高齢になると卵子は徐々に老化していきます


高齢になるにつれて、状態のいい卵子は減っていきます。その結果老化卵子が増え、妊娠率が低下し流産率が60%以上になると考えられているのです。

老化卵子が増える理由として、閉経の準備が始まるからとされています。平均的に35歳頃からその準備は始まり、卵巣機能の低下が起こるのです。

高齢出産は妊娠がしにくいだけでなく、多くのリスクもあります。専門知識を持つ医師と話し合いながら、治療を進めていくようにしてください。

老化卵子は35歳頃より増えていきます

卵子のもととなる原始卵胞は、生まれた時にはすべて卵巣の中に形成されています。そのため卵子の年齢は、自身の年齢と同じであると言えます。

自身が高齢になるにつれて、卵子も高齢になっていくのです。その結果、状態のいい卵子は減っていき老化卵子が増えていくと言われています。

老化卵子は、受精卵などになりにくくなると考えられています。また染色体異常を持つ可能性も高くなるとされているのです。

そのために妊娠率が低下し、着床しても流れてしまう流産する確率が高くなるのです。日本産婦人科学会の統計では、流産率は60%以上との報告もあります。

老化卵子になる主な理由として、閉経の準備に入るからだと言われています。平均的に35歳頃にその準備は始まり、卵巣の機能が徐々に低下していく傾向にあるのです。

卵巣が機能低下になると、卵子の状態は悪くなります。つまり老化卵子が増えることは、生理現象によって引き起こされているため、避けて通ることはできません。

高齢での出産は多くのリスクを抱えています


高齢出産とは、一般的に35歳からの出産とされています。近年、晩婚化などが原因で高齢出産になっている人も増えてきています。

しかし残念ながら、高齢での出産は母体ともにさまざまなリスクが伴うと言われているのです。

染色体異常の可能性が高くなる

染色体異常は、精子と卵子が受精する時点で生じることが多いと考えられています。老化した精子や卵子は染色体異常を引き起こす原因の1つとされています。

老化卵子や精子は、受精や着床する可能性が低くなり、そのため不妊症の原因になると言われているのです。40歳の出産の場合、およそ100人に1人の割合でダウン症を持った子供になるという報告もあります。

高齢出産が必ずしも染色体異常を持つ子供が生まれるというわけではありませんが、そのリスクが高いことは知っておきましょう。

流産する可能性が高くなる

胎児の染色体異常が原因で起こりやすくなると言われており、切迫早産や帝王切開など想定外のことが起きる可能性が高い傾向にあります。そのため高齢出産の経験が豊富な産婦人科などをあらかじめ選ぶようにしましょう。

高血圧や糖尿病になる可能性が高くなる

妊娠は、母体に大きな負担をかけてしまいます。たとえば妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などです。

妊娠高血圧症候群の場合、妊婦全体では10%程度発症すると言われています。しかし35歳以上では14~18%程度と発症する確率は高くなるのです。

妊娠高血圧症候群は妊娠中毒症とも呼ばれ、血圧だけでなく体調不良も引き起こすとされています。そのため帝王切開になる可能性もあります。

高齢での出産は、リスクをしっかり知った上で、かかりつけの産婦人科などを選ぶようにしてください。

リスクを減らすためにも生活を見直しましょう

厚生労働省によると、35歳以上での出産数は増えている傾向にあります。リスクを減らすためにも、高齢出産における正しい知識を知ることが大切と言われています。

また高齢出産におけるリスクを減らすためには、生活習慣を見なおすことが重要と考えられているのです。生活習慣を見なおすことで、ホルモンバランスを整え卵子を良い状態に保つことができます。

その結果、妊娠出産しやすい身体を作ることにつながるのです。高齢で排卵に不安がある人は、不妊治療専門のクリニックなどで状態を検査し、確認することができます。

1人で悩む前に、ますは医師などに相談するようにしましょう。

(まとめ)高齢になると卵子はどうなるの?

1.高齢になると卵子は徐々に老化していきます

高齢になると状態のいい卵子は減り、老化卵子が増えると言われています。妊娠率が低下し、流産率が高くなります。

35歳頃から徐々に卵巣機能が低下し始めると言われているのです。

2.老化卵子は35歳頃より増えていきます

卵子の年齢は自身の年齢と同じです。老化卵子は受精卵になりにくくなるため、妊娠率が低下します。

また着床しても流れやすくなり、流産する確率が高くなっていくのです。35歳頃に閉経の準備が始まるため、卵巣の機能が徐々に低下していきます。

3.高齢での出産は多くのリスクを抱えています

高齢出産とは一般的に35歳からの出産のことです。染色体異常や流産、妊娠高血圧症候群のリスクが高くなります。

リスクを把握した上で、かかりつけの産婦人科を選ぶようにしましょう。

4.リスクを減らすためにも生活を見直しましょう

35歳以上での出産数は増えている傾向にあります。高齢出産におけるリスクを減らすために、正しい知識を知るようにしましょう。

また生活習慣を見直し、ホルモンバランスを整えるようにしてください。排卵の状態などは病院で検査することができます。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小松保則医師
こまつ やすのり/Yasunori komatsu

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経歴
帝京大学医学部付属溝口病院勤務
母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
国立成育医療研究センター不妊診療科
六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本産婦人科内視鏡学会

運営者情報

運営クリニック 六本木レディースクリニック
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院長 小松保則医師