体外受精中はムリをせず適度な安静を心がけることが大切です


女性の体はデリケートで外部からの刺激を受けやすいため、体に負担がかかることは極力避けるべきです。
とはいえまったく体を動かしてはいけないわけではありません。

仕事と体外受精の治療を両立しているのであれば、ムリをしてまで残業をしない、肉体労働に相当するような業務はしないなど、気をつけなければならないポイントがあります。
外での仕事を持っておらず家事に専念しているという場合も、体力を著しく消耗するような作業はやめましょう。

いずれのケースも患者さん本人が意識的に行動するだけでなく、周囲の理解も必要になると言えます。

体外受精中の激しい運動は禁物です

ハードなジョギング・ヨガ・エアロビクス・水泳などのような激しい運動は、身体への負担が懸念されるため、体外受精中は控えた方がよいでしょう。
とは言っても運動が全面的に禁止されているというわけではありません。

適度に身体を動かすことはストレスの発散になり、何かとストレスを感じやすい体外受精の期間中には有効な気分転換になります。
スポーツジムに通うなど、お金をかけるような何か特別なことをする必要はありません。

毎日近所を30分程度歩くだけでも気持ちがリフレッシュし、身体が適度にほぐれていくでしょう。
普段通りの身体の動かし方で体外受精中に適した運動量が得られると考えられます。

また安静にしなければいけないと強く思うあまり、家に引きこもるようになってしまうのは逆効果です。
楽しみながら軽めの運動に取り組んでみましょう。
具体的にどんな運動が適しているかなど知りたい場合は、かかりつけのクリニックに尋ねてみてください。

自律神経を整えるために朝食を採りましょう


よく眠ることは安静にすることにもつながり、体外受精中大切なこと一つではありますが、朝ご飯を抜いてまで眠ってしまうのは少し考えものです。
自律神経を整えるためにも朝ご飯をきちんと食べることを意識しましょう。

体外受精がいくら高度な不妊治療であるといっても、赤ちゃんを授かるためのベースとなる身体が健全でないと、妊娠率が上がりづらくなってしまいます。
身体を作るのは日々の食生活です。
体外受精の治療中は食事の摂り方にとくに注意をしましょう。

朝ご飯は喉を通りづらいという方もいるかもしれませんが、朝ご飯におすすめしたメニューをまとめましたので参考にしてみてください。

  • スムージー、スープ
  • 雑炊
  • バナナ
  • 牛乳、チーズ
  • ハム、卵
  • 納豆

牛乳やチーズを使ってリゾットを作ると栄養素も摂れて身体も温まります。
また食べ過ぎを防ぐためにも、食事の際はよく噛むことも意識してみましょう。

きちんと咀嚼することで消化が良くなるだけでなく、美味しいものを食べたいという脳の欲求が満たされることで安心感と満足感が得られます。
間食は絶対に禁止ではありませんが、もし口にするなら身体を冷やしやすい白砂糖を使ったものは避けた方がよいです。

鉄分やミネラル、良質な脂質が摂取できるドライフルーツやミックスナッツがおすすめです。

リラックスできる環境を整えましょう

体外受精中はムリをせずなるべく安静にしていたいものです。
しかし普段過ごす環境に安らぎを感じられなければ、安静に過ごすことは難しくなるでしょう。

そんな時は、ストレスを感じる可能性があるものをできる限り排除するよう心がけるとよいかもしれません。
寝具を寝心地のよいものに交換する、照明の光を気持ちが落ち着く色合いにするなど自分が安静に過ごせる、リラックスできると思う環境を作っていきましょう。

またいくらリラックスができるとはいえ、お酒やタバコを嗜むことは絶対にやめましょう。
とくにタバコの煙は主流煙も副流煙も、さまざまな悪影響を及ぼすと言われています。

自分自身だけでなく、パートナーや同居している家族にもお願いをして禁煙をするようにしましょう。
体外受精中の安静な過ごし方というのは外出もせず息をひそめるように過ごすことでも、ハードな運動で汗をかくことでもありません。

適度に動き適度に休むことが最も望ましいのです。
しかしそのバランスをどう取るべきかわからないということもあるでしょう。

そんな時はクリニックに相談をしてみることをおすすめします。
安静に過ごすための最適な方法をアドバイスしてもらえるはずです。

(まとめ)体外受精中は安静にしていたほうがいいの?

1.体外受精中はムリをせず適度な安静を心がけることが大切です

体力を消耗する仕事や家事を行うことは身体に負担がかかりすぎるため、体外受精中は避けた方がよいでしょう。

体外受精の治療中は無理のない範囲で日常生活を送ることを心がけ、周囲の協力を得ることが大切です。

2.体外受精中の激しい運動は禁物です

体外受精中の激しい運動は避けた方が良いですが、軽いウォーキングやストレッチなどの運動は血行改善やストレス解消に繋がります。

身体の負担にならない程度の運動が体外受精中には適していると考えられています。

3.自律神経を整えるために朝食を採りましょう

自律神経を整えて心身共に穏やかに過ごすためにも、良質なたんぱく質を摂ることと朝ご飯を食べることを習慣づけましょう。

よく噛んで食べると消化を促進するだけでなく、脳が幸福感を感じて全身が安らぎます。

4.リラックスできる環境を整えましょう

体外受精中の安静な過ごしと方は家に閉じこもることでも、身体に負荷をかけるような運動をすることでもありません。

休息と活動のバランスを掴んで心穏やかに日常生活を送ることが、安静に過ごすことに繋がっていくでしょう。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小松保則医師
こまつ やすのり/Yasunori komatsu

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経歴
帝京大学医学部付属溝口病院勤務
母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
国立成育医療研究センター不妊診療科
六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本産婦人科内視鏡学会

運営者情報

運営クリニック 六本木レディースクリニック
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院長 小松保則医師