ホットヨガは体外受精にいいの？

ホットヨガが体外受精によい医学的根拠はありませんが、健康維持増進に役立ちます

ホットヨガに取り組んでいて妊娠したという人はいますが、医学的な根拠は今のところありません。
体外受精についても同じく、ホットヨガをすれば成功率がアップするかどうかもはっきりしていないのです。

しかしストレス解消や筋力アップなど健康を維持増進する点においてはメリットがあり妊娠は健康がかかせないことから、体外受精によいと言われているのでしょう。

ホットヨガが良いと言われる理由には体を温めることが関係しています

体外受精の治療に取り組む方の中には、ホットヨガがよいと聞いて行っている方もいることでしょう。
個人のブログなどで妊活中にホットヨガを行い妊娠につながったとの意見が広まり、取り組む方が増えているようです。
ですがホットヨガをすれば体外受精がしやすくなるという医学的根拠は報告されていません。

ではなぜホットヨガが体外受精に良いと広まったかというと、妊娠の大敵である体の冷え改善に役立つからではないでしょうか。
ホットヨガをすることによる健康面でのメリットには、高温多湿の環境での運動により汗をたくさん流し代謝アップすることがあり、これにより体を温める働きを期待されているためです。

他にも筋力アップやストレス解消、血流アップなどといった妊娠に必要と考えられる要素を持っている運動であるために体外受精にもよいと噂されているのでしょう。
では代謝を上げて体を温めれば体外受精に良いかと言えば、それだけで成功率を上げて妊娠を継続しやすくなるとは言い切れません。
実際に臨床試験などで証明されていないことからはっきりと効果があるかはわかっていないのです。

体外受精がしやすいかどうかは個人によります

ホットヨガをすることにより代謝がアップされて体の冷え改善につながるというメリットがあることはご紹介しましたが、それにより体外受精が行いやすくなると言い切ることはできないでしょう。
なぜなら体外受精の成功率は個人によるところが大きいからです。

日本国内での体外受精の成功率は約23％と言われており、年齢によっても成功率は変わってきます。
女性が36歳以下の場合ではこの数字はさらに高くなっており、そして精子や子宮の状態によっても変化してくるものです。
これだけでもあらゆる要素が関係して体外受精成功につながることから、卵子や精子の質や子宮の状態、着床のしやすさなどどれをどうやって改善していくかを知る必要があるでしょう。

そのためには体外受精による妊娠を考えた時は、まず病院へ出かけて診療を受けそれに基づいた治療を受けることをおすすめします。
もちろんホットヨガを行うことも代謝アップや体の冷え改善につながりますが、生活習慣全般の改善の必要になるでしょう。

体外受精しやすくするには食べ物でも体を温めましょう

妊娠を目指す時にはスムーズな体の働きが行われることによって健康な体を維持することが欠かせません。
そのためにはホットヨガなどで体を温めて代謝の良い状態に保つこともひとつの方法ですが、あわせて食べ物でも体を温めていきましょう。

体を温める働きがあると言われる食べ物にはいろいろありますが、次のような特徴を持つ食品を積極的にとってみてはいかがでしょうか。

その特徴とは、地中で育つもの・寒い国の産物・旬が冬にやってくる野菜や果物・赤や黒の色の濃い食べ物・発酵食品・塩辛い食べ物というポイントです。

中でも体を温める働きが注目されている食べ物のひとつにショウガがあります。

冬になると必ずと言っていいほど取り上げられるようになる食品で、ショウガを使った飲み物や食べ物を口にした時体がポカポカと暖かくなると実感したことのある方も多いことでしょう。

ショウガのより効果的と言われる食べ方は乾燥させることで、こうするとショウガの体を温める成分が増えるためさらに代謝アップが期待できるはずです。

そのままの乾燥ショウガが食べづらい時は粉末にしたものを紅茶にプラスするなどしてとってみましょう。

（まとめ）ホットヨガは体外受精にいいの？