閉経後は不妊となるため自然妊娠するのは難しいです


専門家の間では、閉経した後に自然妊娠するのは非常に難しいという見解が多くを占めています。

閉経になった理由によってはまれに妊娠するケースもあるといいますが、不妊治療を行わないままの妊娠は、まずないと考えられているのです。

日本人女性が閉経する平均年齢は50歳だと言われていますが、まれに40歳より前に閉経を迎えてしまうことがあります。
一般的な閉経年齢より早く閉経してしまうことを早期閉経といいますが、早期閉経の場合は不妊治療によって妊娠できる可能性があります。

早期閉経は染色体異常によって起こると言われています

一般的に女性が閉経する年齢は50歳前後と言われています。
しかし、まれに40歳になる前に閉経の症状が現れる早期閉経が起きる人もいます。

症状は通常の閉経と同じですが、閉経する原因が異なってくるのです。
早期閉経は先天的な染色体異常によって起こると言われています。

生理周期の乱れを繰り返した後に生理が止まってしまうこともあれば、前触れもなくある日突然生理が止まってしまうこともあります。

染色体異常による早期閉経の割合が20%、残りの80%はその他の原因になりますが、詳しいことはまだわかっていません。

早期閉経が起こると女性ホルモンが著しく減少するため、自律神経の乱れから更年期障害のような症状が現れやすくなります。

  • のぼせ・発汗
  • 頭痛・めまい
  • 胸の痛み
  • 息苦しさ
  • 疲労感
  • 冷え性
  • 肩こり
  • 不眠
  • 臓器の老化
  • 皮膚のかゆみ・乾燥
  • イライラしやすくなる
  • 気分が落ち込む

また早期閉経ではないものの、生理が来ない無月経という症状があります。
卵巣の機能の停止が原因なため、機能を回復できれば再び生理が始まるでしょう。

いずれも専門のクリニックによる不妊治療で、妊娠する可能性があるのです。
ホルモン治療によってホルモンをコントロールし、不妊の解消を目指します。

早期閉経はいくつかの原因によって起こります


生理不順に対して適切な治療を行わずに放置してしまうと、早期閉経を迎えやすくなると考えられています。
女性には珍しくない症状であるがために、治療を施さずにそのままにしてしまうケースが見受けられるようです。

正常なサイクルで生理が訪れないのは、身体の中に目に見えない原因が隠されているためです。生理の異常に気づいた時点で早めに治療を受けるのが、不妊を予防する有効な手段でしょう。

生理不順は1つの症状を指した言葉ではなく、次に挙げる疾患の総称として使われています。

黄体機能不全

プロゲステロンとエストロゲンの分泌が阻害され、短い周期で生理が訪れたり、子宮内膜に異常が起きたりします。
専門医による排卵誘発法などによって治療することが可能です。

無排卵性周期症

生理のような出血はあるのに排卵が伴わない症状を、無排卵性周期症と呼びます。
周期に乱れはあるものの、出血が見られるために生理不順に気づかないことがあるのです。
黄体機能不全と同じく、全排卵誘発法などによって治療を行います。

機能性子宮出血

機能性子宮出血は内分泌疾患など、さまざまな理由から起こる不正出血を指します。
出血が少量で期間短い場合は、経過観察になることがあるでしょう。

不妊治療は夫婦一緒に受けましょう

不妊になる原因は数多くあり、早期閉経など女性側だけに問題があるとは限りません。
妊娠に至るためには夫婦そろって専門医に相談し、早い時期から検査や不妊治療を受けることが求められます。

下記の5つは女性側に起こる不妊の原因になります。

  • 排卵因子
    卵が育たない、排卵されないといった卵巣機能の問題が起こるのです。
  • 卵管因子
    細菌感染や子宮内膜症によって卵管に炎症が起こります。
  • 子宮因子
    子宮筋腫や子宮内膜ポリープなどにより着床しにくくなります。
  • 頸管因子
    子宮の入り口の粘液が減少し、精子が卵子のもとにたどり着けなくなる症状です。
  • 免疫因子
    さまざまな理由から免疫異常が起こり、受精しにくくなります。
  • また男性側にも次のような問題が起こることがあるといわれています。

  • 造精機能障害
    精子の数が少なくなり、運動率も低くなっていくものです。
  • 機能障害
    射精の機能が低下しているため、卵子のもとに精子を送り届けることができません。

夫婦で負担なく通院するには診療時間が長く、仕事を持っていても通いやすいクリニックを選ぶとよいでしょう。
不妊治療は夫婦そろって受けるのがベストです。

(まとめ)閉経すると不妊になる?

1.閉経後は不妊となるため自然妊娠するのは難しいです

専門家の多くが、閉経した後の自然妊娠は非常に難しいという見解を述べています。

しかし閉経の理由によっては妊娠の可能性があり、早期閉経の場合は不妊治療によって妊娠を望むことができるでしょう。

2.早期閉経は染色体異常によって起こると言われています

早期閉経は染色体異常が原因で起こり、更年期障害に似た症状が現れると言われています。専門のクリニックで行うホルモン治療によって、低下した卵巣の機能を回復させることができます。

3.早期閉経はいくつかの原因によって起こります

早期閉経は黄体機能不全や無排卵性周期症などの生理不順が原因となって起こるのです。生理不順を軽く考えず、早いタイミングで適切な治療を受けることが不妊予防につながります。

4.不妊治療は夫婦一緒に受けましょう

不妊治療を成功させるには夫婦そろって来院し、検査や治療を受ける姿勢が大切です。

ストレスなく治療を受けるために、仕事を持っていても通いやすいクリニックを選びましょう。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小松保則医師
こまつ やすのり/Yasunori komatsu

詳しくはこちら

経歴
帝京大学医学部付属溝口病院勤務
母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
国立成育医療研究センター不妊診療科
六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本産婦人科内視鏡学会

運営者情報

運営クリニック 六本木レディースクリニック
住所 〒106-0032 東京都港区六本木7-15-17 ユニ六本木ビル3F
お問い合わせ 0120-853-999
院長 小松保則医師