卵子が高熱で減るという説の医学的な根拠はありません


卵子が高熱で減るという説に、医学的な根拠はまったくありません。人間には、体温を一定に保とうとする働きがあります。

そのため子宮の中に存在する卵子までに熱の影響がいくとは考えにくいです。さらに子宮のまわりには、多くの体脂肪があります。

体脂肪は、体内の温度コントロールをする役割があります。その結果、卵子をしっかりと熱から守る働きをするのです。

一方男性の場合には、高熱が続くことで精子を形成する能力が低下する可能性があります。卵子や精子に悪影響を及ぼす要因として飲酒や喫煙があります。

できる限り早めに控えるようにしてください。

高熱で卵子が死滅することはありません

私たち人間は恒温動物のため、体温を一定に保とうとする働きがあります。さらに卵子は子宮の中に存在します。

子宮は腹部の体脂肪に覆われており、体脂肪は温度をコントロールする役割があると言われているのです。そのため高熱が出たとしても、子宮で守られている卵子に影響を与えるとは考えにくいとされています。

反対に卵子にとって、高熱よりも冷える方が良くありません。腹部や下半身が冷えることで、全身の血の巡りが悪くなります。

その結果、子宮に運ばれる血流も低下してしまいます。血流が低下すると、必要な栄養素を運ぶことができない、老廃物を出すことができない状態に陥るでしょう。

そのため卵子の発育に悪影響を及ぼす可能性が高くなるのです。卵子の状態を良くするためにも、できるだけ冷やさないように子宮を温めるようにしてください。

また高熱では卵子に影響を与えること言われているため、風邪を引いても安心してください。むしろ、過剰に心配することは、ストレスとなります。

ストレスを溜めることは、卵子にとって良くはありません。常にリラックスするように心がけましょう。

男性の場合、高熱は精子に影響を及ぼす可能性があります


男性の場合おたふく風邪などで高熱が続く時には、注意が必要です。高熱によって、精子を形成する能力が低下する可能性があると考えられているためです。

小児期に高熱が続いた経験がある場合には、精子の状態を検査するようにしてください。また卵子や精子に悪影響を及ぼす習慣として、飲酒や喫煙が挙げられます。

適度な飲酒は、リラックスや血流促進などの効果が期待できます。しかしアルコールの量が増えすぎると、男性では勃起不全などの症状が起こりやすくなるとされているのです。

女性がアルコール依存症になると、無月経が起こる可能性があると言われています。また女性が喫煙することで、女性ホルモンの生成を抑制し、閉経を早めると言われています。

また卵子の遺伝子異常の確率を高めると考えられているのです。男性の場合も精子の運動能力の低下や精子の形成異常などを引き起こす可能性があるとされています。

妊娠を希望する場合、男女ともに妊娠がわかる前から飲酒や喫煙を控えるようにしてください。卵子や精子の発育環境を整えるように心がけましょう。

卵子や精子の状態に不安がある場合にはクリニックを受診しましょう

卵子や精子の状態は、不妊治療専門のクリニックなどで検査することができます。何か不安がある場合には、早めに診察を受けるようにしてください。

検査によって、必要があれば治療を行うことができます。不妊症とは、妊娠を望む男女が避妊を行わずに性交渉をしているにも関わらず、1年以上妊娠しない状態のことを言います。

近年、不妊症で悩む人は増加傾向にあると言われているのです。不妊症の原因は男性の場合や女性の場合、両者の場合、原因がわからない場合があるのです。

それぞれの原因に合わせて、治療を段階的に進めていきます。卵子や精子の状態だけでなく、子宮や卵管の形など詳しい検査も行うことができます。

不妊治療専門のクリニックで身体の状態を検査することで、将来設計をプランニングしやすくなるでしょう。妊娠を望む場合には、一度診てもらうようにしてください。

(まとめ)高熱が出たら卵子は大丈夫?

1.卵子が高熱で減るという説の医学的な根拠はありません

卵子が高熱で減るという説に医学的な根拠はまったくありません。人間には、体温を一定に保とうとする働きがあります。

さらにお腹のまわりにある体脂肪が体温コントロールを行っています。その結果卵子に熱が届くことはなく、しっかりと守られているのです。

2.高熱で卵子が死滅することはありません

私たちの身体は、体温を一定に保つ働きがあります。体脂肪には温度をコントロールする役割があります。

そのため高熱では卵子に影響を与えることはないと言われているのです。反対に子宮を冷やすことは卵子に悪影響を及ぼすと考えられています。

3.男性の場合、高熱は精子に影響を及ぼす可能性があります

高熱が続くことで、精子を形成する能力が低下する可能性があります。飲酒や喫煙は卵子や精子に悪影響を及ぼすと言われているのです。

妊娠を希望する場合には、早めに飲酒や喫煙を控えるようにしましょう。

4.卵子や精子の状態に不安がある場合にはクリニックを受診しましょう

卵子や精子の状態は不妊治療専門のクリニックなどで検査することができます。不妊症の原因はさまざまあるため、原因にあった治療を段階的に進めていくようにしてください。

将来設計のためにも一度診てもらうようにしましょう。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小松保則医師
こまつ やすのり/Yasunori komatsu

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経歴
帝京大学医学部付属溝口病院勤務
母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
国立成育医療研究センター不妊診療科
六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本産婦人科内視鏡学会

運営者情報

運営クリニック 六本木レディースクリニック
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院長 小松保則医師