弊害の可能性として挙げられるのが不妊治療薬による副作用です


不妊治療はいくつかの段階を経て治療を進めるのが通常ですが、治療が進むほどに弊害を感じやすい傾向があるのも事実です。

たとえば副作用は弊害の一種ですが、すべての人に必ずしも副作用が出るというわけではありません。
治療を受ける状況も人それぞれに違いますから、不妊治療による変化が起こっても弊害と感じるかどうかも個別に異なります。

不妊治療薬の種類によっては副作用のリスクがあります

不妊治療薬の種類によっては、副作用が出る人もいます。
たとえば良質な卵子を採取するために卵子の成熟や排出を助ける薬として、排卵誘発剤があります。

排卵誘発剤にも種類がありますが、重篤な副作用のリスクがある薬は心配になってしまうでしょう。
同じ薬を用いても副作用が出る人もいれば出ない人もいるため、副作用のリスクは一概に言えません。

個別に合った薬を用いて、副作用のリスクを軽減しつつ効果を得られるのが一番です。
排卵誘発剤の重篤な副作用になる可能性がある代表格が、卵巣過剰刺激症候群です。

これは卵巣が過剰に刺激され、多くの卵胞が発育してしまうために起こる症状です。
卵巣が腫れたり腹水が溜まったりすることにより、下腹部の膨張感・腹痛・吐き気・下痢・のどの渇きなどが起こりやすくなります。

体重が急激に増えたり、尿の排出量が減ったり、さらに悪化して血栓症や腎機能障害、呼吸困難を招くことにもなりかねません。

これは軽症のうちに自覚症状に気付き、早期に治療することが大切ですから、気になることがあれば速やかに専門医へ相談するようにしましょう。

ほかにも、多胎妊娠・胎児の発育不十分・切迫流産・子宮内膜・子宮頚管への影響が出かねない排卵誘発剤もあります。
これらの副作用は発生率が高いわけではありませんが、注意は必要です。

また薬が体質に合わずに、吐き気・食欲不振・頭痛・腹痛・不正出血・倦怠感・発熱などの症状が出るリスクにも要注意です。
些細な異変でも、感じることがあれば医師に相談するようにしましょう。

仕事と不妊治療の両立に悩む人もいます


不妊治療を始めると、中長期的な通院が必要になります。
治療の内容によっては頻度が高くなるものもあり、一度の治療や検査にかかる時間も短時間から数時間におよぶものまでさまざまです。

タイミングが重要なことから、急に受診日が決まることもあります。
主婦として生活している人でも大変ですが、仕事をしている女性にとっては急に通院しなければならなくなると周囲への影響が心配になるでしょう。

あらかじめ通院予定日が決まっていたとしても、不妊治療のために仕事を半日から一日休むのは気が引けることもあります。

このようなことから、仕事と不妊治療の両立が難しいのではないかと悩む人も少なくありません。
しかし通いやすい体制を整えていてくれるクリニックを利用するという手もあります。

医師やスタッフにあらかじめ仕事と両立したい旨を相談しておき、効率よく治療を進められるように配慮してくれるクリニックなら頼りになります。
土日や夜間などにも診療を受けることができれば、仕事を続けながらでも通院しやすいでしょう。

もちろん、周囲の協力を得ることも欠かせません。
周囲に不妊治療を受けていることを相談できない方もいますが、できれば理解者を増やして治療を受けやすい環境に整えることも大切です。

原因に合う不妊治療法で弊害を減らすこともできます

不妊治療にはさまざまな方法があり、それぞれの治療法にメリットもデメリットもあります。
また各治療法のメリットやデメリットは、治療を受ける人によっても異なります。

自分に合った治療を受けることで、弊害を減らすことは可能です。
たとえばタイミング療法によってすぐに妊娠できる人もいれば、体外受精の方が効率がよいという人もいます。

不妊の原因が人それぞれに異なるように、向いている治療法も人によって違うのです。
また不妊の原因は複雑に絡み合っていることも多いため、この方法が確実ということは一概に言えません。

なるべくメリットの多い不妊治療ができるよう、医師と二人三脚で治療を続けることが大切です。
治療法以外にも、不妊治療には費用負担が重くなるという弊害があります。

自治体によっては助成金が出るところもありますから、こうした制度を利用するのも費用負担を軽くする方法の一つです。

不妊治療の治療費は医療費控除の対象となりますが、通院のためにかかる交通費も医療費控除に含めることができます。
仕事との両立など、周囲への遠慮やプレッシャーを感じてしまうことがストレスになる弊害もあります。

周囲の理解を得られれば、不妊治療を続けやすくなるだけでなく、応援されているような心強さも生まれてくるでしょう。
最初からあきらめずに周囲に相談してみれば、コミュニケーションが深まる可能性もあります。

(まとめ)不妊治療による弊害ってどんなものがある?

1.弊害の可能性として挙げられるのが不妊治療薬による副作用です

不妊治療の弊害の一種として薬の副作用がありますが、副作用が出るか出ないかは人によって違います。

治療によって起こり得る状況の変化も、人によって感じ方が異なるでしょう。

2.不妊治療薬の種類によっては副作用のリスクがあります

不妊治療で用いられる薬の中には、副作用のリスクがあるものもあります。
排卵誘発剤の種類にも軽症から重症まで副作用のリスクがあり、注意が必要です。

必ずしも副作用が出るとは限りませんが、医師と相談しながらの薬の使用が大切です。

3.仕事と不妊治療の両立に悩む人もいます

中長期的な通院が必要になる不妊治療には、仕事との両立に悩まされがちです。
ときには急に治療に呼ばれることもあり、周囲の理解を得ることは不可欠です。

仕事と治療を両立させたいことは、あらかじめ医師やスタッフにも相談しておきましょう。

4.原因に合う不妊治療法で弊害を減らすこともできます

不妊治療の原因はさまざまで、原因別に治療法が異なります。
また人によっても治療法の相性があり、弊害を減らすためには相性のよい治療法を探すことが大切です。

治療法だけでなく、不妊治療を受けやすい環境に整えることも弊害を減らすことにつながります。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小松保則医師
こまつ やすのり/Yasunori komatsu

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経歴
帝京大学医学部付属溝口病院勤務
母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
国立成育医療研究センター不妊診療科
六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本産婦人科内視鏡学会

運営者情報

運営クリニック 六本木レディースクリニック
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院長 小松保則医師