タンパク質やビタミンなどの摂取が足りず栄養不足になると不妊症になりやすいといえます


毎日きちんと食事をとっていて栄養不足とは無縁と思っていても、実は健康な身体をつくるために欠かせないタンパク質やビタミン、ミネラルなどが必要なだけ摂取されていない方が多いといわれています。

病気にかかっているわけではなくても摂取する栄養バランスがかたよっているなどの栄養不足の状態では、卵子の質が悪くなる可能性や受精卵の着床や成長にも影響がでる可能性があります。

栄養不足から健康な卵子や精子がつくりだせず不妊症になる可能性があります

1日の摂取カロリーが足りている場合でも、必要な栄養素がきちんと摂取ができていないことが栄養不足の原因となります。

現代では糖質や炭水化物の摂取量が多く、タンパク質やビタミン、ミネラルが充分に摂れていない方が多いといわれています。

無理なダイエットを行っていることや誤った食生活を送っていることで、タンパク質だけでなくビタミンやミネラルなどの栄養もどんどん不足していきます。

タンパク質は皮膚や内臓、血液など身体の細胞をつくるための材料として必要な栄養で、健康な卵子や精子をつくる働きもあり、胎児の発育のためにも重要な役割をはたしているといわれます。

ビタミンやミネラルは細胞生成の働きも助けている、人体に必要不可欠な栄養なので不足しないように気をつける必要があります。

妊娠を望んでいる女性が普段の食生活で栄養に偏りがある場合には栄養不足になります。

妊娠したあとにも栄養不足の母体では、胎児が発育しづらい環境となるために流産や早産になる可能性が高くなります。

また母親が栄養不足だと、胎児が発育していく過程で二分脊椎症などの先天的な障害が生じる可能性があるともいわれています。

やせすぎや太りすぎも不妊症の原因になるといえます


やせすぎていることや太りすぎていることも不妊症の原因になりやすいといわれています。

妊娠しやすいように体内環境を整えるためには体重管理も必要となり、適切な食事の量や摂取カロリーをしっかりと把握しておく必要があります。

厚生労働省の発表では、18歳〜50歳程度の女性が必要な摂取カロリーの目安は1日に2,000カロリー前後となっています。

しかし、個人により必要カロリーには差があり、毎日の運動量が多い方の場合は必要カロリーが多く、あまり運動をしていない方は目安よりも少ない摂取カロリーでも足りるといえます。

体重が標準体重の範囲内で平均的な体型を維持できている場合には問題がないのですが、やせすぎや太りすぎになっている状態ではホルモンのバランスが崩れることがあります。

女性の場合にはやせすぎが原因でホルモンバランスが崩れて生理不順や無月経となってしまうことがあり、そのために妊娠が難しくなる場合があります。

男性の場合でも太りすぎることで生殖機能に問題が生じるといわれています。

食事をする場合には、太りすぎにならないよう夜遅くに食事をしない、ゆっくり食事をとるなどの工夫をするといいでしょう。

摂取しておきたい栄養とその摂取方法もおさえておきましょう

妊娠しやすい身体づくりには、体重管理やバランスよく充分な栄養を摂取することが大切だとわかりましたが、実際にはどのように摂取するといいかも気になるところです。

バランスよく栄養をとるのはなかなか難しいですが、不足しがちな栄養に注意して毎日の食事にとりいれるようにしたり、サプリメントで補うようにしたりするといいでしょう。

積極的に摂っておきたい栄養には、葉酸や亜鉛、ビタミンB群やビタミンC、ビタミンEなどのビタミン類、鉄、タンパク質などがあります。

妊娠前後には胎児の着床や発育などを促すために細胞を多く作り出す必要があり、上記の栄養にはその働きが期待できます。

これらの栄養がバランスよく揃うように摂取することでより細胞生成の働きが高まるため、自分に足りない栄養をしっかりと把握することが大切です。

実際には自分だけではどの栄養が足りないのかがわからない場合が多く、鉄のように取りすぎてはいけない栄養もあるので栄養のとり方は医師に相談するのが一番安心です。

クリニックでは、妊娠するために体内環境を整えることを目標とする栄養管理のためのサプリメント指導も受けられます。

(まとめ)栄養不足で不妊症になることがある?

1.タンパク質やビタミンなどの摂取が足りず栄養不足になると不妊症になりやすいといえます

食事をきちんととっていても、摂取している栄養にかたよりがあるなどの理由からタンパク質やビタミンなどの摂取が足りず、栄養不足が生じて不妊症となる可能性があります。

2.栄養不足から健康な卵子や精子がつくりだせず不妊症になる可能性があります

1日の摂取カロリーが摂れていても、必要な栄養素が摂取できていない場合には栄養不足になる場合もあります。

炭水化物などの摂取が多くても、細胞を生成するタンパク質やビタミンなどがきちんと摂れていないと精子や卵子の順調な生成が難しくなります。

3.やせすぎや太りすぎも不妊症の原因になるといえます

妊娠しやすいような体内環境を整えるためには体重管理も大切といえます。

やせすぎや太りすぎはホルモンバランスを崩す原因になり、女性の生理不順や無月経、男性の生殖機能に問題が生じる原因になる可能性があります。

4.摂取しておきたい栄養とその摂取方法もおさえておきましょう

妊娠しやすい身体をつくるためには、自分に足りない栄養を把握してバランスよく摂取することが大切です。

自分ではわからない不足している栄養についても、医師に相談することで正しく栄養管理をすることができます。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小松保則医師
こまつ やすのり/Yasunori komatsu

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経歴
帝京大学医学部付属溝口病院勤務
母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
国立成育医療研究センター不妊診療科
六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本産婦人科内視鏡学会

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院長 小松保則医師