栄養療法による体質改善は不妊治療のサポートとして利用することができるでしょう


食生活を見直し、栄養バランスの取れた食事をすることは妊娠しやすい体作りに役立ちます。
とくに抗酸化作用のある食材は卵子の老化の予防になるためおすすめです。

ほかにどの栄養素がよいかなどわからなかったり、バランスの取り方がうまくいかなかったりする場合は医師に相談してください。
また運動不足や睡眠不足は栄養の摂取を滞らせる要因となるため、軽めの運動や睡眠時間の確保を心がけましょう。

栄養療法ではバランス良く栄養を摂取して妊娠しやすい体作りをします

結婚してから子供を望んでいるのに1年以上妊娠できない場合には不妊と定義されます。

妊娠は排卵日に卵巣から排卵された卵子に精子が受精して受精卵ができ、その受精卵が卵管を通って子宮まで移動し子宮内膜に着床することで成り立ちます。
この過程のどこかで問題が生じると妊娠できない不妊の状態となってしまうのです。

原因がはっきりしないのにこのような不妊の状態となってしまう場合も多くあります。

この場合には栄養療法を行って生殖機能を高めたり、体調や体質を改善したりしながら不妊治療を受けるとより妊娠しやすくなるといわれています。

現代は豊かな日常生活を送ることができるため、逆に栄養不足の状態になりやすいといわれています。
とくに仕事で忙しい方が多く外食や市販の食品を食べる機会が増えているため、糖質や脂質に偏った食生活になりがちといえます。

妊娠するために必要な質のよい精子や卵子を作り出すためや子宮内膜の状態を良くするためには、糖質や脂質のほかにもタンパク質・ビタミン・ミネラルなどを、バランス良く摂取するように気をつけることが大切とされています。

栄養療法では検査結果などから一人ひとりに足りない栄養素を確認して、摂取する栄養のアドバイスやサプリメントの処方で栄養素の補給を行うことができます。

食生活に気をつけると卵子の質を維持しやすくなるといわれています


栄養バランスのよい食事をとることで不妊の原因の1つとなる排卵障害が改善できるという調査データもあります。

また食事によって卵子の老化を防ぐこともできるといわれているのです。
卵子は女性が胎児のときにすでに一生分の量が作られていて、初潮がきてから毎月排卵のときに少しずつ減少していくとされています。

卵子が年齢とともに老化して質が低下すると、それが不妊の原因になるため、卵子の質の低下を防ぐために卵子の老化を防ぐ食べ物を食べることが望ましいでしょう。

卵子の老化を防ぐためには抗酸化作用のある食べ物がいいといわれています。
抗酸化作用のある食べ物には以下のようなものが挙げられます。

  • アーモンドやヘーゼルナッツなどのナッツ類
  • かぼちゃ
  • ブロッコリー
  • すじこ
  • うなぎ
  • ひまわり油

意識してこれらを摂取するようにすることで卵子の質を維持しやすくなるでしょう。
また卵子の老化を予防するには、タンパク質でできている卵子が糖化するのを防ぐために、糖質を制限するといいといわれています。

糖質を減らしても、摂取カロリーを減らさずタンパク質などの必要な栄養が十分に摂れるように自分で栄養管理を行うことは難しいです。
そのため医師に相談して栄養療法を行うと安心といえます。

栄養療法と同時に運動や睡眠などの生活習慣も見直す必要があるといえます

妊娠しやすい身体を作るためには運動や睡眠などの生活習慣を見直すことも大切です。

しっかりと栄養を摂るには、バランスのよい食事を規則正しく食べるようにするといいといわれています。
摂取した栄養素は血液の流れに乗り全身に運ばれて子宮や卵巣などへも届けられます。

しかし運動不足によって、代謝の低下や血行不良が生じている状態では、せっかく摂取した栄養が十分に行き渡らない可能性があるのです。
代謝を上げて血流を改善するためには定期的な運動をすることがよいといわれています。

激しい運動はかえって逆効果といわれますが、ウォーキングやストレッチなどの適度な運動を日常生活に取り入れると血行が促進されて子宮や卵巣に栄養が届きやすくなるとされています。

そして妊活中には睡眠をしっかりとることも必要で、1日8時間は睡眠をとることが理想的です。
必要な栄養素を十分に摂取しながら健康的な生活を送ることで妊娠しやすい体作りをしていきましょう。

(まとめ)栄養療法で不妊が改善できる?

1.栄養療法による体質改善は不妊治療のサポートとして利用することができるでしょう

不妊症にはさまざまな原因がありますが、検査結果からは異常がみられなかった原因不明の不妊は約3割あるといわれています。

その場合には栄養療法で体質改善することで妊娠の確率を上げることが期待できます。

2.栄養療法ではバランス良く栄養を摂取して妊娠しやすい体作りをします

妊娠しやすい身体を作るためには身体の各機能を高めるために栄養バランスのよい食事をとることがよいといわれています。

栄養療法では摂取する栄養のアドバイスやサプリメントの処方で栄養の改善が期待できます。

3.食生活に気をつけると卵子の質を維持しやすくなるといわれています

卵子は年齢とともに老化していく細胞でもあります。

卵子の老化を防ぎ卵子の質を維持すると妊娠の可能性が高くなるため、抗酸化作用のある食べ物を摂取したり糖質制限を行ったりするとよいとされています。
正しい栄養療法を行うためには医師に相談すると安心です。

4.栄養療法と同時に運動や睡眠などの生活習慣も見直す必要があるといえます

栄養療法では妊娠するために必要な栄養素を摂取できるようになるといえます。

この摂取した栄養素を子宮や卵巣に届けやすくするためには、さらに血行促進などが期待できる運動を行うことがいいといわれています。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小松保則医師
こまつ やすのり/Yasunori komatsu

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経歴
帝京大学医学部付属溝口病院勤務
母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
国立成育医療研究センター不妊診療科
六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本産婦人科内視鏡学会

運営者情報

運営クリニック 六本木レディースクリニック
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院長 小松保則医師