不妊治療時に処方されるピルには吐き気や頭痛などの副作用があるといわれています


ピルを服用すると生じる主な副作用には、吐き気や頭痛・胸のはり・不正出血・太りやすくなる・血栓症などがあります。
従来、多く使用されていた中用量ピルや高用量ピルでは摂取するホルモン量が多く、服用時にはかなりの副作用が出る可能性もありました。

しかし現在不妊治療に使用されているのはホルモン量を抑えた低用量ピルになっているため、個人差はありますが、副作用は軽くなっているといわれます。

タバコはピルの副作用の1つ血栓症になる確率を高めるといわれています

現在一般的に処方されている低用量ピルの副作用には、吐き気・頭痛・不正出血・血栓症などがありますが、それほど副作用は強く出ないといわれています。

副作用の中には服用しているうちに治まるものもあるといわれ、ピルを服用することで得られるさまざまなメリットの方が期待できます。
またメリットの方が重要な場合もあるのです。

  • 生理不順を整える
  • 生理痛を和らげる
  • 卵巣がん、子宮体がんなどの予防になる
  • 子宮内膜症や子宮筋腫の治療になる

ピルを服用するときに注意しておきたい副作用は血栓症といわれ、ピルを服用している女性は1万人に1人の割合で血栓症になるといわれています。

ただ女性の血栓症発症割合は、タバコ・肥満・年齢・糖尿病など、他の原因の方がピルの服用時よりも数倍多いといわれているため、それと比べるとかなり少ない割合といえるのです。

ピルの処方前には血栓になりやすい体質かどうかを採血で検査して、タバコを吸うか、年齢がいくつか、授乳中ではないかなどを問診でもチェックされるため、気になることがある場合には医師に確認してみましょう。

ピルを飲むと身体が妊娠したときと同じような状態になります


低用量ピルは女性ホルモンの卵胞ホルモンと黄体ホルモンを主成分としていて、服用することで女性の体内のホルモン量を人工的に変化させ妊娠しているような状態にするといわれます。

そして人工的に変化させられた女性ホルモンが、妊娠しているときと同じように脳下垂体に働きかけて、卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモンの分泌を抑えるため排卵が抑制されます。

またピルには受精卵の着床を防ぐために子宮内膜が厚くならないようにする働きや、精子が子宮内に入らないように頸管粘液を変化させるという働きがあるのです。
この働きが組み合わされることで妊娠しにくい状態を作り出すといわれています。

ただ低用量ピルは副作用を少なくするためにホルモン量がギリギリまで抑えられているため、薬を飲むはずの日に飲み忘れてしまうと効き目が悪くなるため注意が必要です。

低用量ピルには同じホルモン量が含まれている一相性ピルと、飲む順番によってホルモン量を変えている段階型ピルがあります
ピルの飲み方は異なりますがそれぞれ決められた通りの飲み方をすることが大切です。

ピルは生理の周期を整えるために服用されることがあります

低用量ピルを正しく服用していると、月経が28日周期になるようにホルモン量を人工的に調節することができるといわれています。

ホルモン量を調節するため、さまざまな目的で使用される場合があるのです。

  • 避妊を目的とする
  • 月経の周期を整える
  • 月経痛を抑える
  • 月経量の低下
  • ホルモンバランスを整える

低用量ピルには1周期28日の間に飲むピルの数が21錠のタイプと28錠のタイプがあり、どちらも1日1錠ずつピルを飲む飲み方になります。

最初の21日にピルでホルモン量を調整してから残りの7日にはピルの服用を休むか偽薬を飲み続けることで、28日の周期を終えます。

このように28日間周期で正しくピルを飲むと周期的に女性ホルモンが増減するため、ストレスや病気などでホルモンバランスが乱れていた状態が改善が期待できるのです。

ピルによってホルモンバランスの乱れが改善されると、それまで安定していなかった月経の期間や月経周期が整うといわれています。

また月経期間や周期などが整うと、不妊の原因になりやすい排卵障害や黄体機能不全になる可能性が低くなると考えられているのです。
そのため不妊症を改善するために月経周期を整える場合にピルを服用することがあります。

(まとめ)不妊治療時に飲むピルにはどんな副作用があるの?

1.不妊治療時に処方されるピルには吐き気や頭痛などの副作用があるといわれています

ピルを服用すると生じる副作用には、吐き気や頭痛、不正出血、血栓症などがあります。
中用量ピルや高用量ピルでは摂取するホルモンが多いため副作用がありましたが、現在使われている低用量ピルでは副作用は抑えられているそうです。

2.タバコはピルの副作用の1つ血栓症になる確率を高めるといわれています

ピルの副作用には吐き気や頭痛、血栓症などがありますが、低用量ピルの場合には副作用はあまり強く出ないといわれています。

血栓症になる確率もタバコや肥満などで生じるより可能性が少ないといわれています。

3.ピルを飲むと身体が妊娠したときと同じような状態になります

低用量ピルは女性ホルモンが主成分となっています。

女性ホルモンのバランスをピルで変化させることで妊娠しているような状態を作り出して排卵を抑え、子宮内膜を薄くするなどの効果が得られるといわれているのです。

4.ピルは生理の周期を整えるために服用されることがあります

低用量ピルを周期に合わせて正しく服用すると、女性ホルモンの増減が周期的になるといわれています。

ストレスや病気などでホルモンバランスが乱れていた状態を整えると、不妊の原因となる排卵障害や黄体機能不全などになる可能性を低くすることが期待できます。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小松保則医師
こまつ やすのり/Yasunori komatsu

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経歴
帝京大学医学部付属溝口病院勤務
母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
国立成育医療研究センター不妊診療科
六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本産婦人科内視鏡学会

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院長 小松保則医師