筋トレで必要な筋肉がつくことで不妊症が改善される可能性があります


現代では交通機関を使用することが多いために、歩く機会が少なくなり運動不足の人が増えている傾向にあります。

運動不足になると筋肉が衰えることで血行や代謝が悪くなり、さまざまな体調不良が生じる可能性があるのです。

筋肉の衰えで血行不良が起きるとそれが不妊の原因にもなるといわれるため、筋トレで筋肉を鍛えると不妊症の改善が期待できます。

下半身の筋肉は血行改善に重要な役割を果たしています

筋肉には血液の巡りを良くする働きがあり、筋トレを行うことで血行が良くなると、不妊の原因となっている卵巣機能の低下が改善されるといわれます。

日常的な運動不足による筋肉の低下は血液循環を悪くするのです。
とくに下半身には全身の筋肉の3分の2があるため、下半身を鍛えることで効率よく血行の改善を促すことが期待できるでしょう。

血液には身体の細胞が活動を行うために必要な酸素や栄養素を全身に送る役割があるため、筋肉が衰えて血行が悪くなると細胞に必要な栄養が十分に行き渡りにくくなります。

栄養を全身に送る力が足りなくなると、まずは生命を維持するために必要な内臓が優先されて栄養が届けられるようになるのです。

そのため卵巣などに届く栄養が足りなくなり卵巣機能の低下が生じるといわれています。
栄養を摂取していても卵巣まで届かない場合には機能が低下する可能性があります。

血行不良を解消するためにも普段からムリのない筋トレなどを取り入れていきましょう。

筋トレでは男性不妊の改善も期待できます


また筋トレはテストステロンの分泌を促進させるといわれています。
テストステロンは約95%が精巣で、5%が副腎皮質で作られている男性ホルモンの1つで、筋肉や骨格の形成やひげなどの成長を促す働きがあるのです。

ほかにも前向きになる、やる気がでるなど精神面での作用もあり、その働きから活発で筋肉質な体格のいい男性はテストステロンの分泌量が多いといわれています。

テストステロンには生殖機能や精力を高める働きもあるため、その分泌量を増やすことで男性不妊の改善も期待できるでしょう。

20代に分泌量がピークとなるテストステロンの分泌は通常その後徐々に減少していきます。
しかし、筋トレを行って筋肉に適度な刺激を与えるとテストステロンの分泌が促進されて減少を遅らせることができるといわれているのです。

テストステロンの分泌を促進するためには、筋肉やテストステロンを生成するための材料となる栄養素と生成するためのサポートを行う栄養素も同時に摂取する必要があります。

男性不妊の改善には筋トレを行うだけではなく、タンパク質やコレステロール、ビタミンや亜鉛などが不足しないように十分に気をつけて栄養を摂取することが大切です。

過度の筋トレは不妊の原因になる可能性もあります

ムリのない筋トレで適度に筋肉をつけることが妊娠しやすい身体作りに役立ちます。
しかし、ハードな筋トレを行うことはかえって不妊の原因となる可能性があるのです。

たとえばダイエットや健康のためにもいいからといきなり激しい筋トレをしてしまうと、筋肉に過度の負担がかかるといえます。
急激に筋肉に負担がかかって筋肉痛やコリなどが生じるとそれが血行不良の原因になり、日常的に行う必要がある筋トレを続けることも難しくなるでしょう。

また女性の場合には筋トレのやり過ぎで痩せて体脂肪が下がると排卵障害になるケースもあるのです。
妊娠を望んでいる女性の場合にはとくに体脂肪率22%以上を維持する必要があるといわれています。

ところがハードな筋トレのために体脂肪率が必要な数値よりも下回ると妊娠しづらくなり、体脂肪率が17%を切ると50%の女性は排卵が止まるとされています。

妊活のためには筋肉をつけるために肉、魚、卵、大豆などのタンパク質を多く含む食品を食事に取り入れながら、なるべくムリのない範囲で適度に筋トレを行うことが望ましいです。

(まとめ)不妊症は筋トレで改善できる?

1.筋トレで必要な筋肉がつくことで不妊症が改善される可能性があります

現代では交通機関の利用により歩く機会が少なくなり運動不足になりやすいといわれています。

運動不足で筋肉が衰えると血行不良になって不妊の原因となる可能性があるため、筋トレで筋肉を鍛えるようにしましょう。

2.下半身の筋肉は血行改善に重要な役割を果たしています

筋肉には血液の巡りを良くするという働きもあります。

筋トレで必要な筋肉をつけることで血液の流れが良くなると、身体の各組織へ酸素や栄養が届きやすくなり、卵巣などの機能が活性化される可能性があるでしょう。

3.筋トレでは男性不妊の改善も期待できます

筋トレは男性ホルモンの1つとなるテストステロンの分泌を促進させるといわれます。

テストステロンには男性らしい身体をつくり、生殖機能の向上、精力を高める働きなどがあるため筋トレによって男性不妊の改善が期待できるのです。

4.過度の筋トレは不妊の原因になる可能性もあります

ハードな筋トレで筋肉に負担をかけすぎるなど、ムリな筋トレで長続きしない場合には、不妊の改善が期待できないといえます。

また女性が筋トレのし過ぎで体脂肪が下がると排卵障害が生じる可能性もあるため、ムリのないように行うことが大切です。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小松保則医師
こまつ やすのり/Yasunori komatsu

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経歴
帝京大学医学部付属溝口病院勤務
母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
国立成育医療研究センター不妊診療科
六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本産婦人科内視鏡学会

運営者情報

運営クリニック 六本木レディースクリニック
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院長 小松保則医師