体外受精の成功率が高いのは3回目までとは限りません


体外受精を行う回数の目安は3回くらいが一般的ですが、成功率に関しては体調や年齢によるところが大きいので、3回目までという縛りはありません。
ただし女性の身体は加齢や環境の変化よる影響を受けやすいので、毎回同じ成功率とも限りません。

とくに年齢による成功率の違いは大きく、40歳を過ぎると20%~5%にまで低下してしまいます。
高い成功率を導き出すためには生活習慣を見直し、体調を整えることが必要となってきます。

体外受精の成功率を高めるポイントがあります

体外受精の成功率を上げるために抑えておきたい3つのポイントがあります。
まず心がけたいのは、身体を冷やさないということです。

「冷えは万病のもと」ということわざがありますが、身体を冷やしてしまうと子宮に悪影響を及ぼします。
冷えきった身体は血液の巡りが悪くなり、子宮に栄養素や酸素が行き届かなくなり、卵子の老化を招きます。

一度老化してしてしまった卵子は元に戻らないため、不妊の原因となります。
適度な運動も体を温める有効な手段です。

激しい運動は避け、身体に負担がかかりすぎないウォーキング程度にしておきましょう。
食事にも気を遣いましょう。

妊活中にお勧めの栄養素は葉酸です。
葉酸は造血ビタミンとも呼ばれており、着床促進や着床した受精卵の成長を促す効果が期待できます。
葉酸が多く含まれている食べ物は野菜です。

中でもエダマメ・ホウレンソウ・アスパラガスなどは葉酸を効率よく摂取することができます。
亜鉛は生殖機能を維持してくれます。

性ホルモンを生成する働きがあるので、こちらも積極的に摂りたい栄養素です。
食べた物が人間の身体を作っているという意識を持って、食生活を見つめ直してみましょう。

睡眠不足も大敵です。
早寝早起きを心がけ、生活リズムを整えましょう。

良質な睡眠は、元気な赤ちゃんを迎えるための土台作りになります。
体調管理が万全であれば、治療3回目以内で妊娠することも夢ではありません。

体外受精の成功率は年齢と子宮内膜の影響を受けるといえます


年齢が上がれば上がるほど妊娠率は低下していくといわれ、30~40代の妊娠を望む女性にとって年齢の壁は大きな問題です。
さらに年齢を重ねるほど子宮内膜症を発症する可能性が高まります。

子宮内膜症を患っている人は10人に1人といわれ、その半数が不妊症の診断を受けているというデータがあります。
子宮内膜症は排卵障害や着床障害を引き起こす可能性があります。

このようなリスクをふまえ、なるべく早い時期にかつ少ない治療回数で妊娠することが望ましいといえます。
体外受精を行った回数で成功確率が変動することはありません。

しかし子宮内膜症の発症を考慮すると、体外受精を開始して3回目以内に妊娠できることが理想といえるでしょう。
子宮内膜症はいつ発症してもおかしくない、患者さんの多い病気のひとつです。

もし子宮内膜症を患ってしまったら、妊娠する可能性はないのでしょうか。
そんなことはありません。

体外受精や不妊治療を行うクリニックで、一度カウンセリングを受けてみましょう。
不妊治療を専門とするクリニックでは技術的なことはもとより、メンタル面でのサポートも万全です。

信頼できるクリニックに相談しましょう

信頼できるクリニックは、カウンセリング時に親身になって話を聞いてくれます。
患者さんの悩みにきちんと向き合ってくれるクリニックで治療を受けることが、体外受精の成功率を高めるための鍵となります。

どんなクリニックなのか見極めるポイントとして、覚えておきたいことがあります。
体外受精のメリットだけでなく、デメリットについても説明をしてくれるかどうかです。

患者さんによって抱える悩みや、希望する治療の方法はさまざまです。
患者さんの気持ちに添いつつ、その人に適した治療の進め方を提示してくれるクリニックがよいでしょう。

成功率だけを追い求め、やみくもに体外受精を続けさせるクリニックは避けるべきです。
3回目の治療で効果が出なかった時に次のステップを考えてくれたり、時には治療をストップして身体のケアを勧めてくれたりするのが良心的なクリニックです。

クリニックによって治療方針は異なります。
その中からきっと自分に合ったクリニックが見つかるはずです。

(まとめ)体外受精の成功率が高いのは3回目まで?

1.体外受精の成功率が高いのは3回目までとは限りません

体外受精の成功率を上げるためには、実施回数よりも日頃の体調管理が重要です。

年齢を重ねるほど成功率は下がります。
年齢をコントロールすることはできませんが、体調を整えることは可能です。
ベストコンディションで体外受精に臨めるようにしましょう。

2.体外受精の成功率を高めるポイントがあります

食事・睡眠・運動など普段の生活に問題がないか振り返ってみてましょう。

生活習慣の改善は体外受精の成功率を高めるためには必要な努力です。
規則正しい生活が整えば、3回目までに妊娠することも不可能ではありません。

3.体外受精の成功率は年齢と子宮内膜の影響を受けるといえます

加齢による卵子の衰えや、子宮内膜症は女性特有の症状です。

たとえそれが不妊の原因だったとしても、引け目を感じすぎてしまうことはストレスになってしまいます。
不安なこと、疑問に思うことは体外受精・不妊治療専門のクリニックに相談してみましょう。

4.信頼できるクリニックに相談しましょう

体外受精はすぐに結果が出るとは限らず、クリニックとは長い付き合いになります。

信頼できるクリニックを見つけることが、成功率を高めることにつながります。
メリットとデメリットについてきちんと説明をしてくれるクリニックが信頼に値するクリニックです。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小松保則医師
こまつ やすのり/Yasunori komatsu

詳しくはこちら

経歴
帝京大学医学部付属溝口病院勤務
母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
国立成育医療研究センター不妊診療科
六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本産婦人科内視鏡学会

運営者情報

運営クリニック 六本木レディースクリニック
住所 〒106-0032 東京都港区六本木7-15-17 ユニ六本木ビル3F
お問い合わせ 0120-853-999
院長 小松保則医師