女性の年齢と卵子の年齢は同じなので卵子も年を取ると言われています


卵子の年齢は女性の年齢と同じだと考えられており、卵子も年を取るものだとされています。
昔と比べて晩婚化が進んだこともあり、30歳を過ぎてから結婚や出産を考えることも珍しくなくなりました。

しかし卵子が年を取ることを知らないまま、後に不妊症に悩む女性も増えています。
卵子が年を取るという知識は、女性の間で意外に広まっていないと言います。

現実として卵子が年を取る以上、早めに不妊治療に取り組んで、妊娠率を上げようという意識が必要です。

卵子が年を取ると妊娠率が下がります

卵子が年を取ると、妊娠率が下がることがわかっています。
子供を産みたいと考えるのであれば、卵子が年を取る前に不妊治療に取り組むのが大切です。

女性は卵子のもとになる原始卵胞を200万個ほど持って、この世に生まれます。
原始卵胞は月経が始まる思春期の頃までに、約180万個が失われ、1日あたり30~40個ほど減少し続けます。

女性が年を取るごとに数が激減するだけでなく、卵子の質も低下してしまうと考えられているのです。
年を取ると卵子の質が下がるため、妊娠できたとしても流産してしまう恐れがあります。

卵子は年を取ると、染色体異常を起こす確率が高くなると指摘されているからです。
通常、人間の染色体の数は46本あり、卵子と精子の中にそれぞれ23本ずつ備わっています。

受精の時にお互いに持っている染色体が合わさって、合計46本の染色体が構成されます。
受精卵は、46本の染色体の情報をもとに細胞分裂を繰り返して、胎児へと育つのです。

染色体異常とは、本来23本ずつになるはずの染色体が22本や24本になるなど、数の異常が起きた状態を指しています。

41歳の女性が妊娠した時に染色体異常が起こる確率は、1.2%ほどとされ、必ずしも発生率は高くありません。

ただし染色体異常があると、流産やダウン症の可能性が高くなります。
ダウン症は染色体が合計47本あり、21トリソミーとも呼ばれています。

他の13トリソミーや18トリソミーなどの染色体異常も、卵子が年を取ると発生する確率が上がるのです。
専門のクリニックで行う着床前診断では、染色体異常の有無を調べることができます。

年を取ると婦人科系疾患にかかりやすくなります


女性の年齢が上がり、卵子が年を取ると、婦人科系疾患に罹患する確率が上がります。

婦人科系疾患は不妊の原因になることもあるので、女性の方は定期的な検査を欠かさない方がよいでしょう。
不妊の原因になりやすいのは、卵管や子宮などに起こる疾患です。

排卵因子

月経不順には排卵障害が隠されていることがあるので、長く月経不順に悩んでいる場合は専門医に相談しましょう。
過剰なダイエットや精神的なストレスが、月経不順を招くと言われています。

子宮因子

貧血気味で月経量が多い方は、子宮筋腫の可能性があります。
子宮筋腫は着床や受精の妨げとなるので、妊娠率が下がるのです。

頸管因子

排卵期におりものが充分に分泌されないと、精子が子宮に到達しにくくなります。
子宮の奇形や子宮頚部炎症が原因と考えられています。

卵子は年を取るという認識を持って不妊治療に臨みましょう

不妊治療の成功率は、女性や卵子の年齢にも深く関わってきます。
卵子は年を取るものであるという認識をもって、不妊治療に取り組みましょう。

女性には、妊娠適齢期があります。
月経があるからといって、妊娠する確率が高いわけではありません。

閉経が訪れる10年ほど前から、妊娠できる確率は下がっています。
時代の流れで、今後さらに晩婚化や高齢出産が進んだとしても、生物学的に女性が妊娠・出産できる年齢は変わりありません。

子供を持ちたいと願うのなら、卵子が年を取るという認識を持って、早めに行動しましょう。

不妊治療は技術の発展が進んでいますが、女性の生殖可能年齢を変える方法はありません。
パートナーや医師と話し合って、計画的に不妊治療を受けましょう。

(まとめ)卵子も年を取るの?

1.女性の年齢と卵子の年齢は同じなので卵子も年を取ると言われています

卵子が年を取るという事実を知らないまま、晩婚や高齢出産を考える女性が少なくないと言われています。

女性の年齢と卵子の年齢は同じと考えられており、若い年齢の時の方が妊娠する確率が高くなります。
出産を望むのであれば、早めの不妊治療を考えましょう。

2.卵子が年を取ると妊娠率が下がります

卵子が年を取ると妊娠しにくくなり、妊娠しても流産となる確率が上昇します。

また染色体異常が起こるリスクも高くなることがわかっているのです。
不妊治療専門のクリニックで行う着床前診断では、染色体異常の有無を検査できます。

3.年を取ると婦人科系疾患にかかりやすくなります

女性が年を取ると、婦人科系疾患による不妊が増加します。

不妊の原因となるのは月経不順や子宮筋腫、子宮の奇形や炎症などです。
月経に気がかりな点がある場合や、排卵期のおりものが少ない時は専門のクリニックを受診しましょう。

4.卵子は年を取るという認識を持って不妊治療に臨みましょう

不妊治療を成功させるには、卵子が年を取るという認識を正しく持つことが大切です。

女性には生殖可能な年齢に限りがあります。
パートナーや医師と話し合い、計画的に不妊治療に取り組みましょう。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小松保則医師
こまつ やすのり/Yasunori komatsu

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経歴
帝京大学医学部付属溝口病院勤務
母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
国立成育医療研究センター不妊診療科
六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本産婦人科内視鏡学会

運営者情報

運営クリニック 六本木レディースクリニック
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院長 小松保則医師