卵子の形がいびつになると、染色体異常などが起こりやすい状態になります


卵子は正常であれば、丸みを帯びた形状をしていますが、しかし卵子の質が悪くなると楕円形やいびつな形になると言われています。いびつな形になることで受精しにくくなると考えられており、また染色体異常の確率も上がります。

年齢などの影響によって、卵子の形が異常になると言われています。妊娠の確率を上げるために、卵子の質をよい状態に保つようにしましょう。

質のよい卵子は、丸みを帯びた形状です

状態のよい卵子の形は、丸みを帯びた綺麗な円です。この形状であれば、比較的受精しやすいと言われてます。

しかし年齢などを重ねることで、卵子の形が次第に楕円形やしわしわなど形がいびつになってきます。いびつな形状の卵子では、受精がしにくくなると考えられており、また細胞分裂や着床に悪影響を及ぼす可能性もあります。

さらに染色体異常などを持って生まれてくる確率もアップする恐れがあるとも言われています。卵子の形がいびつになる原因は、年齢以外にもあります。

夜遅くまで起きている

人間は寝ないと、健康を保つことができません。卵子も同様で、身体を休めることによって、よい状態を保つことができます。

病気

子宮内膜症などの病気によって、卵子が押しつぶされ形が異常になある場合があります。

ほかにも外食が多い、自律神経が乱れているなどの原因でも起こりうると言われています。自分の生活が当てはまっていないか確認するようにしましょう。

卵子の質を保つために、一定のリズムで健康的な生活をしましょう


卵子の質を保つために、生活リズムを一定に保ち健康的な生活をすることが大切と言われています。

決まった時間に起きて、寝る

休みだからといってダラダラ寝ていれば、夜十分に寝ることができません。仕事に関係なく、起きる時間は一定にしましょう。

またカーテンを開け、太陽の光を浴びることもよいと言われています。朝太陽の光を浴びることで、夜熟睡しやすくなると考えられています。

一汁三菜のメニューにする

身体の冷えを予防するために温かい汁物を飲み、多くの食材を取り入れたメニューにしましょう。単品で済ませてしまうと、栄養が偏ってしまう恐れがあります。

歩くようにする

一駅歩く、近くは歩いて買い物に行くなど歩く習慣をつけるようにしましょう。歩くことで全身の血行がアップする効果が期待できます。

ゆっくりとバスタイムをとる

シャワーだけで済ませてしまうと、身体はすぐに冷えてしまいます。ゆっくりとバスタイムを楽しむようにしましょう。

生活を改めることによって、卵子だけでなく全体の健康にも繋がります。極端に今の生活を変える必要はありませんから、まずはできるところから変えていくようにしてください。

卵子の質は、簡易的な検査では調べられません

卵子の異常は、簡易的な検査で判断することはできません。しかし排卵の有無、卵子の数などは検査することができます。

卵子の数は血液検査でホルモンの状態を調べることで、判断することができます。排卵の状況も超音波検査などを行い判断します。

卵子の形は、超音波によってある程度は把握することができます。しかし質を検査することは難しいと言われています。

また不妊症になる原因は、卵子の状態だけではありません。男性側に原因がある場合もあります。

男性側もきちんと検査を受けることが、不妊症を治療するためには大切です。そのためパートナーの協力がなければ、不妊症の治療を行うことは難しくなります。

しっかりパートナーと話し合いながら、お互いに納得した上で治療を進めて行くようにしましょう。決して一人で思い詰めないようにしてください。

不妊症の治療を行う際に、精神面が不安定になりやすいと言われています。不安定になると卵子にとってもよいことはありません。

不妊治療を行うためには、パートナーと寄り添い、支え合うようにしましょう。

(まとめ)卵子の形が異常な状態とは?

1.卵子の形がいびつになると、染色体異常などが起こりやすい状態になります

卵子の質が悪くなると、形がいびつになります。いびつな形状では、受精しにくくなり、染色体異常の確率もアップすると言われています。

卵子の異常は年齢が原因になることもあります。卵子の質を保つように心がけましょう。

2.質のよい卵子は、丸みを帯びた形状です

卵子は本来丸みを帯びた綺麗な円です。しかし年齢が増加によって卵子の形がいびつになり、受精しにくい、着床しにくいなど妊娠に悪影響を及ぼすことがあるのです。

この原因としては、年齢・不規則な生活・自律神経の乱れ・病気などと言われてます。

3.卵子の質を保つために、一定のリズムで健康的な生活をしましょう

決まった時間に起きて、寝るなど生活リズムを一定に保つようにしましょう。また食事内容も意識するようにしてください。

湯船に浸かるなど健康的な生活を心がけましょう。自分のできる範囲で変えるようにしてください。

4.卵子の質は、簡易的な検査では調べられません

卵子の数は血液検査によって判断することができます。卵子の質まではわかりません。

不妊症は、男性側の原因の場合もあります。パートナーと話し合い、お互い納得した上で、不妊症の治療を進めるようにしましょう。決して一人で悩まないようにしましょう。


仕事や趣味を続けながら、無理のない不妊治療を

監修医情報

六本木レディースクリニック
小松保則医師
こまつ やすのり/Yasunori komatsu

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経歴
帝京大学医学部付属溝口病院勤務
母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
国立成育医療研究センター不妊診療科
六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本産婦人科内視鏡学会

運営者情報

運営クリニック 六本木レディースクリニック
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院長 小松保則医師