偏食が妊娠しにくい原因となる場合もあります


子宮や卵巣などの生殖器官も、食事から摂取する栄養を受けて正常に機能しています。

そのため偏食により摂取する栄養が偏ると、栄養不足に陥り生殖機能が低下する可能性もあり、妊娠しづらい状態を招くと考えられています。

食事内容のみならず、食事に時間帯や食べる量、食べ方といった食習慣も結果的に不妊を引き起こす要因の一つとなりうる可能性があります。

偏食は妊娠に必要な栄養が不足しやすいので、妊娠しにくい状態になりやすいとされています

食べ物のえり好みが激しく、例えば野菜は嫌いで肉しか食べないといった偏食は、妊娠しにくい要因の一つとなる場合があります。

身体は食べ物から摂取した栄養分によって作られており、臓器や器官の働きを正常化するのに必要な栄養素の種類も異なります。

中でも、不足すると卵子の老化を早め、卵巣や子宮の機能低下を招く恐れがあるのがビタミンEやビタミンC、カロテンなどの栄養素です。

主に緑黄色野菜や果物などの多く含まれるので、野菜嫌いの偏食の方だと栄養が不足し、妊娠しにくい状態になる可能性が高まります。

また偏食によりトランス脂肪酸の多いジャンクフードやスナック菓子ばかりを食べていると、排卵機能が低下する場合もあることがアメリカの研究により分かっています。

他にも、身体を冷やす冷たい飲食物ばかりを摂取していると、血流が悪くなり身体が冷えて、子宮機能が衰えてしまうこともあります。

脂肪分や糖分の多いものばかりを食べる偏食は、肥満を招き、不妊の要因となってしまうリスクも高まります。

逆に、太ることを極端に恐れ、野菜などのローカロリーの物しか食べないという偏食も、ホルモンのバランスが崩れて月経異常などを起こし、妊娠しにくい状態となると考えられています。

食習慣も妊娠しにくい原因となる場合もあるので注意が必要です


栄養が偏る偏食だけではなく、食べ方が妊娠しにくい状態を招く場合も考えられます。
朝食を抜いて、昼食にドカ食いし、夜は遅い時間に飲酒しながら食事を済ませるという方もいるでしょう。

遅い時間の食事は胃腸に大きな負担をかけるので、消化機能が低下するほか、カロリー消費が少ないため肥満にもつながります。

朝食をしっかり摂ることにより1日に必要なエネルギーが充填され、頭の働きも良くなり、体調が整う上に胃腸の働きが活発化してお通じもスムーズになります。
そして夜は寝る2時間前位までに、軽めの食事を済ませるのが理想的です。

またあまり噛まずに早食いする食べ方も消化に悪いだけではなく、血糖値が急上昇するのでインスリンが分泌されますが、脂肪へ変化させる作用もあるので、太りやすくなります。

とくにご飯などはよく噛んで食べるように心がけ、食事は30分位時間をかけるようにしましょう。
また間食もスナック菓子やケーキなど油分や脂肪分、糖分が多いものを摂りすぎるのも良くありません。

果物も糖分が多いので、お菓子ではないからといって食べ過ぎないようにしましょう。

栄養バランスの整った食生活により妊娠力が高まるとされています

栄養バランスのとれた食事は、妊娠しやすい身体作りには欠かせません。
偏食気味の方で妊娠を希望するなら、今までの食生活を見直して、食事を改善していきましょう。

まず魚や肉などは筋肉などを作る重要なたんぱく質源となります。

卵子の老化を防ぐ抗酸化作用のあるカロテンを含むかぼちゃやニンジン、ビタミンEを含むナッツ類やゴマ、ビタミンCを含むキウイやイチゴ、ホウレンソウなどの食品も食事に取り入れましょう。

また月経により不足しやすい鉄分を含んだレバーや豚肉、女性ホルモンの分泌を促す亜鉛を含んだ牛肉やカニ、そら豆なども意識して食べましょう。

身体を温めて血流を促し、体温を上げることは妊娠力を高める上でも重要です。
しょうがやニンニクなどを料理に取り入れたり、冷たいものよりは温か飲み物を摂ったりするようにして、身体を冷やさないようにしましょう。

さらにタバコは血管収縮を促す有害物質を含み、過度のアルコールは肝臓に負担をかける場合や、妊娠中は胎児に影響を与える場合があります。
妊娠を望むなら、禁煙しお酒は控えておいたほうがよいでしょう。

(まとめ)偏食は妊娠しにくい状態を招くの?

1.偏食が妊娠しにくい原因となる場合もあります

偏食を続けていると、子宮や卵巣などが正常に機能するのに必要な栄養が不足しがちになり、場合によっては不妊となるリスクが高まります。

食事の時間帯などの食習慣も妊娠しにくい状態を招く要因になるとされています。

2.偏食は妊娠に必要な栄養が不足しやすいので、妊娠しにくい状態になりやすいとされています

食べるものが偏る偏食は、卵巣や子宮を正常に機能させるために必要な栄養が不足しやすく、妊娠しにくくなる場合もあります。

ジャンクフードなどに多く含まれるトランス脂肪酸の過剰摂取は、排卵機能の低下を招くとされています。

3.食習慣も妊娠しにくい原因となる場合もあるので注意が必要です

偏食のみならず、朝食抜きや遅い時間に夕食をドカ食いする食習慣も妊娠しにくい要因の一つになると言われています。

血糖値を急上昇させる早食いや間食での脂肪分、糖分の過剰摂取も身体にはよくないとされています。

4.栄養バランスの整った食生活により妊娠力が高まるとされています

妊娠しやすい身体作りを目指すには、卵子の老化を防ぐビタミンEや、貧血予防を防ぐ鉄分、女性ホルモンバランスを整える亜鉛などを含んだ食品を食事に取り入れることも大事です。

冷えを予防するために身体を温める飲食物を積極的に摂るようにしましょう。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小松保則医師
こまつ やすのり/Yasunori komatsu

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経歴
帝京大学医学部付属溝口病院勤務
母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
国立成育医療研究センター不妊診療科
六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本産婦人科内視鏡学会

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院長 小松保則医師