卵子のためには、足りないタンパク質をプロテインで補うこともおすすめです


プロテインとは、タンパク質です。タンパク質は主に筋肉や内臓など身体の基盤を作るための材料です。

良質な卵子を作るためにタンパク質は必要な栄養素と言われています。そのため食事では不足している量をプロテインで補うことはよいと考えられているのです。

ただ妊娠が成立すると、胎児に何らかの影響を及ぼすリスクも気になるでしょう。自己判断での使用は控え、医師に相談しながらプロテインを使用するようにしてください。

タンパク質は、良質な卵子に欠かせない栄養素です

プロテインはタンパク質と同じ意味の言葉です。そしてタンパク質は、筋肉・血管・皮膚などあらゆる組織を作る作用があります。

タンパク質が不足すると、筋肉を作ることができないなど身体に影響を与えると言われています。そのため卵子にとっても悪い影響をきたす可能性があります。

卵子の発育を促すためにも、タンパク質は欠かすことができない栄養素です。タンパク質は、肉・魚・乳製品などに多く含まれています。

しかしタンパク質の1日必要量は、体重50kg程度であれば50~70g程度必要とされています。この量を摂取するのは非常に難しく、多くの女性が不足傾向にあると言われています。

そのため不足分をプロテインで補うことは、妊娠を考える女性の身体づくりのためにもよいと言われているのです。

一般に販売されているプロテインには、ビタミンも含まれており、身体のためにもよい環境を作る効果が期待できます。

日々の食事でタンパク質を摂りながら、足りない分をプロテインで補うようにしましょう。プロテインだけに頼りすぎると、他の栄養素が不足する恐れがあります。

あらゆる栄養を不足させないためにも、食事はきちんと食べるようにしてください。

プロテインの摂りすぎには注意しましょう


プロテインを摂取する量は、活動量や食事内容などで異なります。活動量が多ければ、多めにプロテインを摂っても問題ありません。

しかし活動量が低い場合、プロテインを摂取しすぎると肥満に繋がる恐れがあります。肥満は、妊活にも悪影響を与えると言われています。

そのため摂りすぎには注意するようにしましょう。プロテインによってタンパク質を摂り過ぎてしまえば、内臓疲労を引き起こす可能性もあります。

また海外で販売されているプロテインには、安全基準を超える重金属が含まれている場合があります。安全基準を超えていれば、健康にどのような影響を及ぼすかわかりません。

・摂取する上限量を守る
・できる限り国内生産品を選ぶ

これらの点に注意して、プロテインを安全に使用するようにしましょう。

医師に相談しながら、プロテインを使用するようにしましょう

プロテインは、妊活中にもおすすめの成分が含まれており、よいサポート食品になると言えます。しかし妊娠が成立した後は、プロテインの成分によっては胎児に影響を及ぼす恐れがある可能性もあるため、注意を払うべきでしょう。

プロテインにはビタミンが配合されているものが多く、その中のビタミンがお腹の中の子供へ悪影響をもたらしてしまう場合があるのです。

たとえば超初期から初期の妊娠時には、ビタミンAを摂取しすぎると、胎児の奇形を誘発するリスクが高くなると考えられています。

さらにプロテインの商品の中には、大豆イソフラボンから抽出しているものがあります。大豆イソフラボンは、過剰に摂取することでホルモンバランスが乱れ、胎児に影響を及ぼす場合があると言われています。

そのため妊娠中にプロテインを摂取することは注意が必要です。もし妊娠の初期症状や体調に変化を感じた場合には一旦プロテインの使用を控えるようにしてください。

プロテインをそのまま使用し続けるかは、必ず医師の判断を仰ぐようにしてください。妊娠中の食生活は、お腹の赤ちゃんへ影響が出ることも多いです。

プロテイン以外であっても、何らかのサポート食品を使用するのであれば、医師の指導のもとで使用するようにしましょう。赤ちゃんの健康のためにも、食生活には気を配るようにしてください。

(まとめ)卵子のためにプロテインは摂った方がいいの?

1.卵子のためには、足りないタンパク質をプロテインで補うこともおすすめです

タンパク質は身体の基盤を作るための材料です。良質な卵子作りにとっても、タンパク質は欠かせません。

食事で不足したタンパク質をプロテインで補うのはおすすめの方法です。ただ妊娠が成立した後は医師と相談の上で使用を検討するようにしてください。

2.タンパク質は、良質な卵子に欠かせない栄養素です

タンパク質が不足すると筋肉が発達しにくいなど身体に悪い影響を及ぼします。タンパク質不足は卵子の発育にも影響していると言われています。

多くの女性がタンパク質不足の状態にあります。食事で足りない分をプロテインで補うようにしましょう。

3.プロテインの摂りすぎには注意しましょう

活動量が低い場合、プロテインを摂りすぎると肥満に繋がる恐れがあります。肥満になると妊娠に悪影響を与えます。

摂りすぎることで内臓疲労を招く恐れもあるため、適量を守るようにしましょう。安全性を高めるためには、国内生産品を選ぶようにしてください。

4.医師に相談しながら、プロテインを使用するようにしましょう

プロテインに含まれるビタミンAを過剰に摂取すると、胎児の奇形を誘発する恐れがあります。大豆イソフラボンで作られたプロテインも胎児に影響を及ぼす場合があります。

体調に異変を感じたら、使用を控えてください。医師の指導のもと使用してください。


仕事や趣味を続けながら、無理のない不妊治療を

監修医情報

六本木レディースクリニック
小松保則医師
こまつ やすのり/Yasunori komatsu

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経歴
帝京大学医学部付属溝口病院勤務
母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
国立成育医療研究センター不妊診療科
六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本産婦人科内視鏡学会

運営者情報

運営クリニック 六本木レディースクリニック
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院長 小松保則医師