体外受精は不妊の原因によってメリットにもなりデメリットにもなります


不妊治療と言っても様々な治療法がありますが、初めて体験する治療法を試みるときは、様々な不安が生じるものです。
体外受精はメリットは受精のしやすさだと言えますが、不妊の原因によってメリットにもデメリットにもなり得ると言えるものです。

体外受精に限らず、不妊治療では自身の不妊の原因に合わせた治療法を選ぶことでメリットの多い治療ができると言えます。

体外受精はメリットでもあり、デメリットにもなり得ます

不妊治療は、不妊の原因を探りながら段階を踏んで治療がすすんでいくというのが一般的ですが、新しい治療法にチャレンジする時には、不安も多いものです。
それぞれの治療法のメリットデメリットを知ることで、その不安を減らすことができるでしょう

体外受精の最大のメリットは受精のしやすさです。
受精を医師が見届けてから受精卵を体内にもどすため、卵管が閉鎖している場合や精子の数が少ない場合などのように、受精しにくいことが理由の不妊には非常にメリットの大きな治療法になります。

とくに年齢を重ねた女性の場合はなるべく短い期間で受精したいものなので、タイミング療法などよりも時間ロスが少ないというケースも考えられます。
デメリットとしては、受精のしやすさと着床のしやすさはまた別の問題であるということです。

受精しやすいけれど着床がしにくいという場合には体外受精ではない他の治療法が必要になるケースがあります。
また体外受精の他のデメリットとしては、不妊治療全般に言えることですが費用負担が大きいという点も挙げられます。

しかし費用面は国や自治体の助成金をうまく活用することで、負担を軽くすることが可能です。

体外受精には不妊の理由によって向いているケースがあります


体外受精という治療法を最大限に活かすには、やはり体外受精に向いているタイプの方がこの治療法を受けるということが大切です。
ではどのような人が体外受精に向いているのでしょうか。

自然妊娠の場合は、卵管内を卵子が移動することが必要になりますが、卵管が何かしらの理由で閉鎖状態にあったり癒着していたりする場合は、体外受精で卵子を体外で受精させることで妊娠が望めるようになります。

また多嚢胞性卵巣症候群のように排卵に何かしらの問題を抱えている場合にも体外受精は向いていると言えます。

他にも、抗精子抗体を持つ女性の場合は精子を異物として排除しようとするよう身体が機能してしまうため、自然妊娠での妊娠成功率が低くなってしまいがちですが、そういった状態も体外受精で解決させられます。

男性の場合は、精子が少ない場合や精子の動きがあまり活発でない場合など自然妊娠では受精が難しいという際に、体外受精を行うことで受精させやすくすることができます。
不妊の原因は様々ですが、原因をある程度明らかにすることで妊娠への近道を探ることができます。

着床しにくいことが原因の不妊にもおすすめの方法があります

不妊の原因は1つだけでなく、いくつかの原因が複雑に絡み合っているケースがほとんどです。

受精しにくいという理由で不妊に悩んでいる場合は、治療法として体外受精が向いていますが、着床しにくいという理由が関わってくる場合、体外受精だけでは妊娠成功率を上げるには少し難しいという場合があります。

着床しにくい理由も様々で、先天的に子宮の形に歪みがある場合や、子宮筋腫・子宮内膜の癒着・ホルモンのバランスによって子宮内膜が充実していない場合などが挙げられます。

体外受精と同時に、着床しにくい理由を探って外科的手術で解決したりピルを服用したりするなど、その理由に対処していくことで妊娠成功率を上げるようにしていく必要があります。

着床しにくいことによる不妊だから体外受精が向かないというものではなく、体外受精と共に着床しやすくなるような治療を併用するという考え方が大切ということが言えるでしょう。

自分に合う治療法を見つけることが不妊治療のポイントです。
医師と二人三脚で妊娠率を上げていきましょう。

(まとめ)Q体外受精はメリットとデメリットどちらが多い?

1.体外受精は不妊の原因によってメリットにもなりデメリットにもなります

不妊の原因によって体外受精はメリットにもなりデメリットにもなり得ます。

メリットの多い治療法を探すためには、不妊の原因を突き止めてその症状にあった治療法をみつけることが近道になります。

2.体外受精はメリットでもあり、デメリットにもなり得ます

受精しにくいことで起こる不妊に対して、体外受精は非常にメリットの大きな治療法であると言えます。

しかし着床しにくいことが理由で不妊に悩んでいるという場合には、別の治療法が必要になる場合もあります。

3.体外受精には不妊の理由によって向いているケースがあります

体外で受精させてから体内に受精卵を戻すというのが体外受精です。

卵管や排卵に問題がある場合、抗精子抗体を持っている場合、精子に何かしらの問題がある男性不妊の場合などは、妊娠成功率を高められる可能性が高いでしょう。

4.着床しにくいことが原因の不妊にもおすすめの方法があります

着床しにくいことが不妊に繋がっている場合、まずはその原因を探ることが大切です。

体外受精に加えて、その理由の対処法を併用していくことでより自分の体に合った治療方法を見つけることができます。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小山寿美江医師
こやま すみえ/Sumie Koyama

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経歴
1999年 琉球大学医学部医学科卒業
2000年 東京医科大学病院救急救命センター
2001年 東京女子医大病院腎センター
2003年 緑風荘病院 血液浄化療法センター
2006年 昭和大学病院産婦人科
2009年 昭和大学病院産婦人科 助教
2010年 東京衛生病院産婦人科
2012年 木場公園クリニック勤務
木場公園クリニック 分院 院長
2016年 六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本生殖医学会 生殖医療専門医
日本抗加齢医学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本受精着床学会
アメリカ生殖医学会

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院長 小山寿美江医師