体外受精しても着床しない場合は着床障害の可能性があります


体外受精を行っても何らかの原因で着床しない場合があります。
その中でも、何度も体外受精にチャレンジしているのに着床しないという場合には、着床障害の可能性も考えられます。

着床障害の原因を検査することで、ある程度その原因となっている症状や病気が特定できることがあります。
原因が分かればそれを治療することが可能になります。

着床障害があると体外受精を試みても着床しないことがあります

妊娠とは卵子と精子が受精し受精卵になるだけでなく、その受精卵が細胞分裂を繰り返しながら子宮内膜に着床し、受精卵が子宮内膜に完全に埋まることで成立します。

体外受精を試みた場合に、妊娠にまでたどり着く確率は20~40%程度だと言われています。
体外受精は受精卵を体内に戻しているのだからそのまま着床し、妊娠するのでは?と思う人も少なくありません。

しかし実際にはもともとの子宮の形や子宮内膜の状態、受精卵の状態など様々な理由が重なり合い、妊娠しない場合も多いものなのです。
何度体外受精を繰り返しても着床にまで至らない場合は、もしかすると着床障害と呼ばれる状態かもしれません。

医療の進歩に伴って体外受精をした時の妊娠の確率は、ずいぶんと上昇してきました。
着床障害かどうかは検査を受けることである程度分かります。

病気など何かしらの原因が判明した場合は、まずはその病気の治療を優先しましょう。
着床障害だと分かった場合でも、妊娠できないわけではなく、着床障害を乗り越えて妊娠&出産している女性は沢山います。

着床障害の原因は、検査で分かる場合があります


何度も体外受精を行っているのに着床しない場合は、着床障害の可能性があります。
着床しても妊娠が長続きせず流産してしまうことも着床障害のひとつともされています。

着床障害を起こす原因は様々で、ひとつだけが原因ではなく2つ以上の原因が重なって起こっている場合もあります。
着床障害の検査内容は、血液検査・超音波検査・子宮鏡検査等があり、様々な角度から子宮をチェックし不妊の原因になる要素が潜んでいないかを探します。

たとえば子宮筋腫や子宮内膜ポリープがある場合、生まれつきの子宮の形に原因がある場合、黄体ホルモンの分泌が足りていない場合、子宮内膜が他の臓器と癒着してしまっている場合などは着床障害の原因になることがあります。

疑われる症状や病気がある場合は、不妊治療と同時に症状や病気の治療を優先して行うことをおすすめします。
ただし着床障害は原因が1つだけとは限らず、2つ以上の原因が複雑に絡み合っているケースもよくあります。
着床障害の原因がこれだと特定するのは非常に難しいのが現状です。

着床障害の原因を知ることで治療も可能になります

体外受精を行う際に着床障害が疑われる場合は、その原因を探る検査を行い、原因と思われるものが見つかった場合はその治療を行います。
子宮筋腫や子宮内膜のポリープが見つかった場合は、手術で取り除くことができます。

生まれながらの子宮の変形や子宮内膜の癒着も、手術で症状を改善させることができます。
黄体ホルモンの不足はホルモン剤の投与が可能です。

ホルモンバランスが少しでも整うようにと、ライフスタイルを見直すきっかけになるかもしれません。
着床障害が疑われる原因について検査を行うと、自分でも気が付かなかった症状や病気が発見されることがあります。

不妊の原因になっているかもしれないポイントを知ることで、治療も可能になります。
子宮の状態に異常がない場合でも、何らかの理由で受精卵の細胞分裂が途中でストップするなどの理由で着床しないこともあり、不妊は非常に複雑な身体の仕組みが関係して生み出された状態だと言えるでしょう。

1つ1つ問題と解決法を探すことで、1歩ずつ妊娠へ近づくことができます。
不妊治療では前向きに進んでいくことが最も大切なことだと言えるでしょう。

(まとめ)体外受精しても着床しないのは着床障害?

1.体外受精しても着床しない場合は着床障害の可能性があります

体外受精に何度も挑戦しているけれど着床に至らない、もしくは着床しても妊娠期間が保てず流産してしまうという場合があるでしょう。

そんな時は、着床障害を疑ってみてもいいかもしれません。
原因を知ることで、正しい治療を受けることができるでしょう。

2.着床障害があると体外受精を試みても着床しないことがあります

妊娠は、受精卵が子宮内膜に着床することで成立します。

体外受精を試みたからと言って、100%妊娠するわけではありません。
しかし何度も体外受精に挑戦しているけれど着床しない場合は、着床障害の可能性もあるため、検査を受けてみても良いでしょう。

3.着床障害の原因は、検査で分かる場合があります

何らかの理由で着床できにくい状態であることを着床障害と言います。

着床障害を引き起こしている原因は、検査である程度特定することができます。
原因の予想が付いた場合には、その症状や病気を治療することが大切です。

4.着床障害の原因を知ることで治療も可能になります

着床障害の原因のを発見することで、その症状や病気を治療し、より妊娠しやすい体に近づけることが可能になります。

不妊の原因を特定するのは難しく、原因も複数が重なっているケースも多々ありますが、一歩ずつ前向きに取り組むことがポイントです。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小松保則医師
こまつ やすのり/Yasunori komatsu

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経歴
帝京大学医学部付属溝口病院勤務
母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
国立成育医療研究センター不妊診療科
六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本産婦人科内視鏡学会

運営者情報

運営クリニック 六本木レディースクリニック
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院長 小松保則医師