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ウォーキングでは不妊症になりやすい体質の改善が期待できます
現代人は仕事などで忙しいためにあまり運動をしない傾向にあります。
生活に有酸素運動を行う習慣を取り入れていないと運動不足状態になるでしょう。
運動不足で筋肉が衰えると、新陳代謝が低下して血行が悪くなり身体にさまざまな不調が生じるのですが、その不調が不妊症につながる可能性があります。
なかなか運動ができないという方でもウォーキングなら気軽に始めることができる有酸素運動なため、運動不足が解消されることで不妊症の改善が期待できるのです。
ウォーキングでは内臓の働きや血流の改善などが期待できます
ウォーキングなどの有酸素運動を生活に取り入れることで運動不足が解消されるといわれています。
普段からデスクワークなどで運動をしていない方はとくに歩く機会が少ないために運動不足になりやすく、下半身から心臓へと血液を運ぶための筋肉が足りない状態になる傾向が強いです。
下半身の筋肉が不足すると血行不良になりやすく、それが原因でむくみや冷え性などになる可能性もあります。
実際に不妊症の悩みを抱えている方の多くは冷え性で血流が悪いともいわれているのです。
血流が悪くなると身体中に栄養が運ばれにくくなり、子宮や卵巣などの内臓の働きも鈍くなっていることが考えられます。
そのためウォーキングなどの運動を行うことでそれらの働きの改善が期待できるでしょう。
ウォーキングは有酸素運動としても優秀な運動ですが、歩くことで心臓まで血液を循環させる働きがあるふくらはぎの筋肉を鍛えて血流を大きく改善できるといわれています。
また歩くときには骨盤を動かすため、そのときに子宮や卵巣などを適度に揺らして凝り固まっている状態をほぐすことに役立つでしょう。
不妊症は原因の特定が難しい場合が多いといわれています
結婚してから1年で9割、2年ではほとんどの方が妊娠するといわれています。
そのため現在では結婚して妊娠を希望しているのに1年たっても妊娠しない場合には不妊と定義されます。
原因の目安としては卵巣にある場合が約20%、卵管・子宮に原因がある場合もほぼ同じ20%、免疫が原因の場合は約5%、その他が約5%に男性側に原因がある場合が30%程度というデータがあるのです。
これらいくつかの原因が複合的に組み合わされて不妊症の症状がでる場合もあり、原因を確実に特定することは難しくなります。
不妊の原因がはっきりしない場合には妊娠をするためにまず妊娠しやすい身体づくりが必要です。
原因がわからないため、とくに原因に対しての対策を行わなくても、健康に気をつけることで妊娠の可能性が上がる場合もあります。
妊娠しやすい身体を作るためには健康的な生活を送ることが大切といわれています。
全身を動かすことができる有酸素運動のウォーキングを定期的に行うことや栄養バランスの取れた食事の摂取、ストレスを溜め込まない生活を送ることで体質の改善が期待できるでしょう。
不妊症では段階ごとにステップアップする施術方法が行われます
不妊症の原因にはさまざまなものがあり、検査結果に異常がない状態でもなかなか妊娠できないという場合もあります。
その場合には妊娠しやすい身体になるように健康的な生活を送り体質改善を図りながら合わせて診察を行います。
診察時に最初は基礎体温をつけて排卵の周期を調べ、排卵のタイミングに合わせる「タイミング法」を行うための指導が行われるのです。
タイミング療法を試しても妊娠できなかった場合にはつぎの段階となる「人工授精」で人工的に精子を子宮に注入する施術を行い、妊娠したかどうかがわかるまで経過を待ちます。
人工授精での妊娠が確認されなかった場合、その後には卵子と精子を採取してから人工的に卵子と精子を合わせて受精卵を作り、受精卵を子宮に戻す「体外受精」の施術にステップアップしていくのです。
それぞれの段階によって、妊娠が確認できるまでの時間も必要になります。
早い時期に妊娠できるようにするためには、ウォーキングなど生活習慣に気をつけて体調を整えながら早めに医師に相談するほうがよいでしょう。
(まとめ)ウォーキングで不妊症が改善できる?
日常的な運動不足で筋肉が衰えると新陳代謝が低下して血行が悪くなります。
血行の悪さなどから不妊症となる可能性もあるため、ウォーキングなどの有酸素運動で運動不足や不妊症の改善が期待できるといわれています。
デスクワークなどで歩く機会が少ないと、下半身から心臓へ血液を運ぶふくらはぎなどの筋肉が衰えるといわれています。
血流が悪くなると子宮や卵巣などに栄養が行き渡らず働きが低下しますが、ウォーキングで血流の改善や内臓の働きを高めることが期待できます。
不妊にはさまざまな原因がありますが、はっきりとした原因がわからない不妊症状もあります。
その場合には女性が健康に気をつけて妊娠しやすい身体を作ることで、妊娠の可能性が上がる場合もあります。
検査の結果に異状がないけれどなかなか妊娠することができない場合があります。
その場合には段階を踏んで不妊治療を行うのでそれぞれの段階で妊娠の確認まで行い時間がかかるため、早めに医師に相談したほうがよいです。