不妊治療中は身体を温める飲み物をおすすめします


不妊治療中はカフェインやアルコールを避けて、身体を温める飲み物を選びましょう。
葉酸が摂取できる玉露や豆乳も、量をコントロールしながら飲むことをおすすめします。

ショウガ湯や黒豆茶など身体を温める作用がある飲み物もあります。
妊娠しやすい身体はお腹の赤ちゃんを育てやすい身体です。
飲み物を見なおすことで冷えを改善して、妊娠しやすい身体を目指してください。

不妊治療中はアルコールやカフェイン、身体を冷やす飲み物は控えめにしましょう

不妊治療の時にまず指導されるのが食生活です。
私たちの身体は食べたものからできていますが、卵子にも同じことが言えるでしょう。

嗜好品や飲み物も食事と同様に私たちの身体を構成する要素です。
不妊治療中に避けた方がよい飲み物をまとめました。

アルコール

アルコールを摂取した時の女性の妊娠率については、はっきりとはわかっていません。
男性の場合は飲酒が精子数や運動率に影響するともいわれています。

いずれにしろ大量の飲酒は身体には悪影響です。
不妊治療中は飲みすぎないようにしましょう。

カフェイン

カフェインを過剰摂取すると妊娠力が低下して、流産しやすくなるという説があります。
コーヒー・紅茶・ウーロン茶・コーラなどカフェイン飲料はカフェイン摂取量を把握して飲みましょう。

カフェインは飲みすぎなければ問題ありません。
制限しすぎてストレスにならないように、自分で量をコントロールするようにしましょう。

冷たい飲み物

不妊治療中は身体を冷やさないように注意してください。
冷えることで子宮を含む全身の血液循環が悪くなって、卵の成長にも影響すると言われています。
真夏であっても氷が入った冷たい飲み物は避けるようにおすすめします。

葉酸は飲み物からも摂取することができます


妊娠する前から摂取しておきたい栄養素として葉酸が挙げられます。
葉酸は赤ちゃんの神経を作り、脳の発育を助ける働きがあると言われています。

葉酸はレバー・菜の花・ほうれん草などに多く含まれている栄養素ですが、飲み物でも摂取することができます。

玉露

玉露100ミリリットルあたりに葉酸は150マイクログラム含まれています。
カフェインが入っているため、大量の摂取はおすすめできませんが、高血糖や肥満予防などカテキンの健康効果もあるため量を加減しながら飲むようにしましょう。

豆乳

豆乳は納豆と同様に大豆製品で、調整豆乳100ミリリットルあたり31マイクログラムの葉酸が含まれています。

また女性ホルモンに似た働きを持つ大豆イソフラボンも含まれているため、美容や健康にも効果が期待できるでしょう。
玉露や豆乳など葉酸豊富な飲み物であっても飲みすぎてしまえば、身体に悪影響を与えることもあります。

それぞれ推奨される摂取量を把握して飲むように心がけましょう。
普段の食事にも言えることですが、いろいろなものをバランスよく摂取することが不妊治療中には大切です。

冷え性対策にも飲み物を利用しましょう

身体が冷えると血行が悪くなって卵巣に酸素や栄養が届きにくくなってしまいます。
とくに筋肉量が少ない女性は冷え性になりやすいため、生活習慣から見なおしが必要になるでしょう。

氷が入っているような冷たい飲み物を飲む習慣がある人は注意してください。
できるだけ常温か温かい飲み物を摂取するようにおすすめします。

また食品の中には身体を温める作用があるものもあります。
たとえばショウガは身体を温める食品としてブームにもなりました。

そのほかに黒豆茶やポリフェノールの作用で血管を拡張するココアなども身体を温めます。
さらにお水を温めるだけの白湯も飲むことで胃腸の温度が上がって血流がよくなると言われています。

水を温めるだけなのでやかんでお湯を沸かすほか、電気ポットがあればいつでも簡単に飲むことができるでしょう。

冷え性を改善するにはしっかりお風呂に入る、防寒対策をするなど身体の外からするアプローチと、身体を温める食品を摂取する身体の内部からのアプローチがあります。
両方を生活に取り入れて冷え知らずの身体を目指しましょう。

(まとめ)不妊治療に効果的な飲み物とは?

1.不妊治療中は身体を温める飲み物をおすすめします

不妊治療中はアルコールとカフェインの過剰摂取は避けましょう。
また氷が入った冷たい飲み物も身体を冷やすためおすすめできません。

ショウガなどの身体を温める作用がある食べ物を積極的に摂取しましょう。

2.不妊治療中はアルコールやカフェイン、身体を冷やす飲み物は控えめにしましょう

不妊治療中は身体に影響を与えやすいアルコールやカフェインの過剰摂取は避けるようにしましょう。
また血流が悪くなると卵子の成長にも影響します。

身体を冷やすような冷たい飲み物も避けるようにしてください。

3.葉酸は飲み物からも摂取することができます

不妊治療中に摂りたい栄養素の一つとして葉酸が挙げられます。
葉酸は普段の食事以外に飲み物からも摂取可能です。

玉露や豆乳は葉酸が含まれた飲み物なので、量に注意しながら飲むといいでしょう。

4.冷え性対策にも飲み物を利用しましょう

冷えは卵巣を冷やすため不妊治療の大敵です。
冷え性を改善するためには飲み物を利用しましょう。

ショウガやココアなどは身体を温めると言われている食品です。
またやかんでお水を沸かしただけの白湯も胃腸を温めて、冷え性に効果があると考えられています。



仕事や趣味を続けながら、無理のない不妊治療を

監修医情報

六本木レディースクリニック
小松保則医師
こまつ やすのり/Yasunori komatsu

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経歴
帝京大学医学部付属溝口病院勤務
母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
国立成育医療研究センター不妊診療科
六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本産婦人科内視鏡学会

運営者情報

運営クリニック 六本木レディースクリニック
住所 〒106-0032
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院長 小松保則医師