不妊治療中にはバランスのよい食事をとることがおすすめといえます


基本的にはバランスのよい食事をとって、若く健康な身体を維持するように気をつけることで妊娠する可能性が高くなるといえます。
食生活によって代謝が向上するなど体質の改善も可能になります。

また体脂肪率が22%前後で適度に筋肉がついた状態が妊娠しやすいといわれているため、痩せすぎず太り過ぎないように栄養をしっかりとりながら体重の管理をすることも大切です。

妊娠するために必要な食べものや栄養をチェックしましょう

人間の身体の内20%は、筋肉や内臓・皮膚・さまざまな働きをするホルモンなどのたんぱく質やアミノ酸でできています。
たんぱく質は20種類のアミノ酸という成分から構成され、その中でも9種類のアミノ酸は必須アミノ酸といわれています。

必須アミノ酸は身体の中で作ることができません。
筋肉や皮膚などの新しい細胞が作られ、代謝が上がるようにするためにはアミノ酸を食事で摂取する必要があります。

たんぱく質を多く含むのは肉や魚・大豆などの豆類・卵・乳製品です。
これらの食べものを積極的に食事にとりいれて代謝の改善を上げるようにするといいでしょう。

また赤ちゃんが着床しやすい子宮の状態を維持するための粘膜を作る材料として挙げられるのは鉄や亜鉛でしょう。
鉄はレバー・牛肉・かつお・まぐろ・あさり・ほたて・ほうれん草・大豆など、亜鉛はかき・小麦胚芽・うなぎ・牛肉・チーズなどに含まれます。

そして妊娠中にも必要となる葉酸を含み、身体の代謝を上げるために大切な働きを行う栄養素はビタミンB群です。
ビタミンB群は、レバー・牛肉・豚肉・鶏肉・うなぎ・枝豆・ほうれん草・バナナ・ナッツ類などに含まれているので、これらの食品を食事で摂取することで徐々に体質が改善されるといえます。

食べ物で卵子や精子の質も変わります


妊娠するために重要な役割をはたしているのが卵子と精子です。
とくに卵子は女性が生まれたときに一生分の量が卵巣に作られて、年齢とともに卵子も老化したり数が減少していったりするといわれています。

卵子の量はAMH値で表されますが、AMH値が高い方は野菜ばかりではなく肉などのたんぱく質を多く摂取しており、総コレステロール値が高めの場合が多いといわれます。
そのため、たんぱく質が多く含まれる食べものを積極的に食べることで卵子量の維持が期待できるでしょう。

また卵子や精子の老化を防ぐためには糖質制限も有効といわれています。
糖の摂取量を減らすことでたんぱく質が「糖化」のために変性してしまうことを防ぎ、たんぱく質でできている卵子の老化も抑えるためです。

血糖値が上がると体内の糖化が進むので、できるだけ甘い飲み物やデザートを控えて炭水化物の摂取を減らすように気をつけるといいでしょう。

卵子・精子の老化を防ぐために摂取しておきたいのが、抗酸化作用のあるビタミンCやE・ポリフェノール・カロテノイドなどを含む食べものです。

緑黄色野菜・キウイ・かんきつ類・プルーン・りんご・赤ワイン・海藻類・ひまわり油などの植物油に抗酸化作用があるので普段から適度に摂取するようにしましょう。

不妊治療中に食べないほうがよい食べものに気をつけましょう

不妊治療の効果がでて妊娠したあとにも妊娠に気づかずに過ごす期間が生じることもあります。
そのため、妊娠中に食べてはいけないものを、あらかじめ避けるようにしておくといいでしょう。

妊娠中には、生肉・生卵・生の魚介・マグロ・レバー・昆布・うなぎ・カフェイン・アルコールなどが胎児に影響が出るので摂取しないほうがよいといわれています。

生肉には0-157や寄生虫のトキソプラズマがついている可能性があり、生卵は食中毒の原因となるサルモネラ菌の心配があるので、充分に火を通してから食べるようにしましょう。

また妊娠初期にはレバーやうなぎなどを控えるようにといわれます。
レバーやうなぎ・あなごなどはビタミンAを多く含む食品です。
このビタミンAは過剰摂取が胎児の奇形の原因になる可能性があるため、食べ過ぎないように気をつける必要があります。

さらに、鉄分やカルシウムの吸収を妨げるカフェインはコーヒーや紅茶などに多く含まれ、1日1~2杯程度までに抑えるようにしましょう。

そのほか、胎児性アルコール症候群(FAS)という先天性疾患の原因になるアルコールはアルコールフリーの飲料に変えるなど極力摂取しないようにすることをおすすめします。

ただ人によっても必要な栄養素が異なるので、詳しく知りたいという方は医師に相談して食生活を改善することが望ましいといえます。

(まとめ)不妊治療中におすすめな食事って?

1.不妊治療中にはバランスのよい食事をとることがおすすめといえます

基本的にはバランスのよい食事が大切といえます。

毎日の食事で体脂肪率に気をつけながら、代謝の向上などを改善させて若く健康な身体を維持できるようにすることで妊娠する可能性が高くなるでしょう。

2.妊娠するために必要な食べものや栄養をチェックしましょう

人間の身体の20%を占めているたんぱく質を作るアミノ酸は肉や魚・豆や乳製品などの食べものでしか摂取できないものがあります。

また子宮をよい状態にする鉄や亜鉛・葉酸などはレバーやほうれん草などを食事にとりいれることで摂取することが可能です。

3.食べ物で卵子や精子の質も変わります

妊娠するために大切な卵子と精子の老化を抑える必要があります。

そのためには糖化を防ぐために甘いものを控え、抗酸化作用のある緑黄色野菜やキウイ・かんきつ類などを摂取するとよいとされています。

4.不妊治療中に食べないほうがよいものに気をつけましょう

不妊治療中にはいつ妊娠していても問題ないように、妊娠中に制限されている食べものにも気をつけましょう。

生肉や生卵・アルコールなどの摂取を控えて、自分にあった栄養の取り方を医師に相談するといいでしょう。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小松保則医師
こまつ やすのり/Yasunori komatsu

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経歴
帝京大学医学部付属溝口病院勤務
母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
国立成育医療研究センター不妊診療科
六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本産婦人科内視鏡学会

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院長 小松保則医師