体外受精後、妊娠判定日は7日ごろからです


体外受精後に、1日でも早く妊娠判定日を利用したい方は、早くて7日以降から利用できます。
このころからhCG検査が適用となるためです。

体外受精でhCG注射を打っている場合、6日以内でhCG値が上昇する恐れがあるため注意してください。
正確な数値を測定するのに適しているのが、胚移植から11日目ころです。
早い段階で検査してもhCG値が安定しておらず、正しい判断ができない場合があります。

正確な妊娠判定を得るためには正しく指示に従うことが大切です

体外受精で胚移植から子宮で着床するまでの期間は、大体3~5日だといわれています。
そのためこれより前に妊娠判定日としても、正しい検査内容になるとはいえません。

では5日を過ぎてから検査すればよいかというと、この場合もまだ正確な判定ができるとは言い切れないでしょう。
妊娠すると分泌するhCGホルモンは、妊娠を継続させるためのホルモンです。

着床後すぐに濃度が上がるわけではなく、最初は分泌量がわずかで、検査薬で反応できるほどの量はありません。
フライング検査の妊娠検査薬では、一定基準のhCG濃度がなければ陽性反応が出ませんから、妊娠していたとしても、あまりにも早い段階では陽性にならないのです。

胚移植後の妊娠検査では、一般的に移植から数えて12~14日、胚盤胞移植では5~11日ころに行われています。
体外受精のためにhCGホルモンを投与している場合は、尿中にhCGホルモンが含まれているため、指示に従って検査したほうが確実です。

より早く知りたい場合はフライング妊娠検査薬を使います


体外受精後の妊娠検査判定日は、病院では14日ごろに行われることが多く、1日でも早く結果が知りたいと感じる方もいるでしょう。
そのような方がフライング検査を利用するなら、自宅で検査ができる市販のフライング検査薬を使う必要があります。

通常の妊娠検査薬とは中身が異なるため注意してください。
フライング検査薬とは、ドラッグストアなどで売られている検査薬のことで、通常の妊娠検査薬より、少ないhCG値でも陽性反応が出るようになっています。

市販の検査薬では、2回検査できるタイプもあるため、早い段階から回数を分けて使用し、1日でも早く妊娠を知る手段として利用が可能です。
市販の妊娠検査薬の使用方法は簡単で、一定量の尿をかけたら蓋をして、そのままラインが出るのを待ちます。

終了サインが出ても陽性反応が出ない場合は、妊娠していない、または妊娠判定日がまだ早かった可能性があるでしょう。
妊娠していても早い段階だと陽性反応が出にくい場合もあります。

その場合は日数を空けてもう一度検査するか、クリニックの妊娠判定日を待って受診しましょう。
なお妊娠検査薬で陽性反応が出ても、正常妊娠となっているか調べるために、妊娠判定日にはクリニックを受診する必要があります。

HRT周期で移植したとき注意が必要です

体外受精で胚移植をする際に、凍結胚をHRT周期で移植することがあります。
この場合は、妊娠判定日の反応を見て、HTRを続けるか注意すべきか判断する必要があるのです。

投薬を注意すると流産を招く恐れがあるため、このような体外受精を利用している場合は注意しましょう。
HTR周期の凍結胚移植とは、妊娠10週目くらいまで黄体ホルモンを補充する方法のことです。

子宮内膜の状態がよくないときや、胚移植の日を決めたい場合などに用いられています。
また自然排卵が順調ではない方でも最適な治療方法です。

卵胞ホルモンと黄体ホルモンを用いて、妊娠に適した子宮内膜に導く方法で、ロング法、ショート法、アンタゴニスト法でもこの方法が用いられます。
卵胞ホルモンは子宮内膜を厚くさせ、胚を受け入れる状態にする薬です。

黄体ホルモンは胚盤胞移植5日前から使用し、子宮内膜を着床に供えた状態にします。
胚移植後後は受精卵の着床を助け、妊娠成立がわかったら妊娠10週まで続け、流産を防ぐ薬です。

(まとめ)体外受精後の妊娠判定日はいつごろ?

1.体外受精後、妊娠判定日は7日ごろからです

体外受精後の妊娠判定日は、早くて7日以降からです。

hCG値が安定しだすのは11日目ころからのため、この段階で測定することをおすすめします。
7日以降で測定した場合でも、正しい判断をするため2回検査することもあります。

2.正確な妊娠判定を得るためには正しく指示に従うことが大切です

体外受精後に妊娠判定日を決めるためには、子宮での着床時期と、妊娠を継続させるhCGホルモンの分泌量に注意する必要があります。

フライング検査でも7日以降に行うことが多く、胚移植か胚盤胞移植かによっても多少日数は異なります。

3.より早く知りたい場合はフライング妊娠検査薬を使います

自分で早い段階から検査をしたいなら、クリニックから伝えられた妊娠判定日前に、フライング検査をしましょう。

ただしあらかじめ伝えられている妊娠判定日にはしっかりとクリニックを受診し、正しい検査を受ける必要があるでしょう。

4.HRT周期で移植したとき注意が必要です

体外受精で凍結胚をHRT周期で移植する場合は、妊娠判定日がとても重要です。

黄体ホルモンの投与を続けなければ流産する可能性があるためで、正しい判定が求められます。
妊娠しやすい状態にするために、卵胞ホルモンと黄体ホルモンを使用する治療法です。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小松保則医師
こまつ やすのり/Yasunori komatsu

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経歴
帝京大学医学部付属溝口病院勤務
母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
国立成育医療研究センター不妊診療科
六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本産婦人科内視鏡学会

運営者情報

運営クリニック 六本木レディースクリニック
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院長 小松保則医師