不妊治療ではプラセンタを卵巣機能の改善に取りいれられることがあります


不妊治療の治療法の1つに、プラセンタを使用したプラセンタ療法があります。
世界中の学会で何度も発表されている、プラセンタの卵巣機能の回復効果にもとづいて行われる治療ですが、医学的にはまだ確立された治療法ではありません。

プラセンタ療法に興味がある場合は、主治医に相談の上、取りいれるかどうか決めましょう。

不妊治療としてプラセンタの卵巣機能の回復効果が研究されています

プラセンタとは胎盤から抽出したエキスのことで、摂取することでお肌のハリやツヤを取り戻すなど、美容分野において、アンチエイジング効果があるとして人気があります。

しかしプラセンタの効果は美容面だけではありません。
医療現場では医薬品として、肝機能が低下した際の治療として活用されています。

プラセンタの秘めたパワーはまだすべてが解明されておらず、医療現場では研究が進められています。
プラセンタは不妊治療の分野においても、活用される動きがあります。
研究結果の発表で多いのが、プラセンタのもつ卵巣機能の回復効果です。

卵巣機能が低下する原因はさまざまありますが、プラセンタ療法とは、エストロゲンが不足するホルモン分泌障害がある場合にプラセンタを摂取することで、卵巣機能の回復が見られるというものです。

プラセンタ療法は発表されている研究数も多く治療法として取り入れているクリニックもありますが、まだプラセンタがなぜ効果があるのか、実際にどの程度効果があると言えるのかなど、治療法として医学的に確立されたものではありません。

今後、更なる解明がされると、治療法として確立される可能性が高いでしょう。

プラセンタの摂取方法は注射と経口タイプの2種類があります


不妊治療の一環としてプラセンタ療法を行っているクリニックがありますが、プラセンタの摂取方法については、プラセンタ注射を行う場合と、経口薬としてサプリメントを服用する2種類に分かれます。

注射での摂取はサプリメントよりも吸収率がよく、サプリメントのように毎日飲むという煩わしさがないという点が特徴ですが、摂取の際は痛み(侵襲性)があり、注射が苦手という方には不向きかもしれません。

サプリメントの場合は、痛みを感じることがなく、いつでもどこでも気軽に摂取することができますが、毎日摂取する手間がかかる上、注射剤と比べて吸収率や速攻性が落ちる傾向があります。

注射剤とサプリメントでは、どちらもメリットとデメリットがあるため、バランスを考えてどちらの方法で摂取したいのか検討しておきましょう。

プラセンタは胎盤からエキスを抽出したものなので、分類としては血液製剤になり、常に感染症のリスクと隣り合わせにあることを理解しておきましょう。

プラセンタは市販薬としてサプリメントが販売されていることがありますが、市販のサプリメントは医師から処方されるものよりも、安全性が疑わしいということを理解しておくことが大切です。

プラセンタを摂取することでアレルギー反応が出る場合もあります

プラセンタをサプリメントで摂取する場合、プラセンタは薬ではなく食品の扱いになりますが、いわゆる薬でいうところの副作用にあたる症状が出るケースもあります。

下痢や軟便といった数日で治まる軽い症状のほか、発熱・悪寒・悪心・発赤などで体調が崩れてしまうこともあります。

中には、アレルギー反応を起こしてしまう方もいます。
プラセンタの摂取のほかに、持病で薬を飲んでいる方は主治医に相談することがおすすめです。

プラセンタは、医療用として医師から処方してもらうものの場合は、厚生労働省の厳しいチェックのあと認可されている人の胎盤から抽出された「ヒトプラセンタ」を原料としています。

一方で市販されているプラセンタサプリメントの場合は、豚由来のブタプラセンタや馬由来のウマプラセンタを原料としているものが大半です。

不妊治療でプラセンタサプリメントを使用する場合は、原産国やどのような成分が使われているか、現在飲んでいる薬と併用できるのかなどをあらかじめ確認してから購入すると安心です。

(まとめ)プラセンタを使った不妊治療とは?

1.不妊治療ではプラセンタを卵巣機能の改善に取りいれられることがあります

プラセンタは卵巣の機能回復効果が望めるとして学会では何度も研究発表されています。

医療的に結果が確立された治療法ではありませんが、プラセンタ療法に興味があり希望する場合は、主治医に相談してみましょう。

2.不妊治療としてプラセンタの卵巣機能の回復効果が研究されています

不妊治療の現場では、プラセンタのもつ卵巣機能の回復効果の研究が進んでおり、プラセンタ療法として取り入れているクリニックもあります。

不妊治療の分野ではまだ医薬品として確立していませんが、今後研究が進む治療法として確率する可能性が高いでしょう。

3.プラセンタの摂取方法は注射と経口タイプの2種類があります

プラセンタは注射剤と経口薬としてのサプリメントの2種類があります。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、バランスを考えて選びましょう。

プラセンタは血液製剤なので、感染症のリスクがあることも忘れてはいけません。

4.プラセンタを摂取することでアレルギー反応が出る場合もあります

プラセンタの摂取で、下痢・軟便・発熱・発赤などの症状やアレルギー反応を起こすことがあります。

プラセンタのサプリメントを購入する場合は、あらかじめ原産国やどのような成分が使われているかなどをチェックしましょう。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小松保則医師
こまつ やすのり/Yasunori komatsu

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経歴
帝京大学医学部付属溝口病院勤務
母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
国立成育医療研究センター不妊診療科
六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本産婦人科内視鏡学会

運営者情報

運営クリニック 六本木レディースクリニック
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院長 小松保則医師