遠方の不妊治療クリニックへ転勤先から通院することも可能です


不妊治療を受けている人には、希望するクリニックに遠方から通院するケースが少なくありません。
人気のあるクリニックでは海外から不妊治療を受けに来る人もいるほどで、そもそもクリニックがすぐそばというケースは珍しいといえます。

遠方から不妊治療に通院して、妊娠・出産を成功させたという方も多くいらっしゃいます。

遠方から不妊治療に通院する人もいます

心身への負担を考えると、近距離にあるクリニックで不妊治療を受けた方がよいのではないかと考える人は多いようです。
しかし近場によいクリニックがあるとは限りません。

不妊治療を受けるにあたっては、実績が高く、なおかつ自分と相性のよいクリニックであることが重要です。
そうなると通院に長距離移動が必要になっても、条件がそろうクリニックを選びたくなるのは当然です。

実際に遠方のクリニックへの通院を決める人が珍しくありません。
クリニックを変えると、紹介状をもらう必要があるのではないかと心配する方もいるでしょう。

しかし不妊治療クリニックの中には紹介状を必ずしも必要としないところもありますし、相談すればすぐに用意してもらえるのが通常です。

予約時などに遠方から来院することを伝えておけば、クリニックもそれなりの対応をしてくれます。
遠方から通院する場合はとくに、効率よく治療を進めてもらった方がよいでしょう。

そのためには、予約時間をきちんと守ることも大切です。
不妊治療には時間のかかることも多いため、細かいことでも相談しながら進めていけるクリニックをおすすめします。

不妊治療には、タイミングも重要です。
採卵から胚移植、注射のタイミングなど、治療ごとのチャンスを最大限に活かすことによって妊娠率の可能性が高まってきます。

医師の勤務体制がよいクリニックを利用するのも、大切なポイントです。
治療の一部は別のクリニックと連携することも可能ですから、近場のクリニックと遠方のクリニックと両方に通院している人もいます。

いずれにしても限りある時間を有効に使うために、各治療に必要な時間をクリニックに確認しておくようにしましょう。

周囲の協力も、不妊治療では欠かせないことです。
家族はもちろん、仕事をしている方なら職場に理解してもらえた方が通院しやすくなります。

不妊治療では公共交通費も医療費控除できます


遠方から不妊治療のために通院するとなると、交通費についても心配になってくるでしょう。
治療費については、医療費控除の対象になるため安心です。

実は通院にかかる費用も医療費控除の対象に含めることができるため、安心してください。
これで少しでも、不妊治療にかかる費用を軽減することができます。

医療費控除の対象となる通院費は、電車やバスなどの公共交通機関を利用した費用に限られています。
タクシーや自家用車、自転車で通うために駐輪場代や自転車購入費用を医療費控除に含めることはできません。

遠方から通院するとなると、新幹線や飛行機を利用しなければならない方もいるでしょう。
このあたりは、明確な線引きがされていないようです。

近隣の病院では治療できず、遠方の病院でなければ治療できない正当な理由があることが、通院費を医療費控除に含める条件です。

たとえば東京都内に在住している人が、横浜にある不妊治療クリニックに通院するため、新幹線を利用して医療費控除に含めるのは、認められない可能性もあります。

在来線を利用しての通院も可能だと、判断されかねないためです。
タクシーの利用も、状況によっては医療費控除に含めることが認められる可能性もあります。

定評があり相性のよい医師に診てもらうことが大切です

転勤にあたって、不妊治療をこれまでのクリニックで続けるか、遠方のクリニックに転院するか悩む人は多いものです。
遠方から通院する人が多いようなクリニックでは、不妊治療を受ける方に協力的です。

細かなことでも相談できるカウンセリング体制が整っており、個々に合わせた治療を提案してくれます。
転勤によって遠方のクリニックに通院することになる方もいれば、逆に近場のクリニックに転院する方もいるでしょう。

いずれにしても少しでも患者の不安や疑問を減らして、治療に専念できる環境を提供してくれるクリニックがベストです。
転院が、新しい道を切り開くきっかけとなるかもしれません。

迷った場合は、カウンセリングだけでも受けてみるのはいかがでしょうか。
不妊治療を受ける医療機関選びのポイントの一つとして、クリニックからの治療方針の発信、どのような実績があるかもチェックしておきましょう。

口コミだけを鵜呑みにしてはいけませんが、よいクリニックの口コミはおおむねよいものが多いと言えます。
そして不妊治療は百人百様の治療ですから、対応などの感じ方も人それぞれに異なります。

ある程度参考にするぐらいの気持ちでチェックしておくことが大切でしょう。
気になったクリニックは、一度訪問してみることも大切です。

通院することになれば、医師やスタッフとのコミュニケーションも密になってきます。
この先生なら、このスタッフなら安心と思えるかどうかは、実際に接してみて確かめるようにしましょう。

(まとめ)不妊治療中に転勤が決まったらどうすればいい?

1.遠方の不妊治療クリニックへ転勤先から通院することも可能です

不妊治療のクリニックに、遠方から通院する人は珍しくありません。

むしろクリニックが近い人の方が珍しいくらいで遠方からの通院で、妊娠・出産に成功している人もいます。

2.遠方から不妊治療に通院する人もいます

治療を受けたいクリニックが遠方にあれば、思い切って遠方から通院する人は少なくありません。
不妊治療の実績が高いクリニックでは、遠方からの通院患者にも協力的です。

効率のよい治療体制が整ったクリニックであれば、安心して治療を受けられます。

3.不妊治療では公共交通費も医療費控除できます

遠方から不妊治療のために通院するとき、気がかりなのは通院費です。
治療のために必要な通院費は、医療費控除の対象となります。

少しでも負担を軽減することで、不妊治療を受けやすくなるでしょう。

4.定評があり相性のよい医師に診てもらうことが大切です

不妊治療を受ける医療機関は、何かと相談しやすい体制が整っているところがベストです。
もちろん、腕の良さも重要ですから評判などもあらかじめチェックしておくとよいでしょう。

最終的には、直接訪問して医師やスタッフと接してみるのが判断材料となります。



仕事や趣味を続けながら、無理のない不妊治療を

監修医情報

六本木レディースクリニック
小松保則医師
こまつ やすのり/Yasunori komatsu

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経歴
帝京大学医学部付属溝口病院勤務
母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
国立成育医療研究センター不妊診療科
六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本産婦人科内視鏡学会

運営者情報

運営クリニック 六本木レディースクリニック
住所 〒106-0032
東京都港区六本木7-18-18 住友不動産六本木通ビル6F
お問い合わせ 0120-853-999
院長 小松保則医師