卵子凍結は、アラフォーでも39歳まではできる専門クリニックがほとんどです


卵子凍結の対象は、多くの専門クリニックでは成人女性で、39歳までとしています。
40歳以上の女性は推奨できないとする、日本生殖医学会のガイドラインを指針としているからです。

アラフォーでも40歳を迎えていなければ、卵子凍結は可能だと言えます。
というのも、卵子は年齢と共に衰えていき、妊娠率も下がってしまうことが理由として挙げられます。

がん治療の影響や不妊治療の一環として用いられる以外にも、卵子の老化を懸念し、将来的な妊娠に備え卵子凍結、保存は行えます。

卵子凍結の上限年齢は、39歳までとする専門クリニックがほとんどです

卵子凍結、保存ができる上限年齢には、法律で決まっていないため、専門クリニックによる自己判断となります。
ただ一般社団法人日本生殖医学会が2013年に発表したガイドラインでは、卵子凍結は成人女性で40歳以上は推奨できないとあります。

つまり39歳までとされており、専門クリニックもこのガイドラインに従うところがほとんどです。
アラフォーはアラウンドフォーティーのことで、概ね40歳前後を意味します。

卵子凍結・保存は40歳がちょうど可能か不可能かのボーダーラインになっており、40歳の誕生日を迎えるまでが可能な期限と言えるのです。
さらに凍結卵子の保存期限というのもガイドラインでは、45歳未満までが望ましいとされています。

また社団法人日本産婦人科学会も生殖年齢を超えない範囲内でと言及しているのです。
生殖機能は、加齢と共に徐々に衰え、やがて閉経を迎えると機能が停止します。

保存期限についても、厳密に言うと専門クリニックによって異なるのです。
やはりガイドランを指針とし、45歳の誕生日までとしている所が多いとされています。

がん治療のための卵子凍結なら、未成年でもできる場合があります


卵子凍結が行えるのは、日本生殖医学会のガイドラインにより以下の3つケースとなっています。

がん治療などを受けている場合

放射線や抗がん剤を使った治療などを行うと、卵巣機能が低下し、妊娠が難しくなります。
しかし治療前に採卵し、卵子凍結して保存しておくことで治療後も妊娠が望めるのです。

この場合、未成年であったとしても、本人と保護者の同意があれば、卵子凍結は可能だとされています。

健康上問題はないが卵子の保存を希望している場合

将来的な妊娠に備えて質のよい卵子をあらかじめ確保しておくというケースです。
仕事でのキャリアを優先させるなどの理由で昨今は晩婚化社会となり、いわゆる高齢出産が増えています。

年齢を重ね、卵巣機能の衰えが懸念される場合は卵子凍結、保存を認めるとされています。

不妊治療を行う際に、費用や心身の負担を軽減する目的の場合

体外受精などを行う場合、成功までに複数回採卵が必要となります。
しかし卵子凍結により採卵の回数を減らし、体への負担を少なくできるのです。

卵子は加齢と共に老化し、妊娠率も下がると言われています

そもそも卵子凍結に年齢制限が設けられているのは、卵子の老化と関係しています。
卵子は年をとる度にどんどん老化が進みます。

目に見える肌だと加齢による衰えが感じやすいですが、卵子も肌と同様です。
卵子の数も最も多いのが実は母親のお腹にいる頃、つまり胎児の時期なのですが、誕生時には既にかなりの数の卵子がなくなります。

そこから年を重ね、35歳以降になると急激に減ってしまうのです。
卵子の老化のメカニズムについて、詳しいことは実はまだはっきりとは解明されていません。

しかし高齢妊娠・出産では、卵子の劣化により通常の本数とは異なった本数になる染色体異常や、受精卵の胚が育たないなどのトラブルが起こりやすいです。

質の落ちた卵子では受精自体、もしくは受精しても着床、妊娠が上手くいかないケースもあり、さらに妊娠しても流産が起こるリスクも高まると言われています。

高齢出産であっても、こういった卵子の老化による影響を少しでも軽減するための卵子凍結、保存は有効な方法の1つだと考えられているのです。

(まとめ)卵子凍結はアラフォーでもできるの?

1.卵子凍結は、アラフォーでも39歳まではできる専門クリニックがほとんどです

卵子凍結はアラフォーと呼ばれる40歳前後の女性のうち、39歳までなら可能だというのが一般的です。

卵子は加齢により劣化するため、高齢妊娠、出産を成功させるための手段としても用いることができます。

2.卵子凍結の上限年齢は、39歳までとする専門クリニックがほとんどです

卵子凍結、保存は日本生殖医学会のガイドラインによると成人女性で39歳までとなっており、専門クリニックも指針としています。

また凍結卵子の保存期限についても生殖機能が衰えるまで、大体45歳未満としているところがほとんどです。

3.がん治療のための卵子凍結なら、未成年でもできる場合があります

卵子凍結は加齢による卵巣機能の低下や不妊治療の一環の場合は、成人女性が対象となっています。

ただしがん治療の影響による場合は、未成年であっても条件を満たせば卵子凍結、保存が行えるとされています。

4.卵子は加齢と共に老化し、妊娠率も下がると言われています

卵子も年をとると機能が衰え、奇形や変色などが起こりやすく妊娠率も低下にも繋がると言われています。

若く正常な卵子を残しておくことは、高齢妊娠・出産を成功させるためにも有効な方法だと言えるでしょう。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小松保則医師
こまつ やすのり/Yasunori komatsu

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経歴
帝京大学医学部付属溝口病院勤務
母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
国立成育医療研究センター不妊診療科
六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本産婦人科内視鏡学会

運営者情報

運営クリニック 六本木レディースクリニック
住所 〒106-0032 東京都港区六本木7-15-17 ユニ六本木ビル3F
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院長 小松保則医師