卵子を包む卵胞のいびつな形だと着床しにくくなる恐れがあります


卵胞の形は、直径2.0~2.cm程度のキレイな円形です。発育状態が良くないと、卵胞の形がいびつになりやすいと言われています。

年齢や食習慣、ストレスなどによって卵胞の発育状態は変わっていくとされているのです。卵胞の形がいびつになると、受精しにくい、着床しにくいなどの可能性が高くなると考えられています。

しかし卵子の形がいびつだからと言って、妊娠がまったくできないわけではありません。

卵子を包む卵胞の発育状態で大きさや形が決まります

卵子は、卵胞と呼ばれる大きな袋のような組織に包まれています。卵胞は、徐々に大きく成長し「成熟卵胞」になるのです。

成熟卵胞は卵巣の表面に突出しており、その中にある卵子が卵巣の外に飛び出します。これが「排卵」です。

排卵後には、卵胞は潰れてなくなります。排卵が起こる頃、卵胞は直径2.0~2.2㎝程度のキレイな円形に成長していると言われています。

しかしなんらかの原因によって、卵胞の形がいびつになる可能性があるのです。

・卵胞が卵巣内の癒着などが原因となり、周囲に押しつぶされている
・排卵直後

これらの原因が考えられると言われています。排卵直後であれば、楕円やひょうたん型になっていることも多いとされています。

卵胞の形によって卵子の質が良いか悪いかははっきり分かっていません。それは卵子の質の定義がはっきりされておらず、研究報告もされていないためです。

そのため卵胞の形=卵子の質とは限らないそうです。しかし卵胞の発育が悪いと、卵胞の中にある卵子に影響を与えると言われています。

卵胞の発育が悪ければ、卵胞の形はいびつになりやすいと考えられています。卵胞の形がいびつであれば、受精や着床が起こりにくいとされているのです。

いびつな形にならないためにはストレスを溜めないことが大切です


卵胞の形をキレイにするためには、健康的な生活を送ることが大切と考えられています。健康的な生活とはビタミンや野菜を多く摂る食事、適度な運動、しっかりとした睡眠の習慣を整えることです。

またストレスも卵胞の成長にとって悪影響につながるとされています。

ビタミンや野菜を多く摂る食事

食事は、身体を作る源です。食生活が乱れていれば、卵胞の成長にも良くはありません。

ビタミンやミネラル、たんぱく質など身体に必要な栄養素をしっかり摂取するように心がけましょう。また添加物や糖分の摂りすぎも卵胞の発育に悪影響を与える可能性があるため注意が必要です。

適度に身体を動かす

ホルモンバランス、冷え性、ストレスなどの改善など多くの効果が期待できます。運動は継続することが大切です。

極端なハードな運動は3日坊主になることも多く、さらに身体を痛めてしまう可能性もあります。自分にあったペースや運動強度で身体を動かすようにしましょう。

しっかりとした睡眠

睡眠は疲労の回復だけでなく、ホルモンの分泌を促す効果が期待できます。睡眠時間を6~8時間程度意識してとるようにしましょう。

また自分にあった枕やベッドマットを使用することも深い睡眠に効果的です。睡眠をしっかりとるためにも、同じ時間帯に睡眠をとるように心がけましょう。

他にもストレスを解消することも大切です。常にリラックスできるように、自分の好きなことをして過ごしましょう。

不妊に悩んでいる場合は専門のクリニックを受診しましょう

卵子を包む卵胞の形によっては、受精や着床に影響を及ぼす可能性があると言われています。しかし妊娠ができないというわけではありません。

いびつな形でも妊娠、出産したケースはあります。結婚して1年以上妊娠をしない場合など、不妊症に悩んでいる時には、不妊治療を専門とした病院やクリニックを受診することが大切です。

まずは検査を行うことで、妊娠ができる状態かどうかを確認することができます。不妊症は、排卵障害や卵管障害などさまざまな原因で起こるものです。

検査を行い、必要であれば不妊の治療を開始していきます。早めに相談することで、早期に必要な治療を開始することができます。

卵子の数などの検査も行えるため、気になる場合には相談しましょう。

(まとめ)卵子を包む卵胞の形がいびつだったら良くないの?

1.卵子を包む卵胞のいびつな形だと着床しにくくなる恐れがあります

卵胞の形は、基本的には直径2.0~2.cm程度のキレイな円形です。発育状態が良くないと、卵胞の形がいびつになりやすいと言われています。

いびつな卵胞の形は、受精や着床がしにくくなると考えられているのです。

2.卵子を包む卵胞の発育状態で大きさや形が決まります

卵子は、卵胞という大きな袋のような組織に包まれています。卵胞が大きくなり、卵子が卵巣の外に飛び出すことを排卵と言います。

排卵直後や卵巣内で卵胞が押しつぶされているなどが原因で形がいびつになると考えられているのです。

3.いびつな形にならないためにはストレスを溜めないことが大切です

卵胞の形を整えるためには、健康的な生活を送ることが大切です。ビタミンや野菜など多くの栄養を摂る食事を意識しましょう。

適度に身体を動かすことやしっかりとした睡眠、ストレスを解消することも重要と言われています。

4.不妊に悩んでいる場合は専門のクリニックを受診しましょう

卵子を包む卵胞の形によって、受精や着床に影響を及ぼす可能性があると言われています。しかし妊娠ができないわけではありません。

不妊に悩んでいる場合には、早めに不妊治療を専門としたクリニックなどを受診しましょう。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小山寿美江医師
こやま すみえ/Sumie Koyama

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経歴
1999年 琉球大学医学部医学科卒業
2000年 東京医科大学病院救急救命センター
2001年 東京女子医大病院腎センター
2003年 緑風荘病院 血液浄化療法センター
2006年 昭和大学病院産婦人科
2009年 昭和大学病院産婦人科 助教
2010年 東京衛生病院産婦人科
2012年 木場公園クリニック勤務
木場公園クリニック 分院 院長
2016年 六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本生殖医学会 生殖医療専門医
日本抗加齢医学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本受精着床学会
アメリカ生殖医学会

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院長 小山寿美江医師