卵子凍結では採卵の時に痛みを感じる可能性があります


卵子凍結の不妊治療で痛みが起きる可能性があるのは、採卵する時です。
不妊治療での採卵は細い針を膣に差し入れ、排卵する前の卵胞から卵胞液と卵子を採取します。

静脈麻酔を使用しますが、卵胞の数が少ない場合や患者さんが麻酔を希望しない場合は、麻酔なしで採卵が行われます。

麻酔を使用せずに採卵を行う場合は、痛み止めの薬が処方されることもあります。
痛みに対して強い不安がある方は、医師に相談して痛みを軽減する方法を採用してもらいましょう。

卵子凍結そのものには痛みは発生しません

不妊治療は痛みを伴うというイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、卵子凍結そのものに痛みを感じることはありません。

痛みを感じるのは卵子凍結をする前の採卵の時になりますので、卵子凍結をする際に痛みを生じる恐れはないのです。
不妊治療の卵子凍結は若い年齢のうちに卵子を採取し、冷凍保存しておくという方法です。

卵子凍結を行う理由は、大きく分けて2通りあります。
現段階では妊娠を考えていないけれども、将来は子どもを産みたいという場合に卵子凍結を選択することがあります。

卵子は加齢によって徐々に老化するため、妊娠する確率は年齢を重ねるごとに下がっていくのです。
晩婚化が進む中、30歳を過ぎてからの結婚が増えていることもあり、卵子凍結をする女性が増加しています。

老化が進む前の卵子を冷凍保存できれば、後に高齢出産となった時に、染色体異常などの発生リスクを低下させることにつながります。
ライフプランで30歳以降での出産を考えているのであれば、40歳を迎える前に卵子凍結をしましょう。

多くのクリニックでは、卵子凍結が適している年齢を39歳以下としています。
また体外受精での採卵回数を減らしたい時に、卵子凍結をすることがあります。
採卵回数があまりに多くなると、心身に負担がかかる恐れがあるため、卵子凍結をして採卵回数を減らすのです。

卵子凍結はあくまで、若い年齢の時の卵子を保存するという手段になるので、痛みは感じません。
ただし卵子凍結の前後の処置で痛みを感じる可能性はあります。
痛みが心配な時は、必ず医師に相談してください。

痛みが心配な場合は無痛採卵を行っているクリニックを選びましょう


痛みに対してどうしても不安があるのであれば、無痛採卵を行っているクリニックを選ぶとよいでしょう。
採卵の時に患者さんが痛みを感じてしまうのは、採卵針の太さによるものです。

採卵針が細ければ、痛みを感じるリスクを減らすことができます。
痛みのない採卵を目指しているクリニックでは、通常よりも細い針を使って採卵を行っています。

静脈麻酔を使用するため、眠っている間に採卵を済ませてしまうことも可能です。
仕事の都合などでどうしても静脈麻酔を受けられない時は、代わりに痛み止めを出してもらえます。

卵子凍結などの不妊治療を行うクリニックは、数多くあります。
その中で、患者さんに寄り添ってくれるクリニックを選ぶことが重要になります。

痛みは我慢せずに医師に伝えましょう

痛みに不安がある時は、隠さずに医師に申し出ることが大切です。
我慢してしまうと不妊治療に対して恐怖を抱いてしまい、ストレスとなる可能性があるからです。

不妊治療では採卵以外にも多くの処置が必要になるため、痛みを感じると言われます。
誰もが痛みを感じるというわけではありませんが、卵管造影検査での痛みを気にする患者さんが多いと言います。

卵管造影検査は子宮の異常や、卵管の詰まりなどを調べるための検査です。
次のような手順で検査が行われます。

  1. 膣内の洗浄する
  2. 子宮口からバルーンカテーテルを入れて固定する
  3. 画像診断するため造影剤を卵管に流し込む
  4. 造影剤が流れていく状態を観察し、レントゲンで撮影する

卵管造影で痛みを感じやすいのは、バルーンカテーテルを入れる時と、造影剤を流し込む時だと言われています。
「痛い」と言うのは決して恥ずかしいことではないので、きちんと申告しましょう。

(まとめ)卵子凍結をすると痛みがあるの?

1.卵子凍結では採卵の時に痛みを感じる可能性があります

卵子凍結で痛みが起こる可能性があるのは、採卵で卵胞に細い針を刺す時です。
痛みの感じ方は人それぞれですが、痛みに弱い場合や、痛みに対して不安がある時は医師に告げましょう。

クリニックでは静脈麻酔や痛み止めを使用して、痛みの軽減に努めています。

2.卵子凍結そのものには痛みは発生しません

卵子凍結は、あくまで若い年齢の時の卵子を保存する手段になるので、卵子凍結そのものに痛みを感じる心配はありません。

ただし卵子凍結の前後の措置で痛みを感じる可能性はあると考えられます。
不安を感じるのであれば、医師に相談しましょう。

3.痛みが心配な場合は無痛採卵を行っているクリニックを選びましょう

痛みに対する不安が拭えない時は、無痛採卵を行っているクリニックを選びましょう。

不妊治療の実績があるクリニックでは、痛みを軽減するためのあらゆる工夫を行っています。

4.痛みは我慢せずに医師に伝えましょう

採卵以外で痛みを感じる可能性があるのは、卵管造影だと言われています。

痛みは我慢し過ぎるとストレスになるため、痛みがある時や痛みが恐いと思う時は、医師に伝えるようにしましょう。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小松保則医師
こまつ やすのり/Yasunori komatsu

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経歴
帝京大学医学部付属溝口病院勤務
母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
国立成育医療研究センター不妊診療科
六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本産婦人科内視鏡学会

運営者情報

運営クリニック 六本木レディースクリニック
住所 〒106-0032 東京都港区六本木7-15-17 ユニ六本木ビル3F
お問い合わせ 0120-853-999
院長 小松保則医師