運動不足も妊娠しにくい原因のひとつと考えられています


運動不足が続くと体の血流を促す筋肉が減り、血行が悪くなります。
その結果として子宮や卵巣へ送られる栄養が不足してしまったり、冷えを招いてしまったりするため、生殖機能の低下につながってしまうとされているのです。

ただ逆に過度な運動も、卵子の老化を早めることにつながるため注意が必要です。
妊娠しやすい体作りには、ヨガやウォーキングなどの有酸素運動を適度に行うのが効果的だとされています。

運動不足により、血流が滞ると不妊になるリスクが高まるとされています

筋肉は手足など体を動かす他に、血液を体の隅々にまで送り、老廃物を体外に排出させるという心臓などの臓器の働きをサポートする役目を担っています。

筋肉は運動により新しく作られていくので、運動不足が続くとどんどん減少し、血流が滞りがちになります。

すると、体はまず生命維持に必要な心臓や消化器官などに優先的に血液を送るようになります。
その結果として子宮や卵巣などの生殖機能への血流はさらに悪化することになります。

血液は酸素や栄養分を運ぶため、血流不足が生じると、子宮や卵巣に栄養が行き届きにくくなります。
さらに熱の生産量が多い筋肉が減少すると、生命維持活動に必要なエネルギーである基礎代謝が下がり、体温が低下して体が冷えてきてしまうことにもつながります。

すると、生殖機能の働きが弱まり、卵子の未成熟や婦人系疾患などを引き起こす原因にもなってしまうため、妊娠しにくい状態を招くリスクが高まると言えるのです。

また運動不足で代謝が落ちると女性ホルモンのバランスが乱れやすくなります。
このホルモンバランスの乱れによって、月経不順に陥るなど不妊の要因となってしまう場合もあるのです。

運動不足を解消するには、ヨガやウォーキングなどがおすすめです


妊娠しやすい体づくりを目指し、運動不足を解消するには、体に大きな負担をかけすぎず、毎日続けられるような運動が適していると言えます。

たとえば呼吸法を取り入れながらゆっくりとした動作で行うヨガなどは、自宅でもできるため運動が苦手な方や、忙しい方でも手軽に始められます。
さらに女性ホルモンバランスを整えるなど、さまざまなポーズもあります。

またお風呂上りの簡単なストレッチも、血行促進に効果的だとされています。
背伸びや、膝を伸ばして座り上半身を曲げる、腰を左右にひねるなどの簡単な動作だけでも、毎日継続することで効果が期待できるでしょう。

そして気分転換に近所をウォーキングするのもおすすめです。
背筋を伸ばして顎を引き、腕を大きく振ってやや大股でしっかり地面を踏みしめながら歩くことで、腕や下半身が鍛えられ、筋肉量が徐々に増えてきます。

とくに下半身の太い血管を刺激するので、血流が盛んになって子宮などの生殖器官が温まります。
いざ運動を始めようとすると、億劫になってしまうこともあるでしょう。

テレビを見ながらや、家事の合間、通勤途中や仕事の休憩時間などの隙間時間を使って、簡単にできることから始めましょう。

過度な運動は逆効果になることもあるので注意が必要です

血流促進やホルモンバランスを整える、ストレス解消などの作用がある運動は妊娠しやすい体作りに効果的だとされています。
しかし激しい運動は逆に妊娠しにくい状態を招く可能性もあるため、注意が必要です。

不妊の一要因である卵子の老化は、加齢のみならず細胞を酸化させてダメージを与える活性酵素などによりもたらされると考えられています。

活性酵素は体内に取り込まれた酸素が体を動かすためのエネルギーを作る際に発生し、免疫機能を高める作用があります。

一方で、増えすぎると細胞を錆びつかせて老化を早めてしまいます。
そのため、激しい運動で大量の酸素を取り込むと、その分だけ活性酵素も急増し卵子にもダメージを与えてしまうのです。

運動量や頻度が過度に増えることで、活性酵素の増加は止まらず、知らないうちに妊娠しにくい体を作り上げてしまうことにもなりかねないのです。

活性酵素を増やす激しい運動は、主に筋トレなどの瞬発力を必要とする無酸素運動だとされています。
一方でウォーキングなどの有酸素運動であっても、やりすぎると活性酵素を増やすことにもなりかねないので、運動量には気をつけましょう。

(まとめ)運動不足が妊娠しにくい原因になるの?

1.運動不足も妊娠しにくい原因のひとつと考えられています

運動不足により血行不良となると、卵巣や子宮なども血流が滞り、栄養不足や冷えを招いて不妊に陥る場合もあるとされています。

ヨガなどの体へあまり負担のかからない有酸素運動を適度に生活に取り入れることが大事です。

2.運動不足により、血流が滞ると不妊になるリスクが高まるとされています

運動不足により血流が滞ると、子宮や卵巣へ栄養分が行き届かなくなる上に体が冷えて、妊娠しにくい体になる可能性があるとされています。

さらに運動不足は、女性ホルモンバランスを乱すことにもなるので、不妊の一要因と考えられています。

3.運動不足を解消するには、ヨガやウォーキングなどがおすすめです

運動不足を解消するには、毎日ムリなく続けられるヨガやストレッチ、ウォーキングなどの有酸素運動がおすすめです。

隙間時間を使って、短時間からスタートし継続することが大事です。

4.過度な運動は逆効果になることもあるので注意が必要です

運動のやりすぎは、卵子の老化を招く活性酵素を大量に発生させ、逆効果となる場合があるので注意が必要です。

運動量や頻度などにも気をつけながら、有酸素運動をムリなく行いましょう。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小松保則医師
こまつ やすのり/Yasunori komatsu

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経歴
帝京大学医学部付属溝口病院勤務
母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
国立成育医療研究センター不妊診療科
六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本産婦人科内視鏡学会

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運営クリニック 六本木レディースクリニック
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院長 小松保則医師