東京都の不妊治療に関する助成金制度
~費用例や注意点について~
不妊治療に関する助成金制度について
主な不妊治療は公的医療保険の対象となり、自己負担は3割となりましたが、長期に及ぶ治療は依然として経済的負担が大きいのが現状です。こうした負担を減らすために、各都道府県が治療費の一部を助成する制度があります。
東京都では、自費診療となる先進医療や卵子凍結に加え、保険診療の不妊治療に対する費用の助成も始まっています。助成の対象となる治療内容や条件、申請方法は自治体ごとに異なります。
お住まいの都道府県や市区町村における助成金制度の有無や内容を事前に確認し、制度を活用して負担を軽減しましょう。
助成金を利用した場合の費用例
助成金は、保険適用の不妊治療における自己負担額や、先進医療(自費診療)の一部を補助する制度が一般的です。
ここでは、東京都の先進医療助成金を例に挙げ、実際にどの程度の負担額になるのかをご紹介します。
※東京都「不妊治療費(先進医療)助成金」は六本木院のみでの
取り扱いとなります。
保険診療(体外受精)+先進医療を受けた場合
- 保険適用の治療
7割
保険負担3割
自己負担- 先進医療
- 10割
自己負担 自己負担額に
対して助成
※上限15万円
六本木院体外受精+先進医療の費用例
- 体外受精の自己負担額
- 120,000円
- 先進医療の自己負担額
- 90,000円
- 自己負担額の合計
- 210,000円
- 東京都の助成金
- ▲150,000円
※自己負担額が15万円を超えるため上限適用
210,000円 - 150,000円 =
自己負担額 60,000円 最終的な
支払金額
※助成内容は自治体によって異なります。詳しくは各自治体のHPをご確認ください。
【種類別】助成金制度を使えるタイミング
これから検査をおこなう方
将来子どもを望む方や、なかなか妊娠に至らず悩んでいるご夫婦は、検査を受けてみることがファーストステップです。身体の状態を把握することで、将来の妊娠・出産に向けた準備が可能になります。また、不妊治療においては、不妊の原因を把握するために検査が欠かせません。こうした検査費用に活用できる助成金制度は以下のとおりです。
検査の詳細はこちら
TOKYOプレコンゼミ
プレコンセプションケア(プレコン)は、将来の妊娠やライフプランを見据えて、日々の生活習慣や健康管理を整える「新しいヘルスケア」の習慣です。女性だけでなく、パートナーと一緒に取り組むことで、より健やかな未来へとつながります。
高度な不妊治療を検討・実施している方
保険診療の生殖補助医療(体外受精・顕微授精)ならびに、併せて実施した先進医療にかかる費用を助成する制度です。2026年4月1日以降に開始した治療で、開始時点での妻の年齢が43歳未満である都内在住のご夫婦が対象となります。
治療の詳細はこちら
プレコンセプションケア(プレコン)は、将来の妊娠やライフプランを見据えて、日々の生活習慣や健康管理を整える「新しいヘルスケア」の習慣です。女性だけでなく、パートナーと一緒に取り組むことで、より健やかな未来へとつながります。
将来を考えて卵子凍結を検討している方
将来子どもを望んでおり、年齢による妊娠機能の低下に懸念がある方にとって、少しでも若く質のよい卵子を凍結保存することは、将来の妊娠に備えるひとつの選択肢となります。卵子凍結にかかる費用に活用できる助成金制度には、以下のようなものがあります。
治療の詳細はこちら
東京都で受けられる
不妊治療に関する助成金制度
東京都で受けられる主な助成金制度と、六本木レディースクリニックで利用可能な制度をまとめています。
六本木レディースクリニックで
利用できる助成金制度一覧
東京都 不妊治療費(先進医療)助成金六本木院
保険診療の体外受精と顕微受精、ならびに併用して実施した先進医療にかかった自己負担分を東京都が助成します。助成の割合は自己負担額の10割(全額)ですが、最大15万円の上限が設けられています。
東京都 卵子凍結助成金六本木院
卵子凍結にかかった費用および保管料の一部を、東京都が助成します。卵子凍結については上限20万円、次年度以降の保管料については、1年ごとに一律2万円が助成されます。
※不妊症の診断後の治療を目的とした採卵・卵子凍結は、本助成制度の対象外です。
港区 卵子凍結助成金六本木院
東京都の卵子凍結助成金を申請し、助成決定を受けている方に対し、港区がさらに上乗せで助成します。1人1回のみ、東京都の助成金額20万円を差し引いた金額に対し、上限10万円を助成します。
※東京都の助成金を受けていない方は対象外です。
東京都 不妊検査等助成事業六本木院・池袋院
保険医療機関で実施した不妊検査及び一般不妊治療(タイミング法・人工授精)にかかった費用の一部を東京都が助成します。
夫婦1組につき1回限り、5万円を上限とします。
東京都 TOKYOプレコンゼミ六本木院・池袋院
東京都では、若い世代を対象に、性や妊娠に関する正しい知識を身につけ、健康管理を促すことを目的としたプレコンセプションケアを実施しています。その一環として、検査を受けて医師から助言・指導を受けた場合、検査にかかる費用について、男女ともに上限3万円まで助成されます。
※令和4年4月1日以降で治療が続いている方はこちらよりご確認下さい。
> (受付終了)東京都特定不妊治療助成金> (終了)特定不妊治療の保険適用に向けた経過措置
東京都で受けられる
不妊治療に関する助成金制度
助成金制度を利用する際は、次の項目に注意しましょう。
●診療内容証明書の作成について
診療内容証明書(助成金受診等証明書)は作成に時間がかかる場合があります。
治療が完了したら早めに証明書の作成を依頼しましょう。申請には期限があります。
●申請期限について
申請期限を過ぎた場合、いかなる理由であっても助成の対象外となります。
申請期限は各自治体の助成金制度により異なります。各自治体のホームページを確認し、早めに申請しましょう。
●医療費控除との関係について
助成金を受け取った金額は、医療費控除の対象から差し引く必要があります。
不妊治療にかかった費用は医療費控除の対象ですが、確定申告をする際は助成金額を差し引いた金額で申告します。
※上記の内容は、東京都の不妊治療費助成事業を利用する場合を主な想定として記載しています。
なお、他の助成金制度についても、申請の流れや考え方は概ね共通していますが、申請期限や必要書類の詳細は制度ごとに異なる場合があります。必ず各制度の公式案内をご確認ください。
当院について / ご予約はこちら
※六本木院、池袋院それぞれ予約フォームが異なりますので、
院をご確認の上、ご予約くださいませ。
監修医師紹介

私たちは「高水準の不妊治療を、多くの患者様に安心して受けていただけるクリニックでありたい」という思いがあります。ご夫婦が働きながら治療を継続できること、そして身体的・経済的負担を最小限に抑えることを大切に診療を行っております。
不妊治療は心身ともに大きなエネルギーを必要とするものです。だからこそ、卓越した技術と最大限の配慮を尽くし、夜間や休日診療などの通院サポートを通じて、その負担を少しでも軽減したいと考えています。
お一人おひとりに最適な治療をご提案し、皆様に「信頼され期待されるクリニック」として共に歩んでまいります。どうぞ安心してご相談ください。
- 経歴
- 帝京大学医学部付属溝口病院勤務
- 母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
- 国立成育医療研究センター不妊診療科
- 緑風荘病院 血液浄化療法センター
- 六本木レディースクリニック勤務
- 資格・所属学会
- 日本産科婦人科学会 専門医
- 日本産科婦人科学会
- 日本抗加齢医学会
- 日本産科婦人科内視鏡学会
体外受精・不妊治療の六本木レディースクリニック


