体外受精を受けても閉経の時期が早まることはないです


排卵誘発剤を使用し続けていても、閉経が早まることはありません。
排卵誘発剤によって卵胞の数が減ってしまい、閉経が早まるのではという心配をする方は少なくありませんが、影響はないと言われています。

体外受精では本来自然排卵しないはずの卵を育てて採卵しますので、複数個の採卵ができる上、卵巣内の卵胞の数に影響を及ぼしません。

体外受精の採卵は閉経するタイミングに影響を与えません

クロミッドなどのような排卵誘発剤使用していても卵胞の数が激減したり、閉経が早まったりすることはなく、影響を及ぼす心配はありません。
本来卵巣の中には100~200万個の原子卵胞があり、妊娠適齢期に差しかかる頃には10~30万個にまで低下していると言われています。

排卵は通常毎月1個ずつ行われていますが、実際に成長しているのはこの1個だけではありません。
同時に1000個くらいの卵胞が成長していき、その内の1個だけが自然排卵されています。

体外受精では本体排卵される予定のない、消えてしまうはずだった卵胞を育てて採卵しますので、複数個の採卵が可能になります。
つまり排卵誘発剤を使用しなくても1000個単位の卵胞が自然に失われているので、排卵誘発剤による影響は大きくないと考えられています。

クロミッドなどの排卵誘発剤は閉経を早めるものではなく、体外受精での妊娠を助ける重要な役割を持っています。

タバコを吸うことで閉経の時期が早まることがあります


普段の生活習慣が閉経を早めることがあり、中でも閉経の時期を早めてしまう原因になり得るのが喫煙です。

「百害あって一利なし」と言われるように、タバコを吸うことで命に関わる病気や女性特有の病気を引き起こすことがあります。
タバコによる影響は数多くありますがよく言われるのが、肺ガン・脳梗塞・心筋梗塞などです。

また不妊症になるリスクも指摘されており、たとえ妊娠しても流産をしてしまったり、閉経が早まってしまったりすることがあります。
厚生労働省の調査によると、習慣的に喫煙をしている人の割合は国民全体の19.3%であり、女性だけの割合を見る8.2%となっています。

禁煙ムードが高まる中、喫煙率は減少傾向にあります。
とはいえ、20~29歳の女性で11.8%、30~39歳の女性で14.2%、40~49歳の女性で12.8%という割合となっており、タバコが止められない人は決して少なくないと言えるでしょう。

タバコにはタールやニコチンなどの有害な化学物質が多く含まれているので、喫煙が習慣化しているうちは健やかな妊娠を望むことはできません。

体外受精に成功し妊娠できたとしても低体重での出産や、最悪の場合には赤ちゃんが亡くなってしまうケースもあります。
もしタバコを止めるのが難しい場合は、クリニックに一度相談してみましょう。

規則正しい生活習慣を心がけましょう

不規則な生活習慣が早期閉経を招くことがあり、20代で0.1%、30代で1%の方に早期閉経が起こるというデータがあります。
閉経は女性がいつか必ず経験することであり、医学的技術をもってしても閉経のタイミングを知ったり、閉経を防いだりすることは難しいのが実状です。

体外受精を受ける前に早期閉経を経験してしまうことがないよう、普段の生活リズムを整えることが大切です。
更年期が訪れることで閉経してしまうこともあるので、まずは更年期を予防することを心がけてみましょう。
効果的な対策にはこれらのものがあります。

食生活を見直す

更年期の症状はエストロゲンが減少することでホルモンバランスが崩れることが原因です。
不規則な食生活は自律神経を乱す原因となりますので、糖分や脂肪分の摂り過ぎなど、偏った食事は見直すべきです。

年齢が上がると代謝機能が落ちるため、若い頃と同じような食事を続けているとカロリーを消費できず、肥満を招きます。

適度な運動をする

ウォーキングや水泳などの有酸素運動には、自律神経を整える効果があります。
適度な運動を続けることで質のよい睡眠が得られます。

このような規則正しい生活習慣は更年期を防ぐだけでなく、体外受精の治療中のストレスを軽減することにも繋がります。
わからない点はクリニックに相談し、生活習慣を改善するためのアドバイスをもらうようにしましょう。

(まとめ)体外受精をすると閉経が早まってしまうことがあるの?

1.体外受精を受けても閉経の時期が早まることはないです

体外受精で排卵誘発剤を使用しても、閉経の時期が早まることはありません。

体外受精では本来排卵予定のない卵胞を採卵しますので、卵巣内の卵胞の数に影響を与えることはないと言われています。

2.体外受精の採卵は閉経するタイミングに影響を与えません

クロミッドなどの排卵誘発剤を使用することで、閉経の卵胞の数が減ることや、閉経が早まることはありません。

排卵誘発剤には採卵をするために、体外受精において欠かせない薬となっています。

3.タバコを吸うことで閉経の時期が早まることがあります

閉経を早めてしまう主な原因と考えられているのが喫煙です。

タバコにはタールやニコチンなどの身体に悪影響を及ぼす化学物質が多く含まれています。
妊娠を望んでいるけれど禁煙が難しい場合は、思い切ってクリニックに相談しましょう。

4.規則正しい生活習慣を心がけましょう

不規則な生活習慣を続けると早期閉経を招くリスクが高まるため、生活習慣を整えることが大切です。

疑問点はクリニックに相談し、生活習慣改善のアドバイスをもらいましょう。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小松保則医師
こまつ やすのり/Yasunori komatsu

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経歴
帝京大学医学部付属溝口病院勤務
母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
国立成育医療研究センター不妊診療科
六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本産婦人科内視鏡学会

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院長 小松保則医師