に用いられます。

(まとめ)体外受精の種類はどうやって選ばれる?

1.体外受精は夫婦の健康状態や通院しやすさで種類を選びます

体外受精は、夫婦の健康状態によってより妊娠しやすい種類の治療方法が選ばれます。

また生活環境に合わせた通院ができるように考慮されることもあります。
なかなか妊娠しない場合には治療の種類を変えることも必要です。

2.体外受精は治療の各段階で数種類の治療内容を選べます

体外受精では、準備周期から採卵、胚移植までの過程でそれぞれに治療の種類を選ぶことが可能です。

夫婦の希望や妊娠の確率などを考えて種類を選んで、治療を進めていきます。

3.体外受精は種類によって経済的負担も違います

体外受精では、治療の種類によって経済的負担が違います。

体外受精では効果とコストのバランスを考えて、利用しやすい種類を選ぶことが必要です。
また治療のコストを抑えたくても、適応や年齢などによって使えない治療の種類もあります。

4.体外受精では着床や妊娠を助ける種類の治療方法もあります

体外受精では、主な治療方法だけでなくサポートのために行うための治療方法もあります。

サポートのために使われる治療の種類としては、着床しやすく孵化を手助けする方法や卵子を凍結してタイミングを計る方法、また男性不妊に適用となるものがあります。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小松保則医師
こまつ やすのり/Yasunori komatsu

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経歴
帝京大学医学部付属溝口病院勤務
母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
国立成育医療研究センター不妊診療科
六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本産婦人科内視鏡学会

運営者情報

運営クリニック 六本木レディースクリニック
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院長 小松保則医師