体外受精を年何回行うかはクリニックの方針で決まります


体外受精を1回行うごとに1〜2ヶ月卵巣を休める必要がありますから、年4〜5回を目安にしましょう。
最近の体外受精は痛みや苦痛が緩和されつつありますが、卵巣を刺激することには変わりなく、どうしても身体に負担がかかります。

患者さまの意向を重視して短いスパンで体外受精を行ってくれる場合もあるかもしれませんが、身体をいたわっているとはいえず、おすすめはできません。

治療前に体外受精を年何回行うか確認しましょう

体外受精を行う頻度の上限については、かかっているクリニックの考えが反映されますから、初診やカウンセリングの機会によく確認したうえで治療に入るといいでしょう。
体外受精を年何回できるかによって妊娠確率が変わってくるものなので、あらかじめ認識を共有しておかないと、思うような結果が出ない可能性もあります。

年何回か聞いたときに「身体の状態を見ながら行う」「年4〜5回を上限として無理がない範囲で進める」など含みを持たせる言い方が見受けられると、信頼できるクリニックと判断できます。
反対に「毎月できるからできる限りたくさん挑戦しましょう」などと、妊娠希望の女性を誘惑するような表現があれば、やや注意が必要といえます。

体外受精は自由診療でクリニックが料金を設定できますから、経営上の判断で方針が左右される可能性もあります。
医療機関で働く立場で考えてみると、患者さまの意向だけを尊重、身体に負担がかかるケアを続けるのは非情に感じることでしょう。

メリット・デメリットを合わせてお話してくれて、正しい判断を促してくれるクリニックなら信頼できます。

体外受精を年何回行うかと身体作りを意識します


体外受精を行う頻度を下げても可能性を高めるためのアイディアとして、妊娠しやすい身体作りを考えましょう。
体外受精を行って身体を休めている間に体質改善を目指し、次のチャンスに備えることです。

具体的には、こんなことに注意しましょう。

  • 冷たいものの飲み過ぎ、食べ過ぎを控えて、身体を内部から温めます。
  • キャミソール、ローライズジーンズなどの薄着を控えて、過剰に露出した服装は控えましょう。
  • 適度な運動、安定した睡眠リズムを意識して、ストレスがかかりにくいライフスタイルへと変えていきます。
  • ストレスは妊娠確率の妨げになりやすいため、負担がかかる考え事や不安ごとをためこまず、理解してくれる相手とコミュニケーションをとりましょう。
  • 子宝ビタミンとも言われる「ビタミンE」を含む野菜、果物を積極的にとって、体内細胞の若返りを目指しましょう。

流産しにくくする効果も期待されて、不妊治療中を通して意識したい栄養素です。
どれも当たり前のことですが、意識しないで生活しているといい加減になりがちです。

体外受精の成功確率を高めるためにも、できることからもう1度はじめてみるのはいかがでしょうか。

体外受精を年何回行うか考えるにあたってリスクを知ります

体外受精は自由診療にあたるため、回数をむやみに増やすと費用面での負担が大きくなりやすく、プレッシャーになってしまうケースがあります。
「お金をかけてしまったからには、なんとかしてでも子どもがほしい」と気負ってしまうとストレスになりやすく、夫婦関係に支障が生じる場合もあることを理解しましょう。

もともと体外受精を希望するご夫婦は何らかの理由で妊娠しにくい体質の方が多く、流産してしまう可能性が否めません。
悲しい思いをひきずって体外受精を続けると、心理的な障壁が大きくなって結果も変わってきますから、精神面のフォローは重要でしょう。

体外受精を進めるにあたっていろいろな薬を使うのが通常ですが、副作用リスクも不安です。
身体を配慮した治療になりつつあるとはいっても、リスクを全くゼロにすることなどできません。

デメリットを理解したうえで「それでもやっぱり頑張りたい」と考えて、医師のお墨付きも得た回数だけを挑戦、夢の出産を目指してみるのはいかがでしょうか。

(まとめ)体外受精は年何回挑戦できる?

1.体外受精を年何回行うかはクリニックの方針で決まります

年4〜5回くらいが一般的なペースですが、本人のご希望や身体の状態、選択するケアによって変わってきます。

卵巣を刺激する施術になるため過剰な頻度で行うと身体に負担がかかりますから、医師と相談しながらペース配分が必要でしょう。

2.治療前に体外受精を年何回行うか確認しましょう

体外受精を年何回行うかはクリニックによって変わってきて、患者さまの身体の状態を見ながら慎重に判断するのが通常です。

ただし回数を重ねるだけのクリニックは利益重視の経営に傾きやすく、やや注意が必要でしょう。

3.体外受精を年何回行うかと身体作りを意識します

体外受精を年何回行えるか聞いて妊娠の可能性を高めるより、妊娠しやすい身体作りを重視する方法もあります。

身体を冷やさない、ストレスをためこまないなど当たり前の生活習慣を今一度意識して、身体を内側から変えてみましょう。

4.体外受精を年何回行うか考えるにあたってリスクを知ります

年何回体外受精を受けられるかによってクリニックを選択する場合、リスクを理解しておきましょう。

心身のアフターフォローとメンテナンス、体質などデメリットに関する内容を知ったうえで選択しないと、後悔する結果となります。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小山寿美江医師
こやま すみえ/Sumie Koyama

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経歴
1999年 琉球大学医学部医学科卒業
2000年 東京医科大学病院救急救命センター
2001年 東京女子医大病院腎センター
2003年 緑風荘病院 血液浄化療法センター
2006年 昭和大学病院産婦人科
2009年 昭和大学病院産婦人科 助教
2010年 東京衛生病院産婦人科
2012年 木場公園クリニック勤務
木場公園クリニック 分院 院長
2016年 六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本生殖医学会 生殖医療専門医
日本抗加齢医学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本受精着床学会
アメリカ生殖医学会

運営者情報

運営クリニック 六本木レディースクリニック
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院長 小山寿美江医師