不妊治療中も妊娠力を高めるために、体質改善の必要はあるとされています


不妊治療をしても、冷え・ストレス・睡眠不足・食生活の乱れなどにより、生殖器が衰えホルモンバランスが乱れた妊娠しにくい体だと思うような成果が出ないこともあります。

妊娠力をより高めるためには、不妊治療中の体質改善は必要だと言えるでしょう。
体質改善には、栄養バランスのとれた食事・適度な運動・質のよい睡眠・ストレス解消などが効果的です。

また漢方薬や鍼灸も効果的とされていますが、気になるという場合はまず担当医に相談してみましょう。

妊娠しにくい体質だと、不妊治療の成果も出ない場合があるとされています

子宮や卵巣などの生殖器は、日常生活の中で血流不足により冷えたり、栄養が行き届かなかったりすると機能が弱まり、不妊を招く可能性があります。

さらに、睡眠不足や過度のストレスを受け続ける、お酒の飲みすぎや喫煙などの生活習慣により、妊娠に関係の深い女性ホルモンの分泌バランスが乱れ、妊娠しにくい体質となる場合も考えられます。

また肥満もしくは痩せすぎの場合も女性ホルモン分泌が妨げられるなどして月経不順を起こしたり、脂肪が排卵を阻害したりなどの悪影響を及ぼすとされているのです。
そして年齢を重ねて30代になると徐々に生殖器が老化により衰え、妊娠力が低下し不妊治療が必要となるケースも出てくるでしょう。

ただ妊娠しにくい体質のまま不妊治療を進めても、生殖機能が思うように働かず、思うような成果は出にくいとされています。
排卵誘発剤やホルモン剤などの投与も可能ですが、できる限り自然な状態での妊娠の方が、体にかかる負担も少なくて済むのです。

そのため、不妊治療の成功率を高めるためには、体質改善により妊娠しやすい体作りを目指すことが大事だと言えます。

体質改善することで、妊娠しやすい体が目指せます


妊娠しやすい体作りを目指して、体質改善を行うには生活習慣を見なおす必要があります。
まず食事では、妊娠力を高めるたんぱく質・亜鉛・鉄などのミネラル・葉酸・ビタミン・抗酸化作用のあるポリフェノールなど、栄養素をバランスよく摂取することが大事です。

暴飲暴食・偏食をやめるのは肥満解消にもつながりますが、過度なダイエットは逆に生理不順を招くので注意が必要でしょう。
また卵子の質の低下を招くカフェインやアルコールの摂りすぎにも気をつけましょう。

さらに、質のよい睡眠はホルモンバランスを整えてくれるので、日付が変わる前に眠りにつき、1日7時間位はしっかり睡眠をとることが大切です。

ストレスを溜めないようにカラオケやドライブなどで発散させたり、自分の好きな事に熱中できる時間を設けたりするほか、お風呂やマッサージなどでリラックスし、適度に気持ちをリフレッシュさせることも効果的です。

そのほかには、ウォーキングやスイミング・ヨガなどの適度な運動も生活に取り入れると、血流を促して冷えを改善することや、肥満解消にも役立ちます。
夏でも足先やお腹を冷やさない、温かい飲食物を摂取する、お風呂にゆっくり浸かることなどは冷えの解消にもつながるため、おすすめです。

体質改善には漢方薬や鍼灸などもよいとされています

体質改善には、東洋医学に基づき自然の薬草から生成される生薬である漢方薬を取り入れるにも効果的のようです。

漢方薬にはさまざまな種類があって血の巡りを良くして体を温め、ホルモンバランスを整える加味逍遙散(かみしょうようさん)や桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、貧血予防によい当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)などが、妊活中の体質改善に効果的だと言われています。

ほかにも生殖機能を向上させる六味地黄丸(ろくみじおうがん)、月経不順を改善する温経湯(うんけいとう)などの種類があります。
また人の体にあるツボを刺激し、体がもつ自然治癒力を高めることで体質改善が目指せる鍼灸も効果的です。

血行を促すツボや、自律神経やホルモンバランスを整える、ストレスを和らげるなどのツボがあるので、うまく刺激することで妊娠しやすい体を作ることができるとされています。

漢方薬や鍼灸は安全性が高いですが、不妊治療中であればまず、必ず担当の医師に取り入れてよいか相談しましょう。
できれば漢方薬は自身の体に合ったものを担当医に処方してもらうのが好ましいと言えます。

(まとめ)不妊治療中は体質改善をする必要がある?

1.不妊治療中も妊娠力を高めるために、体質改善の必要はあるとされています

妊娠しにくい体質を改善すれば、不妊治療における成功率は高くなると言われています。

体質改善には、栄養バランスのとれた食事や十分な睡眠・ストレス解消などが効果的だといえるでしょう。

2.妊娠しにくい体質だと、不妊治療の成果も出ない場合があるとされています

日常生活におけるさまざまな影響を受け、生殖機能が衰えたりホルモンバランスが乱れたりすることで、不妊を招く場合があります。

妊娠しにくい体質のままで不妊治療を行っても、思うような成果が出にくいので不妊治療中も体質改善を行うことは大事です。

3.体質改善することで、妊娠しやすい体が目指せます

栄養バランスのよい食事や十分な睡眠、適度な運動などは妊娠力を高める体質改善に効果的だとされています。

さらにストレスや冷え・肥満の解消・アルコールやカフェインを控えることなども大事です。

4.体質改善には漢方薬や鍼灸などもよいとされています

妊娠しやすい体作りを目指して体質改善するには、漢方薬や鍼灸などを取り入れるのも有効的だと考えられています。

ただ不妊治療中の場合は、治療に影響を及ぼすといけないので、必ず事前に担当医に相談し、許可を得てから行うようにしましょう。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小山寿美江医師
こやま すみえ/Sumie Koyama

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経歴
1999年 琉球大学医学部医学科卒業
2000年 東京医科大学病院救急救命センター
2001年 東京女子医大病院腎センター
2003年 緑風荘病院 血液浄化療法センター
2006年 昭和大学病院産婦人科
2009年 昭和大学病院産婦人科 助教
2010年 東京衛生病院産婦人科
2012年 木場公園クリニック勤務
木場公園クリニック 分院 院長
2016年 六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本生殖医学会 生殖医療専門医
日本抗加齢医学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本受精着床学会
アメリカ生殖医学会

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院長 小山寿美江医師