不妊治療のプレッシャーには気分転換がおすすめです


不妊治療のことばかり考えていると、なかなか赤ちゃんを授からないプレッシャーに負けて、憂鬱になりがちです。

好きな音楽を聴いたりガーデニングを楽しんだりして、気分転換を図ります。
自宅にこもりきりになるのもよくないので、体調が落ち着いているタイミングでは外出するのもおすすめです。

生理がきてしまってがっかりした日をリセット日と考えて、夫婦の時間を大事にしましょう。

パートナーや家族の協力で改善できることもあります

義父母やご自身の家族がかけてくれる言葉をプレッシャーに感じて、ツラクなってしまうことがあります。

体調を気遣ってかけてくれる言葉であっても素直に受け取ることはできず、プレッシャーに感じる気持ちを持つのは、おかしいことではありません。

不妊治療の大変さは実際に行っている本人でないとわからない部分があるため、ありのままを伝えてみましょう。
どんな言葉をかけられるとツライのかどんなことをされると悲しいか、話し合う時間を作ってください。

「治療法について詳しく聞かれるだけで、責められている気持ちになる」「病院に行くたびに進捗報告の電話があることがプレッシャーになっている」など、思っていることをそのまま伝えるだけで大丈夫です。

義母など特定の家族と顔を合わせるだけでストレスを感じてしまうなら、しばらく訪問を控えるなど、距離を置く方法も考えてみましょう。
パートナーの口からそれとなく伝えてもらうだけでも、関わり方は変わるものです。

「自分だけが我慢すれば角が立たない」と抱え込んでしまうと、ストレスが溜まる一方ですから、「ツライ時は周囲に頼っても構わない」という気持ちを持って、プレッシャーを乗り切ることが大切と言えるでしょう。

金銭的な負担もプレッシャーを悪化させます


不妊治療のプレッシャーが金銭的な負担からきている女性なら、公的支援を活用しましょう。
43歳未満で治療を始めた妻が厚生労働省の指定する特定不妊治療を受ける場合、一定の助成金を受けられることがあります。

条件を満たして公的サポートを受ける場合、特定不妊治療1回につき15万円、凍結胚移植でも7.5万円が給付されます。
初回の治療に限ってですが30万円までを助成する仕組みもあり、金銭的な負担を軽減できる仕組みです。

お金がすべてではありませんが、うまくいかないたびに金銭的な部分で悩ましい思いをしてしまうのは、よいこととは言えません。
公的サポートを受けることで少しでもツライ気持ちを解消できるなら、積極的に活用しましょう。

これから不妊治療を始める人は、あらかじめ活用できる制度を知っておくと役立ちます。
政府主導の取り組みのほかに地域ごとのサポートが受けられるケースもありますから、市町村のホームページを調べてみましょう。

市区町村役場の担当窓口に行き、話を聞くのもおすすめです。

温かい食事と適度な運動はおすすめです

不妊治療のプレッシャーから自律神経が乱れて血行が悪くなると、手足の冷えを強く感じることがあります。

根菜類を含めた温かい食事にして、適度に身体を動かすことで、冷えを解消してみましょう。
水分補給する時には、常温に戻した飲み物がおすすめです。

冷たい飲み物の摂り過ぎは身体を内側から冷やしてしまって、不妊治療の妨げとなるケースもあります。

不妊治療を行っていると、ホルモンバランスの変化から「身体がだるい」「何もする気になれない」と体調不良を感じる日も出てくるでしょう。

体調が落ち着いているタイミングで散歩に出掛けたりヨガをしたりすることでも、血行を促進できます。
夫婦で一緒にウォーキングをして、コミュニケーションを図るのもよいでしょう。
パートナーと話をする時間がなかなかとれない夫婦でも、一緒になにかをしながら行うコミュニケーションを習慣化すれば、自然と会話が増えていきます。

歩くのもツライ日にはカーテンを開けて、日光を浴びるだけでも気分転換できるものです。
ムリなく不妊治療を継続できるように、悩み過ぎない生活を始めてみましょう。

(まとめ)不妊治療によるプレッシャーはどう改善するべき?

1.不妊治療のプレッシャーには気分転換がおすすめです

不妊治療以外のことを考える時間を意識的に産み出し、好きなことをしてリフレッシュします。

生理がきてしまって落ち込んだタイミングこそ気分転換を図り、不妊治療を継続するモチベーションにつなげましょう。

2.パートナーや家族の協力で改善できることもあります

家族の言葉をプレッシャーに感じてしまうようなら、ありのままの気持ちを伝えましょう。

気遣いの言葉も責められているように感じるなど、不妊治療を行っている本人にしかわからないこともたくさんあります。

3.金銭的な負担もプレッシャーを悪化させます

金銭的な負担を軽減するために公的支援を活用する方法でも、気持ちが楽になるケースはあります。

地域独自のサポートが受けられるケースもあるので、地域の担当窓口で調べてみるとよいでしょう。

4.温かい食事と適度な運動はおすすめです

自律神経の乱れから血行が悪くなると、余計に憂鬱に感じがちです。

温かい食べ物を意識的に食事の中に含めたり適度な運動で血行促進したりと、体調の許す範囲でできることを始めてみましょう。

監修医情報

六本木レディースクリニック
小山寿美江医師
こやま すみえ/Sumie Koyama

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経歴
1999年 琉球大学医学部医学科卒業
2000年 東京医科大学病院救急救命センター
2001年 東京女子医大病院腎センター
2003年 緑風荘病院 血液浄化療法センター
2006年 昭和大学病院産婦人科
2009年 昭和大学病院産婦人科 助教
2010年 東京衛生病院産婦人科
2012年 木場公園クリニック勤務
木場公園クリニック 分院 院長
2016年 六本木レディースクリニック勤務
資格・所属学会
日本産科婦人科学会 専門医
日本生殖医学会 生殖医療専門医
日本抗加齢医学会 専門医
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本受精着床学会
アメリカ生殖医学会

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院長 小山寿美江医師