低脂肪や無脂肪の調整をした牛乳は不妊のリスクを高めるといわれています


妊娠するためには飽和脂肪酸の摂りすぎは良くないとされています。
しかし脂肪を減らしていない成分無調整の牛乳を多く摂取している女性は妊娠しやすくなるといわれているのです。

逆に牛乳の中でも脂肪分を減らしている低脂肪牛乳の摂取量が多いと排卵障害による不妊症になりやすいといわれ、牛乳の種類によって大きく異なるといえます。

さまざまな研究から、食生活などのライフスタイルに気をつけることで不妊の改善が期待できるでしょう。

低脂肪の乳製品は牛乳以外のものも排卵障害につながる原因になるといわれます

成分無調整の牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品は、摂取することで排卵障害がリスクを減らし、生じにくくするといわれています。

ところが、成分が調整されている低脂肪の牛乳や乳製品を多く摂取していると、成分無調整とは異なり排卵障害となる可能性が高くなるという指摘があるのです。
成分調整牛乳は、摂りすぎると身体に良くないといわれている脂肪を取り除いています。

それと同時にもともと牛乳に含まれていた女性ホルモンのエストロゲンやプロゲステロンなども一緒に除去されてしまい、男性ホルモンのアンドロゲンが牛乳の中に残ると言われているのです。

つまり成分調整した低脂肪の牛乳を飲み続けていると、徐々に男性ホルモンが増加して女性ホルモンが減少する可能性が高いため、ホルモンバランスが崩れることが排卵障害を招く恐れがあります。

低脂肪牛乳は脂肪の摂取に気をつけているときによいといえます。
しかし妊娠を望んでいる女性が飲むと不妊の原因となる心配があるため気をつけたほうがよいでしょう。

排卵障害が起きているときには月経不順が生じる場合が多いといえます


女性側の不妊原因で一番多いのは卵管炎といわれ、次に多いのが排卵障害になります。
この排卵障害は食生活や生活習慣、不妊治療の排卵誘発などで改善されて妊娠する可能性が高いともいわれているため、早めに不妊の原因を確認しておくことが大切です。

排卵障害が起きているかどうかを確認するためには、月経不順が生じていないかどうかでわかる場合があります。
正常な月経周期は月経が始まる日の間隔が25~38日位です。

しかし間隔が長すぎる場合や短すぎる場合、また月経の期間が正常といわれる3~7日を外れる場合に月経不順といわれます。

そのうち月経が1~2日しかないような短い場合に排卵障害の可能性が高くなります。
ただし月経が正常な周期で訪れている場合でも排卵障害が生じている可能性はあるのです。

排卵後には黄体ホルモンの働きで体温が高くなる高温期に入り、月経が始まった日からは体温が下がる低温期に入ります。
月経が正常に訪れているときでも体温の変化が周期的に訪れていない場合には排卵障害の可能性が高いです。

基礎体温表をつけて14日といわれる高温期が周期的に訪れているかを確認しましょう。
もし気になる場合には早めに検査を受けるとよいです。

不妊を改善するためには食事に気をつけることが大切です

今まで食べていたものでも、妊娠を望んでいる時には摂取しない方がいい食べ物があります。
妊娠をするために気をつけた方がいい食べ物や飲み物は以下のものです。

低脂肪牛乳

ホルモンバランスが乱れて排卵障害の原因になる可能性があります。

アルコール類

妊娠したときに胎児に影響が出る場合があります。

コーヒーや紅茶

カフェイン入りの飲料は血流を悪くするため摂取は控え目にしましょう。

砂糖

糖質はタンパク質を糖化・変性させるといわれます。
摂取量が多すぎるとタンパク質でできている卵子の質が悪くなる可能性もあるのです。

不妊治療を受けている女性のうち、高タンパクで低糖質の食事をしている女性は低タンパクで糖質が多い食事をとっている女性よりも多い割合で体外受精での妊娠が成功するといわれています。

良質のタンパク質を摂取するためには肉や魚のほかに大豆などもバランス良く摂取するとよいでしょう。
酸素や栄養を運ぶ働きのある鉄や胎児の脳の発育を促す働きがある葉酸なども、妊娠前から摂取することが推奨されています。

実際に自分にどの栄養素がどの程度足りないかを把握することは難しいため、食事療法については早めに医師に相談すると安心です。

(まとめ)牛乳を飲むと不妊になることがあるって本当?

1.低脂肪や無脂肪の調整をした牛乳は不妊のリスクを高めるといわれています

食生活に気をつけることでも不妊改善に役立ちます。

成分無調整の牛乳を多く飲んでいる女性は妊娠しやすくなり、逆に脂肪分を減らしている低脂肪牛乳を多く飲んでいる女性は排卵障害を招く恐れがあるのです。

2.低脂肪の乳製品は牛乳以外のものも排卵障害につながる原因になるといわれます

成分調整された低脂肪牛乳は、脂肪を取り除くときにエストロゲンやプロゲステロンが一緒に除去されるといわれています。

低脂肪牛乳を多く摂取することによりホルモンバランスが崩れて排卵障害になる可能性があるでしょう。

3.排卵障害が起きているときには月経不順が生じる場合が多いといえます

排卵障害は食生活、不妊治療の排卵誘発などで改善されやすいといわれています。

月経不順や体温の変化などで排卵不順がある程度わかるといわれますが、気になる場合には早めに検査を受けるといいでしょう。

4.不妊を改善するためには食事に気をつけることが大切です

妊娠を望んでいる時には普段とは異なり気をつけた方がいい食べ物や飲み物があります。

成分調整牛乳やアルコール類・コーヒー・糖類などの摂取は控えて、必要な栄養素を摂取するようにしましょう。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小松保則医師
こまつ やすのり/Yasunori komatsu

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経歴
帝京大学医学部付属溝口病院勤務
母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
国立成育医療研究センター不妊診療科
六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本産婦人科内視鏡学会

運営者情報

運営クリニック 六本木レディースクリニック
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院長 小松保則医師