ミトコンドリア活性とは卵子のミトコンドリアを元気にして体外受精成功率を上げる方法です


体外受精の成功率を高める方法はいろいろありますが、大事なのは質の良い卵子を排卵することです。
質のよい卵子を育てるために重要なのは、卵子の中に存在するミトコンドリアです。

ミトコンドリアには卵子のエネルギーを高める役割や遺伝情報を持っています。
受精して胚分割し、着床する力を養うには、ミトコンドリアを元気にすることが大事なのです。

ミトコンドリアが元気であれば体外受精の成功率が高まります

体外受精は、排卵を誘発し、採卵、受精させ胚培養をして肺移植をし、子宮内に移植します。
着床し、妊娠するには、質の高い卵子を排卵することが重要です。

体外受精の西欧は、卵巣内の卵の数ではなく、卵の質が重要なのです。
卵の数が多くても着床できる質のよい、元気な卵子でなければ体外受精は成功しにくいのです。
質のよい、元気のある卵子を育てるには、卵子の中にあるミトコンドリアを活性化することです。

ミトコンドリアには遺伝情報や卵子のエネルギーを作り出す役目があります。
ミトコンドリアが元気であれば、元気な卵子が育つのです。

方法としては、本人の卵巣にある卵子前駆細胞からミトコンドリアを採取し、体外受精の際に卵子に精子と一緒に注入します。
卵子が老化すると体外受精も成功しにくくなります。

そこで細胞の中でエネルギーを作り出すミトコンドリアを注入することで、卵子を原因にし、質を高めることで、体外受精の成功率を高めるのです。
老化してしまった卵子は若返ることはありません。
とくに高齢出産となると、卵子の老化のせいで体外受精が成功しにくくなります。

そこで卵子の質を高める方法としてミトコンドリアを利用する方法が生まれたのです。
海外では3ヵ国以上、270例以上が実施されて、約30の出産例があります。

加齢によってミトコンドリア遺伝子は変異します


体外受精を成功させるには、質の良い卵子が必要です。
しかし卵子の数は生まれる前から生産されていて、その後、新しく作られることはないのです。
卵子の元となる卵母細胞は、胎児の頃で約700万個、出生するまでに約200万個、生理が始まる思春期の頃には約30万個になると言われています。

さらにこの中から排卵できる卵子の数は400~500個です。
卵子の数が減っていく中で、卵子の質も年齢とともに落ちていきます。
高齢出産の壁となるのが、卵子の老化です。
卵子が老化すると、分裂がうまくいかずに染色体異常が起こります。

そのせいで、受精卵が育たない・着床しない・流産となる、などといったことが起こります。
ミトコンドリアは脂質やブドウ糖、アミノ酸、酵素を燃料にしてエネルギー物質を作り出すものです。
卵子が老化すると、ミトコンドリア遺伝子の変異も増えます。

ミトコンドリア遺伝子の変異が起こると、エネルギーの産生量が減り、本来の機能を果たすことができず、卵子の減数分裂、受精、胚発育などが妨げられて着床できないのです。
体外受精を成功させるには、ミトコンドリアの働きを活性化させ、細胞の機能を高めることが必要なのです。

卵子の質を高めるDHEAの服用には注意が必要です

卵子の数を増やすことはできませんが、卵子の質を高める方法があります。
その一つがミトコンドリア活性ですが、他にもDHEAの服用、という方法があります。
DHEAという若返りの薬と呼ばれるサプリメントを服用することで、卵巣機能がアップし、継続して服用すると卵子の質が良くなるという方法です。

しかし服用をするにあたり、注意点があります。
一つは、卵巣がんや乳がん、前立腺がんなどの進行を早めるというリスクです。
女性が服用すると、男性ホルモンが増えてヒゲが生える、ニキビができやすくなる、というデメリットもあります。

ほかにも、倦怠感・肝炎・不整脈を起こす可能性があるとも言われています。
長期間使用していて急にやめると、禁断症状が起こる可能性もあります。
国内で生産されていないということもあり、体質に合わない場合は服用を中止した方がいいでしょう。

このような方法もありますが、注目されているのはミトコンドリアを活性化することです。
ミトコンドリアを活性化するには、日常の生活習慣も深くかかわると言われています。
規則正しい生活・栄養バランスの整った食事など、健康的な生活をするようにしましょう。

(まとめ)体外受精成功率がアップするミトコンドリア活性とは?

1.ミトコンドリア活性とは卵子のミトコンドリアを元気にして体外受精成功率を上げる方法です

体外受精の成功率を高めるには、質のよい卵子を排卵することですが、そのためにも卵子のエネルギーを高める役割や遺伝情報を持つ、ミトコンドリアを元気にすることが大事なのです。

2.ミトコンドリアが元気であれば体外受精の成功率が高まります

老化してしまった卵子を若返らせる方法はなく、それが体外受精の失敗につながるものです。

そこで卵子のエネルギーを作り出すミトコンドリアを注入することで、卵子の質を高める方法が注目されています。

3.加齢によってミトコンドリア遺伝子は変異します

卵子の質は年齢とともに落ちていきます。

卵子が老化すると、卵子が老化すると、ミトコンドリア遺伝子の変異も増えます。
分裂がうまくいかずに染色体異常が起こり、受精卵が育たない、着床しない、などといったことが起こります。

4.卵子の質を高めるDHEAの服用には注意が必要です

卵子の質を高める方法として、DHEAの服用があります。

DHEAを服用することで、卵巣機能がアップし卵子の質が良くなるという方法ですが、卵巣がんや乳がんなどの進行を早めたり、倦怠感や肝炎・不整脈を起こす可能性があるとも言われています。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小山寿美江医師
こやま すみえ/Sumie Koyama

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経歴
1999年 琉球大学医学部医学科卒業
2000年 東京医科大学病院救急救命センター
2001年 東京女子医大病院腎センター
2003年 緑風荘病院 血液浄化療法センター
2006年 昭和大学病院産婦人科
2009年 昭和大学病院産婦人科 助教
2010年 東京衛生病院産婦人科
2012年 木場公園クリニック勤務
木場公園クリニック 分院 院長
2016年 六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本生殖医学会 生殖医療専門医
日本抗加齢医学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本受精着床学会
アメリカ生殖医学会

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院長 小山寿美江医師