不妊治療とは検査や治療をすることです


不妊治療とは、病院を受診して赤ちゃんができない原因を特定するための検査や、治療を受ける方法のことです。

原因は人それぞれで、何が問題となっているのかを明らかにします。
人によっては複数の原因が関係している場合や、治療しなければわからないこともあるようです。

検査で原因がわからなければ、ステップアップで治療を進めていき、自然な治療から高度な治療へと段階を踏んで治療していきます。

不妊治療を開始する時期は1年以内に妊娠できないときです

不妊治療を開始する時期は、避妊をしない夫婦生活を送っても、1年以内に妊娠しないときです。
20代~30代前半の場合は、避妊しない状態なら1年で80%、2年で90%の人が妊娠するともいわれています。

この期間をまだ過ぎていないなら、不妊治療を受ける時期ではありません。
ただし、月経不順や月経痛がひどいなど何らかの症状があるなら、病院を受診しておくと安心です。

30代後半の方も、1年以上避妊をせず夫婦生活を送っていて妊娠できないなら、不妊治療を受ける時期だといえます。
この年齢になると卵子の数が減少し、質も低下しやすいため、早めの受診がおすすめです。

40代に入った方は、1年を待たず不妊治療を受けてみましょう。
この年齢でも自然に妊娠する方もいれば、妊娠しにくくなる方もいます。
個人差があるため何ともいえませんが、妊娠適齢期を過ぎているため、質のよい卵子が残っているか検査をしておくと安心でしょう。

不妊治療は現在の体の様子を知るきっかけとなるため、40代に入った方は不妊治療をする・しないに関わらず、検査することをおすすめします。
どの年齢の方でも、不妊の原因は男女ともにありますから、夫婦一緒に検査を受けに行ってみましょう。

不妊治療の第一歩は病院選びからです


これから不妊治療を開始しようと思ったら、病院を選ぶ必要があります。
不妊治療の病院といっても、産婦人科もあれば不妊治療専門外来を設けているクリニックなどさまざまです。

婦人科はこれから出産する方や、婦人科の病気を抱えている方、不妊治療を希望される方など、いろいろな方が訪れています。
総合的に診てもらいたいときは婦人科でもよいでしょう。

不妊治療を専門に治療したいと思うなら、専門外来がおすすめです。
病院の規模も個人病院もあれば、大学病院のような大きなところもあります。

小さなところは1人の医師が担当してくれるのに対し、大きな病院は複数の医師が担当することもあるようです。
大きな病院でも医師を指定できる場合もあるため、担当医を決めたい場合に選んでください。

不妊治療は何度も通院しなければならず、仕事を持っている方は、通いやすさも重視する必要があります
仕事の途中で通いやすい場所や、仕事帰りに立ち寄りやすい病院だと、スムーズに不妊治療を進められるでしょう。

最近の不妊治療専門病院は、講習会を開催しているところがあります。
どの病院を選んだらよいのか迷ったら、まずは詳しい説明が聞ける講習会に参加してみましょう。
病院の雰囲気がわかり、クリニックの治療方針も知ることができます。

初診から1周期までは検査が必要です

不妊治療といってもいきなり治療を開始するわけではありません。
初診は問診から始まり、月経周期など現在の状況を聞くところからです。

それから状況に応じて検査が始まります。
不妊治療に必要な検査は多数あるため、すべての検査が終了する期間は1周期くらいです。

初診の際には問診以外にも、内診もあります。
内診は子宮や卵巣などの状態を確認する方法で、診察台に上がって検査をするため、脱ぎやすく着やすい服装で受診しましょう。

スカートを穿いていくと、支度の手間がかからず負担が少なくなります。
初診にかかる費用は、事前に問い合わせておくと安心です。

最初から検査が入っている場合は費用が高額となる場合がありますので、確認しておいてください。
不妊治療には保険が適用されるものと、適用されていないものに分かれています。

検査で保険が使えないものもあるため、少し多めの費用を持って行くと安心です。
初診から夫婦一緒に受診しなくても大丈夫です。

どちらにしても、最終的には夫婦そろっての検査が必要となりますから、2人で一緒に受診しておくと検査日が少なくなります。
お互いの考え方を医師に伝えるためにも、夫婦そろっての受診がおすすめです。

(まとめ)不妊治療とは一体どんなもの?

1.不妊治療とは検査や治療をすることです

不妊治療とは赤ちゃんができない原因特定のための検査や、治療を受けることです。

原因がわからなければステップアップで治療を進めていき、自然な方法から高度な治療へと段階を経ていきます。

2.不妊治療を開始する時期は1年以内に妊娠できないときです

不妊治療の開始時期は、年齢によって多少変わります。

20代~30代の方は、1年待って妊娠しないときが不妊治療の受診時期です
40代に入った方は、1年を待たず早めに検査をしに受診しましょう。

3.不妊治療の第一歩は病院選びからです

不妊治療の第一歩は病院選びからです。
病院は婦人科と専門病院に分かれており、それぞれが個人病院と大きな病院から選ぶことができます。

通院の時間を考えながら、通いやすさも考えてみましょう。

4.初診から1周期までは検査が必要です

初診から1周期までは検査が必要となります。

最初は問診や内診が中心で、検査が入るときは費用も確認しておいてください。
夫婦そろって初診に行くと、検査がしやすく希望も伝えやすいでしょう。



仕事や趣味を続けながら、無理のない不妊治療を

監修医情報

六本木レディースクリニック
小松保則医師
こまつ やすのり/Yasunori komatsu

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経歴
帝京大学医学部付属溝口病院勤務
母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
国立成育医療研究センター不妊診療科
六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本産婦人科内視鏡学会

運営者情報

運営クリニック 六本木レディースクリニック
住所 〒106-0032
東京都港区六本木7-18-18 住友不動産六本木通ビル6F
お問い合わせ 0120-853-999
院長 小松保則医師