卵子凍結した方が着床率が高くなると言われています


卵子凍結をすると1ヶ月は子宮を休ませることができるため、採卵周期移植と比べて着床率が上昇すると考えられています。

また卵子凍結の場合は流産してしまう確率も下がると言われています。
卵子凍結は卵子凍結をしないで妊娠を試みるよりも、着床率が高くなると判断された時に行われることもあります。

不妊治療を考えている方の中には、卵子を凍結することに不安を感じる方もいるでしょう。
しかし専門家の間では、卵子凍結で生まれてくる子供に異常が発生することは、まずないと考えられています。

未受精卵よりも受精卵を卵子凍結すると着床率が上がると考えられています

同じ採卵をしてから体外受精、または顕微授精する採卵周期移植と比べると、着床率は高いと言われています。
これは卵子凍結のための採卵を行った後、1ヶ月以上子宮を休ませられることが大きいと考えられます。

ただ卵子凍結にも未受精卵を卵子凍結する場合と、受精卵を卵子凍結する場合があるのです。
そして受精卵を卵子凍結した時に着床率が上がると言われています。

未受精卵を卵子凍結しても着床率が上がりにくいと考えられているのは、受精卵と比べて細胞が弱く不安定であるためです。
凍結する刺激に耐えられず、保存も難しくなることから着床率が上がりにくいと考えられています。

未受精卵の卵子凍結は歴史がまだ浅く、実例があまり多くないですが、解凍後の卵子の生存率は40~70%くらいであると言われています。
卵子の解凍後に卵子が生存し、妊娠に至った確率は年齢別に以下のようになっています。

  • 30歳以下(約35%)
  • 31~39歳(約30~20%)
  • 40歳以上(15%以下)

未受精卵の卵子凍結を考えている場合は卵子の生存率や着床率を考慮し、卵子をいくつ冷凍保存するかを医師と相談しましょう。

複数個を卵子凍結した方が着床率を上げられる可能性があるため、いくつかの卵子を凍結するのが望ましいです。
受精卵を卵子凍結した方が、着床率が高くなると考えられています。

しかしさまざまな事情で未受精卵の卵子凍結を選ぶ場合もあるでしょう。
女性の生き方は昔と比べて多様化し、結婚や妊娠を考えるタイミングは人によって違ってきます。

誰もが若い年齢のうちに妊娠をする、という時代ではなくなってきています。
未受精卵を卵子凍結する技術も向上してきています。
卵子凍結は、女性の妊娠と出産を広く支える不妊治療であると言えます。

卵子凍結のメリットとデメリットを理解しましょう


どのような医療行為にも効能と副作用が存在するように、卵子凍結もメリットとデメリットがあります。

患者さんに影響を及ぼす可能性を、否定できないのも事実です。
卵子凍結を理解するためにも、効果やリスクについて知っておきましょう。

卵子凍結のメリット

卵子凍結の最大のメリットは、若い年齢の時の卵子を長期保存できることにあります。
-196℃という超低温で凍結するため、化学変化がほとんど起こらず、保存期間中に変質する恐れがありません。

保存期間が長くなっても、生まれてくる子供に影響を及ぼすリスクが非常に低いと言われています。

卵子凍結のデメリット

保存期間に卵子が変質する可能性はまずありませんが、融解する際に変質が起こるケースもあります。
ダメージを受けてしまった卵子は、移植することができません。

また採卵後は1~2ヶ月待たなければならないため、待機期間が発生します。

卵子凍結は女性の選択肢を広げてくれる不妊治療です

卵子凍結には賛否がありますが、女性の選択肢を広げてくれる不妊治療と言えます。
現在妊娠できる状況になくても、将来に子供を授かる可能性を高めてくれるからです。

どんなに健康や美容に気を遣っていても、加齢による老化を避けることは誰にもできません。
人は誰でも年をとりますし、年齢を重ねれば卵子は徐々に老化して着床率も下がります。

妊娠や出産は年齢が若いうちがよいと言われますが、誰もが若い時に子供を授かるわけではありません。
晩婚化や少子化が進む中、卵子凍結は将来の出産に希望を繋ぐ方法であると言えるでしょう。

出産適齢期と仕事を頑張りたいと思う時期が重なっても、出産を諦めなくてもよいのです。
卵子凍結を考えているのであれば、不妊治療専門のクリニックに相談しましょう。

(まとめ)卵子凍結すると着床率が高くなるの?

1.卵子凍結した方が着床率が高くなると言われています

卵子凍結をすると子宮を休ませられるため、着床率が高くなると言われています。

専門家の間では、卵子凍結で生まれた子供に異常が発生することはまずないとされています。

2.未受精卵よりも受精卵を卵子凍結すると着床率が上がると考えられています

卵子凍結は卵子を凍結し、長期保存して将来の妊娠に備える方法です。

未受精卵は細胞が不安定であるため、受精卵の方が着床率が高くなると言われています。
しかし技術の発展により、未受精卵の冷凍保存も安定性が向上してきています。

3.卵子凍結のメリットとデメリットを理解しましょう

他の医療行為と同じく、卵子凍結にもメリットとデメリットがあることを理解しておきましょう。

卵子凍結は若い年齢の時の卵子を長期保存できるのが、最大のメリットです。
融解の際に卵子が変質した場合は、移植は見送りとなります。

4.卵子凍結は女性の選択肢を広げてくれる不妊治療です

卵子凍結は、将来子供を授かりたいと思う女性の希望を支えてくれます。

女性の生き方が多様化している今、誰もが若い時に出産を考えるタイミングを迎えるわけではありません。
卵子凍結の相談をする際は、不妊治療専門のクリニックを選びましょう。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小松保則医師
こまつ やすのり/Yasunori komatsu

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経歴
帝京大学医学部付属溝口病院勤務
母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
国立成育医療研究センター不妊診療科
六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本産婦人科内視鏡学会

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運営クリニック 六本木レディースクリニック
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院長 小松保則医師