体外受精治療の注射は、毎日行われるケースもあります


体外受精を成功させるためには、成熟した卵子を数多く採取する必要があります。
そのため、ホルモン注射が数日に渡り、毎日のように行われるケースもあります。

ただ卵子の状態によっては週に数回、1日置きなど頻度に個人差が生じることもあるので一概には言えません。
毎日のように通院できない場合は、自宅で自分で注射を行う自己注射という方法もあります。

体外受精におけるホルモン注射は、質の良い卵子を得るために毎日のように行う場合もあります

体外受精では、質のよい卵子を採卵して、受精や着床を成功させるために、卵胞を育てるためのホルモン注射を行う場合があります。
卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモンを含むhMG注射は、1回では不十分なケースが多いとされています。

そのため、卵胞が20㎜程度の大きさに成長するまで、月経3日目頃から9日目頃までの間に毎日注射することもありますが、数回に分けて行う場合もあります。
また卵胞刺激ホルモンのみを含んだFSH注射も、hMG注射と同じような時期に、同じ頻度で注射が行われるのが一般的です。

一方で成熟した卵胞の採卵を行うため、排卵を促すヒト絨毛性性腺刺激ホルモンであるhCG注射は、卵胞が20㎜程度の大きさになった時点で1回注射が行われます。
注射から大体34~36時間後に排卵が起こるとされています。

注射の頻度や期間は、卵胞の育ち具合によって個人差があるので一概には言えませんが、より卵胞を成熟させるためには毎日行うというケースが多いのが現状です。

毎日のように注射で通院するには、通いやすいクリニックを選ぶことも大事です


体外受精におけるホルモン注射は、毎日必要となるケースもあれば、週に数回でよい場合もあります。
いずれにしても、注射の頻度は高く通院するのが大変だという人もいるでしょう。

仕事をされている人だと、時間休を頻繁に取得しなければならないので負担も大きくなります。
そのため、毎日のように注射のために通院するには、クリニック選びも重要になります。

たとえば会社に比較的近い場所のクリニックなら、移動時間が短くて済むので仕事を抜ける時間も少なくて済みます。
さらに交通の便のよい立地のクリニックだと、アクセスに便利です。

他にも夕方遅くまで診察していたり、土日や祝日など仕事が休みの日でも診察してくれたりする病院なら通いやすいと言えます。

また少し珍しい例ですが、頻繁に通院するのは不便なクリニックであっても、交通の便がよくて職場から近い提携先のクリニックで、ホルモン注射だけ行うことができたというケースもあります。

相談を聞いてできるだけ患者さんの立場にたって対応をしてくれるクリニックであれば、安心して不妊治療を任せられると言えます。

注射に毎日通えない場合は、自己注射という方法もあります

体外受精の治療の一環であるホルモン注射は、質のよい卵子を排出させるために欠かせないと分かっていても、さすがに毎日のように通院できない場合もあります。

そんな場合は、自己注射という方法があります。
注射器と薬剤・注射針などのセットをクリニックで必要な分だけ処方してもらい、購入すれば自宅で注射ができるので通院が不要です。

ただし器具代や薬剤代などの他に、事前にクリニックで看護師さんに注射の方法を指導してもらう指導料などが別途発生します。
クリニックによって料金に差はありますが、基本的にはクリニックで注射を受けるよりは多少費用が高くなる傾向にあります。

また注射針を自分で皮膚に差して薬剤を注入するので恐怖心がある人だと、難しいかもしれません。
ただクリニックで使用しているシリンジ型の注射器以外にも、予め薬剤が投入されており、比較的簡単に注射できるペン型の注射器もあるので、慣れれば手軽に行えます。

どちらがよいかは個人の事情によって異なりますが、万一通院が不可能でも方法はあるので、気兼ねなく担当医に相談してみましょう。

(まとめ)体外受精の治療における注射は毎日行うの?

1.体外受精治療の注射は、毎日行われるケースもあります

体外受精におけるホルモン注射は、卵子を成熟させるために毎日行われるケースが多いとされています。

毎日のように通院して注射を受けるのが難しい場合は、注射器具や薬剤を購入して、自宅で行う自己注射という方法もあります。

2.体外受精におけるホルモン注射は、質のよい卵子を得るために毎日のように行う場合もあります

卵胞を成長させるホルモンを継続的に補充するため、毎日数日間ホルモン注射が必要となる場合もあります
卵子の状態によっては、1日置きや週に数回など毎日よりは頻度が減ることもあります。

3.毎日のように注射で通院するには、通いやすいクリニックを選ぶことも大事です

体外受精で毎日のようにホルモン注射で通院するなら、とくに仕事をしている人や、幼い子供を抱えている人だと通いやすいクリニックを選ぶことが大事です。

移動距離が短縮できるように、会社や自宅の近くなどから探してみましょう。

4.注射に毎日通えない場合は、自己注射という方法もあります

体外受精において、毎日のように行う注射のための通院が難しい場合は、自宅で注射を行う自己注射を選ぶこともできます。

やり方は慣れてしまえば問題ありませんが、注射の指導料や器具代などがかかるので、通院よりはやや費用がかかるとされています。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小松保則医師
こまつ やすのり/Yasunori komatsu

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経歴
帝京大学医学部付属溝口病院勤務
母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
国立成育医療研究センター不妊診療科
六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本産婦人科内視鏡学会

運営者情報

運営クリニック 六本木レディースクリニック
住所 〒106-0032 東京都港区六本木7-15-17 ユニ六本木ビル3F
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院長 小松保則医師